コヤマシュウ&マツキ タイジロウ、「その輝きを抱きしめて」を熱唱
2015年、結成20周年の日比谷野音公演で圧倒的なファンク・ビートを披露したSCOOBIE DO。その直後、レコーディングに入った彼らは、2016年1月27日(水)にニューアルバム『AWAY』をリリース。「LIVE CHAMP」「アウェイ」「ファンキー獣道」「Na Na Na Na Na」などなど……ライブ・バンドとして20年間やってきた誇りを、アグレッシブなリリックと揺るぎないサウンドで表現した楽曲がつめ込まれている。だからといって根拠のない前向きでポジティブな姿勢を見せたわけではない。彼らは、リズム&ブルースを味方につけて、ダンス・ミュージックで音楽シーンを超えていくという「SCOOBIE DOの21年めの指針」をしっかりと焼き付けたのだ。これからどこへ向かうのか、自分たちが表現するべきことは何なのか。ここにあるのは「アウェイでも闘いつづける決意」と「アウェイをホームに変えようとする意思」だ。アウェイでもファンキーでありつづけること。それをはっきりとリスナーに提示したのだ。それはリスナーが一番求めていたSCOOBIE DOの姿でもある。同時に彼らが堂々とこの作品で意思表示ができたのは、日比谷野音で3時間踊りまくったリスナーがあってこそ。そういう意味では、バンドにとってもリスナーにとってもとても重要な1枚になった。その『AWAY』のなかで、唯一のバラッドとして収録されているのが「その輝きを抱きしめて」。ドラマチックなアレンジで「希望」をうたうナンバーはアルバム後半のハイライトだ。今回、ONE SONGでは、コヤマシュウとマツキタイジロウに、アコースティックギター1本のアレンジでうたってもらった。21年目を駆け抜けるライブ・バンドのバラッドを堪能してほしい。(森内淳/DONUT)
マツキタイジロウとコヤマシュウに訊く「その輝きを抱きしめて」
「その輝きを抱きしめて」は2016年の今いちばん鳴らしたいメッセージソングです。日本だけでなく世界中に解決出来るかもわからないような沢山の悲しみが溢れています。そんな場面に直面した時、今自分が生きている時間は与えられたものであると実感します。「どんな今を残せるか」。自分のために始めたはずのバンドも20年続けると各地に待っていれくれる人が出来て、そんな人たちに喜んでもらえるような音楽を作りたいと強く思います。(マツキ タイジロウ・談)
いま一番歌いたい曲なので歌いました。歌はどんなに小さくとも消えることのない光でありたい、と思っています。(コヤマシュウ・談)