平田ぱんだのロックンロールの話
第12話:ザフーのファーストアルバムの話、その後編!!!
うおおおおおおおおおおおおおTHE WHOの話をするぞTHE WHOの話をするぞTHE WHOの話をするぞぉぉぉぉっぉぉおぉぉおおおおおおお!!!
つーことで冒頭だけTHE WHOと正式英語表記でちゃんと書いてこっからは普通にカタカナで書かせてもらう、ザフーと
カタカナの方が書きやすいし親しみもわくからな
ザフーのファーストアルバムの話、その後編!!!
前編はほとんどファーストアルバムの話ができないまま終わってしまった
ザフーはすごいからな、書くことが沢山あるんだ
たしかメンバー紹介すら途中だったはずだ
ジョンの紹介をしていたらいつのまにかピートの話をしていてそのまま終わってしまったんだった
ピートの話は大体前回で済んだはずだよな?
じゃあ今日はボーカルのロジャーダルトリーの紹介からにしようか
ちゃんと全員紹介しないと気持ち悪いからね
ファーストアルバムの話はその後だ!
ボーカル!
ロジャーダルトリー!
なんかボーカルなのにザフーのメンバーの中で一番みくびられているというか、ほとんどザコ扱いまでされているような気がする男だ
特にザフービギナーにその傾向が強い気がするな
いやいやいやいやロジャーザコじゃないよー
ロジャーすごいよー激しいよー
でもザコ扱いしたくなるザフービギナーのキモチもわからなくはないんだよ
たしかにそう言いたくなる
かつて僕もそうだった
一つ確実にいえることはザフーが凄すぎるってことだ
普通だったらすげえボーカルなのにザフーがすごすぎてなんかボーカルっていう花形ポジションなのに輝けてない!みたいな感じに受け取られがちだよね
なんやかんやいったってボーカルって一番目立ってなんぼじゃんロックバンドって
結局はボーカルの善し悪しですからねロックバンドもまたね
ボーカルがクソならバンドもクソ
当たり前の話
そういう意味ではロジャーはすげえんだよ
ザフーのあんないかれた連中とその身体一つで渡り合ってるんだからな
ザフーの連中は基本ボーカルをたてるなんてことはしてはくれないしな
ボーカルより目立つドラマーなんて本来あってはならないんだ
だがキースムーンの場合それが許されてしまうという
そういう星の下にうまれているのだキースムーンという男は
キースムーンのやらかす騒ぎやいたずらをもしロジャーがやっていたら非難しか受けないことだろう
多分単純にそういう差なんだと思うよ
そういう恵まれた星の下に生まれてきた奴らと渡り合うには相当の努力と強い肉体が必要なはずだ
実際ロジャーはすごく強かったらしい
喧嘩が
身長は164センチと小柄だがとにかく腕っ節が強かったらしい
70年代くらいにピートとロジャーが超仲悪い時あってある日ぶち切れたピートがギターでロジャーに殴りかかったんだけどロジャーは素手でぶん殴ってピートを気絶させたっていうエピソードを俺が読んだことがあるくらいとにかく強かったらしい
ウィキペディアによるとピートは183センチあるらしいからほぼ20センチ背の高い武器をもった相手を素手でのしてしまうくらい強いってことだな
つまりマジで強かったってことだな
そもそもはこのザフーというバンドは学校の一個上の先輩であるロジャーが後輩のジョンとピートを誘って作られたものらしいから最初は当然ロジャーがリーダーで仕切っていたみたいだ
そして意に反することがあると容赦ない鉄拳制裁をメンバーにぶちかましていたらしい
そうザフーで一番不良なのはこのロジャーなのだ
でもファーストアルバムを作った直後くらいにとあることでメンバー全員をボコボコにしたかなんかで自分が作ったバンドなのにクビになりかけて以来しばらく大人しくしていたらしい
その間にメインソングライターであるピートタウンゼントがリーダーの座についてああいったロックオペラだなんだと全てをピートが仕切ったアルバムを作るようになっていってしまったみたいだ
でもロジャーはリーダーの座を失ってからは逆にピートが完全に仕切るロックオペラとかの作品でいわれたとおり歌い続けていく間に演じるという楽しみを覚えたと言っている
それまでは憧れの黒人歌手の真似をしていただけだけどボーカルとしての自分のオリジナルをみつけた!みたいな感じになってどんどん演じる喜びに目覚めていってだんだんほんとに映画とかテレビとかの俳優の道にすすんでいったりしたみたいだ
いやいやいやいや
だめだ、こんなペースで書いていてはいつまで経ってもザフーのファーストアルバムの話ができない!
もうダメだ!
唐突に今回のテーマであるザフーのファーストアルバムの話をしはじめよう!
まずはなにから話そう
とりあえずはあれか、
家に盤で持ってなくてはならないという前々回くらいから唐突に加えられた新ルールにのっとって話をするか
ザフーのファーストアルバムは家にアメリカ盤のCD一枚とアメリカ盤とイギリス盤のレコードが一枚ずつ、つまり計三枚持っている
だから余裕でセーフだ
アメリカ盤とイギリス盤の違いはジャケと収録曲の一部が違う
ジャケはアメリカ盤だと地味だ
なんでこの写真にしたんだ?って疑問しか生まれないくらい地味だ
イギリス盤はすげーかっこいい
いや別にそんなにかっこよくないかもしれないけどロックンロールバンドのファーストアルバムのジャケ感が出ている
上からメンバー四人をとらえた写真だ
つまりビートルズのファーストアルバムのジャケと逆のシチュエーションだ
カメラを四人ともつったって見上げている
それがなんともかっこいいんだ
ザフーは全員別にそんなイケメンってわけじゃないしスタイルもいいってわけじゃないんだけどこのイギリス盤のファーストアルバムのジャケ写はなんか、かっこいいのだ
さっきもいったけどファーストアルバムのジャケ感が出ているのだ
映り込んだのか計算で映し込んでいるのかわからんけどなぜかメンバーと一緒に映っているドラム缶までかっこよく感じる
絶妙な配置でそこにあるような感じがする
ザフーってバンド名とマイジェネレーションってアルバム名が上と下に赤と青で表記されている
そのロゴと色感もなんかかっこいい
なぜか、かっこいい
聴く前からなぜかよくわからないけどかっこいいっていうのはファーストアルバムにとっても重要な要素だ
そう思った理由を明確に述べられなければないほどいい
ザフーのファーストアルバムはそういう意味で合格、合格なんだ
でもアメリカ盤のファーストアルバムのジャケは全然よくないね
まったくファーストアルバムらしくない
でも長年CDではこのアメリカ盤の方しか手に入らなかったらしい
それはこのアルバムのプロデューサーであるシェルタルミーと途中でもめて決別したかららしい
英国盤の権利はシェルタルミーが持つとかいう契約になっていたらしく1967年に発売元のブランズウィックが倒産してからは2002年に和解するまでずーっとシェルタルミーが持っていたからとかなんか色々でCDで発売できないでいたらしい
でもアメリカ盤との曲の違いは実質一曲くらいだし曲順もそこまで違わないからまあこれでいいかっちゃいいって感じではあるんだけどでもやっぱ英国盤のかっこいいジャケとラストをジオックスで締めるバシッとした選曲の方が絶対いいよねーってのは今だからこそ思うことか
つーかこのファーストアルバムは2002年にようやくシェルタルミーの許可が下りたかなんかでついにCD化!ってなったんだけども途中で決別してるからかなんだかよくしらんけどシェルタルミーが権利持ってるマスターテープがギターとかボーカルとかの重ねものされてない状態のやつなのよ
それを元にリミックスしてステレオバージョンで発売したもんだから音は現代技術でよくなったはよくなったのかもしんないけど既に耳に馴染んでるマイジェネレーションとかキッズアーオールライトみたいな有名曲なんかは特に重ねもの入ってないからすっげえ物足りないわけよ
当時このファーストアルバムはモノラルで発売されてんだけどそもそもステレオで出す気がなかったのかなんなのかテープの上にそのまま音重ねたモノラル音源しか存在しないらしいんだ公式発表されてる音源は
だからステレオにリミックスするにはシェルタルミーの持つマスターテープを使うしかないとかなんとかな話みたいだけど詳しいことはよくわからん
大人の世界のことはよくわからん
ということでこのザフーのファーストアルバムのステレオミックス盤のCDはあんましオススメしないっていうか僕は当時友達が買ったやつを聴いて買うのをやめたほどだ
パソコンには勿論入ってるけどね
今は英国盤のCDはモノラルのやつも出てるみたいだからそっちを聴いた方がいいよ
でもこの2002年に発売されたステレオリミックスのやつは二枚組のデラックスエディションだったからこの当時録音されたけど収録されなかった曲が沢山入っててそれを聴けるという特典があるからその点はオススメだ
ほとんどカヴァー曲だけども
このファーストアルバムってこの当時のロックンロールバンドのファーストアルバムにしてはカヴァー曲の割合がすごく低いんだ
たった三曲しかカバー曲が入っていない
でも最初はもっとカバー曲の比率が多かったみたいなんだ
でも業界向けの先行視聴?みたいなやつでオリジナル曲が少ないって酷評だかなんだかをされて今現在の収録曲にかえられたらしい
その辺の事情はよくわからん
で、そのはずされた曲がこのボーナストラックできけるって考え方でいいのかな?
リーヴィングヒアとか超絶にかっこいいよね
Leaving here – The Who
のちに公式発売されるレア音源集アルバムオッズ&ソッズに入ってるバージョンとはまた違うテイクだ
元曲のエディホーランドのバージョンとかきくとビックリするもんね
なんでこんな呑気系ナンバーをこんなかっこよく演奏する気になったんだろうって普通に思う
Eddie Holland – Leaving Here
ザフーは滅茶苦茶カバーセンスあるよ
ビートルズくらいカバーセンスがある
だからもっとカバーが沢山のファーストアルバムでもよかったかもしんまい、とちょっぴり思ったりもする個人的に
ザフーはライブバンドだからな
カバー曲でこそその本領が発揮されるってとこがなくもない
ヤングマンブルースとかモーズアリスンの原曲きくとなんでこれをこうしようと思ったのかって素直に疑問を持つもんなあ
でもまあこのファーストアルバムの発売は1965年の12月だからな
ロックに対して批評が割り込んでくる頃だ
仕方なかったのかもしれん
1965年っつったらあれだ、アメリカが北ベトナムに爆撃とかはじめる年だ
こっからしばらくするとだんだんロックは戦争反対だとかラブアンドピースだとかクソ関係ないことに付き合わされることになっていったりしてなんか状況が変わっていったりもしたらしいからそうなる前に発売されてよかったザフーのファーストアルバムが
煩わしい世界の事情の影響を受けることなくかっこいいファーストアルバムをザフーが作れてよかった
おかげで五十年後にこうして楽しむことができている
ララララララッキー
でもこのファーストアルバムは権利関係やらバンド内のメンバー間の不和なんかであんましいい印象がないみたいだバンド的には
嘘だろこんなにかっこいいのに!
つーか誤解を恐れずに書くならばザフーのアルバムで本当にかっこいいのこのアルバムだけだ
僕の大好きなロックンロールバンドの基準に基づいて話すならばだけども
四人の若者が集まってやっている!って感じがする
ピアノとかでセッションマンが参加してるやつもあるにはあるけどでもやっぱり塊で攻めて来る音の本質は四人の若者って感じがするよ
だってまず一曲目のアウトインザストリートのギンギンさときたらないぜえ?
ロックンロールバンドのファーストアルバムの一曲目にこれ以上ふさわしいナンバーがありましょうか?って感じ
ちゃらららららーんってギターがなってボーカルが「アウト!」っていってんのかどうかよくわかんないけどあの最初の一声がもうなんだかよくわかんないけど超絶にかっこいいよね
ただ叫んだだけなのになんでこんなビリビリの予感がかけめぐるんだ!?って感じだよね
そして一気にバンドがせーの入ってきたらもう飛び跳ね、飛び跳ねでしかねえよこんなゴキゲンな演奏はよ!
実際には俺のカラダのどこも飛び跳ねていないようにみえるかもしれないけど、飛び跳ねているんだ!
絶対にどこかしらは飛び跳ねている、
宇宙規模でみたら俺はアウトインザストリートを聴いているときに飛び跳ねているという現象に数えられているはずだ
もしも実際に、誰にでもわかる形でこの曲に合わせて飛び跳ねたとしたら、、多分最低でも俺、月まではいくと思う、
だから、僕はこのナンバーをきいてわかりやすく飛び跳ねたりはしないんだ
そんなことをしたら月までいってしまって空気がなくて死んでしまうからね
きっとそうなるはずなんだ!
このように一曲目からザフーのファーストアルバムはすげえことになっててあぶねえから気をつけろ!
マチガイナイ
二曲目はアイドントマインドというジェームズブラウンのカバーソングだ
このファーストアルバムはなんと三曲のカバーソング中二曲がジェームズブラウンのカバーソングだ
アメリカ盤だとボ・ディドリーのカバーソングがはずされてるからその場合ジェームスブラウンのカバーソングしかやってないってことになるな
数ある収録カバー曲の中からこの二曲が残ったのはきっとボーカルのロジャーの趣味だろうな
ジェームズブラウンカバーソングを歌ってる時のロジャーの歌声はどこか楽しげだ
すっげーどうでもいい話なんだけどこの二曲目で「優子の娘?」って空耳箇所あるよね
箇所っつーか何回も出て来るけど
これ空耳アワーに送ろうかなってここ10年くらい思ってんだけどめんどいから誰か代わりに送ってくれていいよ
採用されたら教えてねはーと
The Who – I don’t mind
で、三曲目はピートのオリジナルか
つーかカバー曲以外このファーストアルバムは全部ピートが作詞作曲だ
ビートルズはジョンとポールの二人で制作、ストーンズもミックとキースの二人、ビーチボーイズも作曲はほとんどブライアンウィルソンだけど作詞は一切してないってこと考えるとピートタウンゼントのこのファーストアルバムから収録曲の大半の曲を作詞作曲ってかなりすごいと思うよ
しかも全部完成度が高いときたもんだ
確立してるもんなこのファーストアルバムの時点でほとんど
これが豪華になったり長くなったりしていくだけだもんな基本的に
三曲目はとりあえずロジャーのボーカルが低音気味のボーカルがいいよね
ロジャーは低い声あんまし得意じゃなさそうだけどこういうのも一応できるぜって幅の広さをみせつけてきていていいよね!
そもそも作曲者のピートが基本声のキーが高いからな実は
背がでかいくせにな
いやデカイ人って声も低いって印象あるじゃん?
でもそういう意味でキーが同じとこがきもちいい二人だったということで実は相性が最初からバッチリだったんじゃないかって説もあるな
ちなみに一番低い声が出せたのはベースのジョンみたいだ
セカンドアルバム収録のボリスのクモ野郎っていうジョンエントウィッスル作のナンバーがあるんだけどそれの「ぼーりすざすぱいだー」って低音部分のボーカルがジョンが歌ってるらしいんだけどそことか超絶低いもんね
ザフーのセカンドアルバムはファーストアルバムと打って変わってメンバーそれぞれが曲をつくったとかの内容で中々色々違う意味でぶっ飛んでいるのでファーストアルバムが気に入ったなら是非きいてみるといいよ
いやいやいやいや、ちがう!
もっとどんどんガンガンザフーのファーストアルバムのように書き進めていくんだった!
そうしないと終わらない!
セカンドアルバムのことなどしるか!
四曲目!
ラララライズ!
コレ最高!
とにかくキースのドラムがポップだ!
こんなにポップに響くドラムは聴いたことがない!
まるでウタだ!
常にウタが二つ流れているかのごときだ!
このナンバーにはメインボーカルが二つだ!
これぞサイ&コー!
次!
五曲目!
マッチトゥーマッチ!
わりいけどこれの次があのマイジェネレーションだからごめん飛ばす
だってこのペースじゃ一万文字に収まりそうもねえんだもんよ
致し方ねえ!
つーことで六曲目はあの、マイジェネレーションだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
さっきからファーストアルバムって書いてるけどこのアルバムのタイトル「マイジェネレーション」だからね
ザフーのサードシングルでもある
The Who – My Generation
この曲が全英二位を記録したことによりザフーはこのアルバムを作ることになったらしいぞ!
このウタは当時のっていうか現在まで続くモッズのアンセムソングになっているらしい
モッズとは何か?
モッズっていうのはモダンズのことで訳すると今風、ナウいってやつのことだ
今の若者は今風とかナウいなんて言葉は使わねえか
まあモッズも似たようなもんだ
60年代初期から中期にかけてくらいのの流行りみたいだな からな
それが何度かリバイバルされて伝わっていってモダンでもなんでもねえ懐古主義の型にはまりきったただのファッションスタイルとして残ったって話みたいだ
だから正確に言うと60年代のモッズと現代のモッズは外見は同じだけど中身は違うってことになるな
60年代のモッズってのはカンタンにいうとロンドン辺りの貧乏な兄ちゃん達が平日ヒーコラ働いてその分週末だけ稼いだ金を全部流行の服やバイクにあててかっこつけまくって覚せい剤やって疲れ知らずでダンスホールでリズムアンドブルースとかで朝までガンガン踊りまくるってカルチャーってことに俺の中でなっているけど本当のところはよくしらない
そら俺は60年代のロンドンの若者じゃないからしらないよ
まあそんなモッズってカルチャーに売り込みをかけていたんだな最初ザフーは
ザフー自体は全然モッズじゃなかったんだけど最初のマネージャーのオトコがゴリゴリのモッズだったらしくてな
これからはモッズだ!っつってザフーって名前をハイナンバーズっていうモッズ風のバンド名にかえさせてモッズが集まるダンスホールとかで演奏させたりしてシングルも出したんだけど全然売れなくて「馬鹿野郎全然売れねえじゃねえか!」っつってそのマネージャーはクビになったらしいけどそういうモッズカルチャーの真ん中にクビをつっこんだことによってこの曲のインスピレーションが生まれたとか生まれてないとからしいぞ
この当時のロックンロールバンドなんかまだまだ基本ラブソングばっかだったみたいだからね
1965年つったらディランがエレキギターもってロックの方向に攻めてきたりバーズの登場とかでアメリカじゃあフォークロックとかいうジャンルが誕生したりなんだりでロックに言葉による表現の幅がぐっと広がる頃だけどまだまだ世間のロックソングはラブソングがメインだったみたいだ
いやラブソングは素晴らしいものだよ?むしろラブソングが一番いい、ただ、こういうマイジェネレーションみたいなロックソングは当時まだまだ珍しかったらしいって話さ
歌は大体こんな感じだ
↓
「世の中が全員で俺をダメ扱いして邪魔してきやがるそれも問答無用でだ!
だから俺は年寄りになる前に死にてえんだよ!
これは俺たちの世代、俺たちの世代の話をしているんだよぉぉぉ
わかるか?!
なんであいつら今すぐにでもきえちまわねえんだよぉぉぉぉ!俺はもうどうでもいいんだぜコノヤロー!俺は別にビッグセンセーションとか起こす気は全くねえんだよぉぉ、ただ、ただよぉ、おれの、おれたちの、マイジェネレーションってやつの話をしてるだけなんだよぉぉぉぉ!
これが俺の世代、英語でいうとマイジェネレーションなんだよコノヤロー!!!」
とうたってからの
間奏
ここがすごい最高なんだ
2002年発売のステレオリミックスCDではここのピートの重要なギターがまるまる入ってないからかなりの問題だ
だがそれでもこの間奏のジョンの最高のベースソロはきけるからセーフだ
ここがもう最高にかっこよくてもう明日にでもベースを二三本かってきて日夜練習に励みたくなるくらいかっこいいんだ
是非きいて何度か悶絶してみてくれ
そしてそれを経ての二周目はウタも演奏もいっそうテンションをあげていきいっきにクライマックスの「これが俺たちの世代!マイジェネレーションだばかやろー!このやろー!」っていいまくってこのナンバーはフェイドアウトして終わっていくんだ
アウトロあたりじゃあ「もう我慢できない!」といわんばかりに一気に演奏が加速してちょーかっこいいんだぞうぅぅ?
どうだー、読んでいるだけでかっこいいだろう?
ききたくなっただろー?
ちなみに歌詞部分はテキトーな意訳だから鵜呑みにするな?
はっきりといっておくがおれは英語が話せねえ
そもそもロックバンドの一員の言ってることなんかハナから基本的に信用するな
いいな!
そんな感じのマイジェネレーションをもってザフーのファーストアルバムのレコードのA面は幕を閉じるでごんす
そして裏返してB面一曲目は、あの、
キッズアーオールライトだぁあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
The Who – The Kids Are Alright
このアルバムで最もメロディがいいナンバーといいきって差し支えないはずだ
歌っている内容もいいんだこれが
「あのコのことすっげかわいいとおもってっしすっげ好きだけどもよ、でももう俺もうすぐオトナだしよ、もうこういうとこで遊んでるって年でもねえのよはっきりいって、うん、もうあのコのことは、あいつらに任そ、うん、あいつらならまちがいないよ、うん、その方が安心、年相応、その方が絶対あのコのため、うん、そう、普通にそう、絶対そう、マチガイナイ」
みたいな内容のはずだ
なんか色々な意味でせつないよね
でも一応いっとくとこれはさっきのマイジェネレーションよりもさらに歌詞に沿うことをやめて俺個人の中で意訳しまくったものだから決して鵜呑みにするな
ロックバンドの一員の書くことは信用するな!
いいな!
とにかくずっと自分にいいわけしていいきかせてるみたいな内容のウタだ
これもきっとモッズのパーティーで演奏している時に思いついたアイディアのはずだ
そうでなくてもそうであってほしい
パーティーの壁際の端っこの野郎の心情に着目するあたりがピートタウンゼントっぽいよなあ
これと同じ内容のウタを最近だとアークティックモンキーズのアレックスターナーがよくやる気がするな
パーティーとかにでかけるくらいは行動力も人脈もあるけど実際その場では今一歩混ざりきれない微妙な壁際の心情ってやつだな
つーかこれモリッシーか?
でもきっとザフーが元祖だ
キッズアーオールライトの主人公は別にパーティーの壁際ってほどではない感じもするけどな
この絶妙なもどかしさ、これだけで三万文字かけるくらいの話ではあるからもうやめよう
だってもうすぐ一万文字行きそうなんだもの
別に一万文字超えたら前後編にわけるってルールなだけでもう後編だし気にするこたあねえんだけどもよ
でもよお、ここまできたら一万文字におさめたくなるのが人情ってもんじゃないねえ?
つーことで終わり
うん終わり
ロックンロールなんか語るもんじゃねえんだ
特にザフーはそうだ
文字を書けば書くほどザフーの本質から遠ざかっていっているような気がするよ
でも文字を書けば書くほど本質に近づいていけているような気もするというところがザフーはこわい
でももう無理だ
今日はここらへんが限界だ
ザフーは知性と野性が二つ同時に存在しすぎている
それは四人組ロックンロールバンドだからだ
同じ四人組でもザフーは全員主役すぎるんだ
作用し合いすぎている
ザフーは単純で複雑だ
その凄まじい爆発によって世界各地にふきとんで散りばめられた秘密を一つ一つみつけてそしてそれらを関連づけて再構築しようとしなければならない魅力の深みをもっていながら、ひとたび彼らが演奏している映像なりを眺めてしまえばそんなもんははじめからなかったかのごとく真実に即近づけてしまえるわけで、つまるところが私はただそれを語り伝える為の手段、方法、それをみつけるのが大変だというだけの話なんだ、それだけなんだ
きっと前後編に分けた割には内容がないような気がするな?なんてことをキミは思うかもしれない
だが、それこそがザフーなのだ
爆発すぎて語ることができない
それと同時に爆発でしかないがゆえに全ての意味は瞬時に過去に置き去りにされ、無限とも思える語りの余地を生む、それがザフーだ
悔しい、ザフーを語りきれないことが!
くっそおお、
もうこうなったら映画キッズアーオールライトのラストシーンである無法の世界の演奏シーンを鑑賞してねてしまおう!
グッナイおやすみまた明日!
いや明日なんかない
この連載は月に二回更新のはずだ
次はまた二週間後くらいに読めるはずだ!
とにもかくにも読んでくれてありがとう!
助かる!
おかげでまだ書けそうだ
つーかすぐ現代までつくと思ったらけっこうなげえな道のり
次はまだ60年代のままかな
ファーストアルバムを盤で持ってる組の中から時系列で探ると次はスモールフェイセス、もしくはジミヘン、はたまたフランクザッパ?みたいな感じで次回のことなんかしらねえ
とにかくザフーは最高
それだけが言いたいだけだ
そんな最高のザフーのファーストアルバムのラストナンバーthe oxを最後にユーチューブで貼って終わろう
それが一番!
いやユーチューブは俺が貼ってるわけじゃなくてロックイズ側のナイスな判断でその都度貼られてるものだからこの下に本当にザフーのファーストアルバムのラストナンバージオックスのユーチューブ音源が貼られているかわからないけんどもよ
もしかしたらユーチューブにありませんでしたなんてこともない話ではないからな
いつまでも、あると思うな親とユーチューブ音源、ってな
つーことで唐突にじゃあな
また次回をまちわびてください
アデオス&アデオス
ひやっほーい!!!