THE BOHEMIANSの平田ぱんだがロックンロールのレコードを紹介するコーナーです。

平田ぱんだのロックンロールの話

2017/4/12

第13話:スモールフェイセスの!ファーストアルバムの話!

スモールフェイセスの!ファーストアルバムの話!

どうだ大分いつもよりもスッキリとはじまっただろう?

いやあ前回前々回のザフーのファーストアルバムの話が長過ぎたからな

好きなロックバンドのファーストアルバムの話をするんだからそら当たり前といえば当たり前なんだが、毎度毎度長いのも読む方も書く方も疲れるから今月は初心に戻って短い文章で行きたいとおもっちょる

つーことでしくよろ

 

ところでスモールフェイセスをしってるかい?

スモールフェイセスはイギリスのロックンロールバンドだ

1965年の末頃にロンドンに登場したアイドルグループともいえる

全員身長160センチ台で小柄だったからスモールってつけたんだそうだ

どうだなんだか現代日本のアイドルグループにも通じる要素があって素敵だろう?

でもスモールフェイセスはアイドルグループといってもビートルズやストーンズと同じで現代日本でイメージされるあの少女達からキャーキャー言われる要素もありながらもそれでいて健全な少年達の股間をもっこり膨らませる効果も生みそうな謎の衝動的魅力を兼ね備えたとんでもない連中なのだ

ロックンロールバンドとはいつだってそんな少年少女の不埒と純粋のど真ん中に陣取ったけしからん連中だ

スモールフェイセスが登場した頃の1965年から1966年くらいはそんな奴らがロンドンではでかい面をして歩いていたというから大変だ

しかもそいつらはロンドンのみならず、当時のイギリスの主要都市というか全域、を軽く飛び越えてドイツやらアメリカやら、そして僕らの国日本にまでも異常発生していたらしい

 

なんてことだ!

 

現代日本からじゃ想像もできない!

異常事態すぎる!

全てのはじまりはビートルズがロックンロールを復活させてしまったからに他ならない

しかもロックンロールバンドという形態で集団でかたまりで攻めて来るという手法まで確立させてしまったからさあ大変だ

それまではロックンロールを気に食わない勢力は一人のスターを潰せばそれでよかったんだ

でももうそれぞれがそれぞれで徒党を組んで攻めてくるんだ

恐ろしい勢いに決まっている!

そして当時の大人達は、

「数が多すぎる!数えきれねえ!もうだめだ!第二次大戦後のベビーブームで増えに増えた若者達がそこら中でドカドカうるせえ!つーかもうカルチャーそのものになってきている!?え?モッズ?スウィンギングロンドン?え?今度はなに?ブルースロック?サイケ?なにそれ!あーもういいですわ、いちいち理解すんのがめんどくせえ!お好きにどーぞー」

という感じになったみたいだ

いやしらんけど

当時まだ生まれてなかったんでね

でも日本初のロックンロールファーストアルバムとされるザ・スパイダースの「ザ・スパイダーズアルバムナンバーワン」が発売されたのもこの頃だな

こんな極東の島国にロックンロールファーストアルバムを発生させたくらいだからそれはもう熱い熱い時代だったと想像できるな

そんなロックンロールバンド異常発生状態の有象無象がひしめく世界の中で、この時代のロックンロールバンドの空気感を最も端的に現しているような気がするのがこのスモールフェイセスのファーストアルバムだ

1966年頃のファーストアルバムの中で、人気実力ルックスかっこよさロックンロール度アイドル度単純に個人的好みなどなど多方面検証した結果、スモールフェイセスのファーストアルバムがそれだ!ということになったのだ

かなり乱暴な結論だが、致し方ない、とにかくこの時代はロックンロールバンドが多すぎる

この時代最もヒップな行為はロックンロールバンドを組むことだったみたいだからな

それに加えて第二のビートルズ、ストーンズを探せとメジャーのレコード会社達がしのぎを削り合いたいしたことないバンドもシングル一枚くらいは作れたみたいだからもうデビューしてる奴らだけでもすっげえ存在するみたいなのだ

挙げ句の果てにはもう売れそうなグループ作っちゃえってアメリカのテレビ番組でモンキーズとかいうバンドまで作られて超人気者になっちゃったりした始末らしい

この頃発売されたロックンロールバンドのレコードの種類が多過ぎてこの頃のあんま有名じゃない奴らの音源発掘ばかりを生涯に渡ってしてしまっているガレージロックマニアみたいな連中も現代には沢山いるみたいだ

日本の第一次ロックンロールバンドブームであるグループサウンズブームのレア盤に関しては海外の奴らの方がむしろ詳しいみたいな状況も90年代辺りにはあったらしい

本を正せば全部ビートルズのせいなのだが、この頃のビートルズはもうロックンロールなんかとっくに飽きちゃって次の次元へ突入!みたいな感じになりだしてるからこの時代のロックンロールバンドの代表にはならない

この時代のロックンロールバンドサウンドの代表を引き受けるのはスモールフェイセスのファーストアルバムしかいない!

スモールフェイセスはこの時代の最大のロックンロール中心地ロンドンでモッズをターゲットとして売り出されてスターになった奴ららしい

同じ手法で売り出されてスターになったザフーと違うところはスモールフェイセスの連中がガチでモッズだったってことらしい

モッズってのは当時のロンドンの若者の連中で流行ったカルチャーだ

主にファッションに特化した文化で基本的にイタリア製のスーツやバイクとかのって貧乏なのに頑張ってかっこつけるみたいな感じだったみたいだ

そういう若者の文化の爆発をターゲットにしていたロックンロールバンドは実は沢山いて有名なやつだとクリエイションとかアクションとかイギリスのバーズとかあたりみたいだけど一番人気あったのがスモールフェイセスだったらしい

ちなみ東ロンドンの方で人気だったんだったかな?

西だっけ?

英語の西と東ってどっちがどっちだかわかんなくなるよね

もっとはっきり違う言葉にして欲しかったわ

で、その反対の西のモッズ界隈の人気ナンバーワンがあのザフーだったらしい

つまり、あのザフーのライバルだったってことか?

あのザフーの、ライバル?!

ぜぜぜ、絶対すごいなそれは、、

唐突にきいてみよう!

再生ボタンを、

ぽちっとな

Small Faces “Shake”

シェイク!!!!

 

問答無用

シェイクでしかない!

サムクックの死ぬ間際に出したラストシングルのカバーだ

これが、かっこいい

かっこいいのだ

なんともいえず、かっこいいのだ

とにかく、かっこいいのだ

やる気に満ち満ちている

そもそもやる気がないとカバーソングなどしてはいけないのだが

スモールフェイセスはやる気がすごすぎてはみ出している

あんまりはみだすからこっちはドキドキだ

 

いいぞ!

 

これの歌はメインボーカルのスティーブマリオットじゃなくてベースのロニーレインがやってんだよな

でもその後のロニーレインを知っているとこんなにやる気満々でかっこよく歌えたんだロニーレインって!ってなるよね

ロニーレインの生涯を知っとくとこの一曲目シェイクの歌の激しいやる気っぷりも少しばかり愛おしく思えるからオススメだ

この頃は彼もまたロックンロールの魔法にとりつかれていたんだろう

 

いいぞ!

 

そうだ、メンバー紹介をしていなかったな

あんま頑張るとまた長くなるから手短にいこう

ギターボーカル!スティーブマリオット!

ベースボーカル!ロニーレイン!

キーボード!イアンマクレガン!

ドラムス!ケニージョーンズ!

この四人だ!

 

いいな!

 

どうだ手短かだろう?

ロックファンなら全員スモールフェイセスのメンバーの名前はいえるはずだ

いえなかったらモグリだ

 

多分

 

今日は短いからどんどんいくぞ!

二曲目!

カモンチルドレン!

Small Faces – Come On Children

 

作曲名義がメンバー全員のギンギンにハードなナンバーだ!

ここでようやくメインボーカルのスティーブマリオットの激しいシャウト歌声がきける!

スモールフェイセスの最大の魅力はなんといってもこのマリオットのシャウト歌声だ

とにかくすげえ迫力なんだ

この時代のロックンロールバンドのボーカルで一番すげえ迫力ボーカルは間違いなくスティーブマリオットだ

同時期で肩を並べられる奴がいるとしたら、おそらくスペンサーデイビスグループのスティーブウィンウッドくらいか

奇しくも同じスティーブだ

ウィンウッドも白人なのにすげえ黒くて激しい歌声だ

どっちも最高!

そしてこのナンバーはスモールフェイセスのやりたいこと一気に全解放って感じで四人で鳴らし合いまくって大変な火事だ

カモンチルドレン!ってマリオットは他のナンバーでもかけ声いれてたりするからよっぽどお気に入りのかけ声なんだろう

スモールフェイセスの連中のやりたいことがつまりまくったお気に入りのイヤリングナンバーだきっとこれは

そして三曲目はユーベタービリーブイット

Small Faces – You Better Believe It

打って変わってメロディアスでポップなやつだ!

作者はリンチとなんとかって二人の奴の名義になっている

僕はスモールフェイセスのファーストアルバムを昔のレコードでしか持ってないから当然ライナーノーツなんかついてないのでこの作者が誰なのかはしらない

スモールフェイセスは60年代にヒットしたグループだけど日本で紹介されるようになるのは90年代になってかららしいからな

でもシャラララリーっていう曲がヒットしたことを受けて制作されたアルバムのはずだからリンチってのはシャラララリーの作者のケニーリンチのことで間違いないんだと思う

シャラララリーはスモールフェイセスのサードシングルにして代表曲だけどセカンドシングルが全く売れなかったから三枚目はすべれないってことで外部の作曲家に依頼したらしい

だからまたアルバム用のもお願いしますって頼んだんだと思う

だってリンチってクレジットされてるのが三曲もあるもんこのアルバム

しらんけどきっとそうさ!

ちなみこのケニーリンチって人は歌手でもあってレノンマッカートニーの曲をビートルズ以外で世界ではじめて歌ってレコード出した人ってことで一応有名らしいよ

スモールフェイセスの奴らは本当は二曲目みたいにギンギンのリズム&ブルースとかがやりたいんだけどマネージャーからポップなのやらんといかんって無理矢理やらされているところもあったらしい

だからヒット曲のシャラララリーとかちょっと嫌々やっていたらしい

でもスモールフェイセスの魅力ってあのポップなナンバーをギンギンに演奏してマリオットが黒いシャウトをして生まれる境目のスパークが最大の魅力だと僕は思ってるからわかんないもんだよね

結局ポップな曲やらされて嫌だからってその時のレコード会社のデッカをやめてストーンズのマネージャーのオールダムが作ったイミディエイトってレーベルにうつっちゃうんだけど急にいきなりやめたから元のレコード会社のデッカが勝手に出したセカンドアルバム的立ち位置の編集版アルバムのフロムザビギニングってのがあんだけどそれは比較的ポップな曲ばっか入っててむしろそっちの方が好きな夜がないこともない

ヘイガールとかマイマインズアイズとかオールオアナッシングとかさ

絶対こっちの方が好きじゃんみんな実際

でも真っ黒で攻めたてるナンバーも好きだよかっこいいから

スモールフェイセスはそれができる

やっぱロックバンドはかっこよくてなんぼだからね

でもこれは現代まで通ずる難しいバランスの話だよね

重要なのはポップか、ロックか

みたいな

でもスモールフェイセスファンの間ではデッカ時代とイミディエイト時代どっちが好きかって話題によくなると思うんだけど僕はやっぱデッカ時代かな

だめだまたファーストアルバムと関係ないこと書き出してる

 

今日こそは短く終わるんでえ!

もう全曲おっかけるのをやめよう

ピンスポットでいこう

次にこのアルバムでとりあげるべき思い入れのあるナンバーは、

B面二曲目、CDだと八曲目のオウンアップタイム!

これもかっこいいんよ

これは作者がマリオット、レーン名義になっている

スモールフェイセスの作曲名義はこの二人の連名が多い

どういう分担で作ってるとかはわかんないけど

基本的にロニーレーンが作ってるんだと勝手に思ってるけど、しらんけど

で、このオウンアップタイムは僕の所属するボヘミアンズってロックバンドでよく演奏していたんだ

インストナンバーなんだけどさ

キーボードが効果的に使われているナンバーだからキーボードがいるバンドにはうってつけなんだ

2010年くらいまで一曲目によく演奏してたかな

インストナンバーで僕はやることないからこの曲をバックに登場していたのさ

待ってる客なんか当時ほとんどいなかったからあんまたいした効果も生んでなかったけどね

そんなおもひで

Own Up Time – Small Faces

 

あとはB面三曲目のユーニードラヴィングか

これもメンバーが攻めたて合う長めのブルース系ナンバーだ

これはレッドツェッペリンが胸いっぱいの愛をという邦題がつけられた曲で真似したということで知られている曲だ

真似したことはツェッペリンも認めているらしい

でもこの曲自体がマディウォーターズの曲のパロディとしてやった曲だったらしいんだけどレッドツェッペリンはそのオリジナルの曲の作者のウィリーディクスン側から訴えられて金を払ったりしたけどスモールフェイセスは別になんのおおとがめなしで作曲名義そのままという微妙な話になっているらしい

はっきりいって僕はそういわれて聴いてもなんか正直よくわからないんだけんどもなんかそうらしい

でもレッドツェッペリンのボーカルのロバートプラントはスモールフェイセスのおっかけをやっていたこともあるらしいよ

ロバートプラントの歌い方ってスティーブマリオットの影響を受けている気がするもんね

あの高いキーでソウルフルに歌うみたいな

だからスモールフェイセスはイギリスハードロックの一番最初のバンドといえなくもないとなっているらしい

そして次は飛んでB面ラスト曲シャラララリー!

Sha La La La Lee – Small Faces (HQ)

 

ぶっちゃけ僕が本当に好きな曲は一曲目のシェイクと最後のシャラララリーだけです

つーかシャラララリーが好き

こういうポップな曲を頑張ってかっこよくやろうとしている時のスモールフェイセスのサウンドが一番好きだ

スティーブマリオットが歌えば基本なんでもギンギンになる説もある

自分の思い出の話をすると初めてステージ立った時やった曲でもある

まだキーを合わせるとかしらんからなんかこんな呑気な感じのウタのわりにキーが高いしああいう風にソウルフルに全然歌えないなあって思いながら頑張って歌った記憶がある

スティーブマリオットは声が高いからな

この時期はまだ黒人に憧れてノド締めてギーって歌ってるけどこの人本来高くて細い声の人っぽいもんな

でもその迫力出すぞ!っていうかっこつけているところがいい効果を生んでかっこよくなってる気がする

 

そんな感じ

 

 

終わってしまった

 

前回前々回のザフーの話との文章の熱量の差を感じるか?

それはまあ、しゃーない

だってここだけの話、僕そんなにスモールフェイセス好きじゃないもん

 

いや好きだよ?

 

大好き

 

だって超かっけーじゃん

でもかっけーだけだともいえる

はっきりいって笑うとこ一切ないじゃんスモールフェイセスって

僕実は笑えないロックンロールバンドがあんまし好きじゃないんだ

ただかっこいいだけみたいなのがほんとコドモの頃から苦手でしてね

ほら当時同じくモッズのアイドルとされてたザフーとか超笑えるじゃん?

ああいうのが理想のロックンロールバンドなんだ

ただかっこいいだけの奴らは正直物足りないね

なんかマジでモッズだったとかなんとかいっちゃったりしてなーんかスモールフェイセスってガチっぽいんだもんなあ

ギターボーカルのスティーヴマリオットなんかアイドル扱いされるのが嫌で音楽で勝負したいみたいな感じになった末脱退したみたいな話もガチすぎてひくよなあ

その後スティーブマリオットはデコとアゴが急速に成長してお前のどこがアイドルだってルックスになるわけだけど、あのカオの変化っぷりすらもアイドルとしてみられるのが嫌だという想いのチカラでなし得たものなのかもしれない!とか考えれたりしちゃえるくらいなんかこの人ガチっぽい

ファーストアルバムのジャケなんかアイドルみたいな笑顔作って四人でニコニコみたいな写真のくせにね

やってんじゃん!って話だよね

だからなーんか信用できねえんだよなースモールフェイセスって

なーんかマジメっぽいつーか

ロックンロールバンドのメンバーがマジメなのはなんか嫌なんだよな

そいつがどんなに不良だったとしてもマジメはマジメ

とにかくマジメな奴は笑えないからロックンロール的に微妙

でもだからこそスモールフェイセスのファーストアルバムが当時のロックンロールシーンの音を代表する一枚!みたいなとこにならなくもないような気がする

スモールフェイセスはオリジナルアルバムを実質三枚しか出してないけどその三枚で当時のロックンロールバンドの流行りの移り変わりが網羅できなくもない

マジメじゃなきゃそうはならない

まあそんな感じで個人的には別にそんなに大好きってわけではないというか人生に影響をさして与えていないスモールフェイセスなんだけど

単純にサウンドは鬼のようにかっこいいんだよ

特にこのファーストアルバムはぶっとびなんだよ

 

だから大好きさ!

 

信じて!

 

つーかこれかっけーっておもわねえ奴は絶対ロック好きじゃねえわ

そんくらいギンギンに爆発の迫力

ただ個人的にあんまこの人達に興味ないってだけの話ですよ

このファーストアルバム自体は普通に全速でオススメ!

つーことで唐突にじゃあな

短くいったからな

あんま短くなんなかったくさいけど

次回はついに1967年の話に突入だ!

 

いいぞ!

 

それではすごいスピードでまたな

 

ひゃっほーい!

 

 

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