THE BOHEMIANSの平田ぱんだがロックンロールのレコードを紹介するコーナーです。

平田ぱんだのロックンロールの話

2017/6/7

第17話:パンクロック誕生!ロックンロールは気合いだ!

第十七回!

平田ぱんだのロックンロールの話!

平田ぱんだのロックンロールの話とは、ロックンロールのファーストアルバムを時系列で語っていくことによってロックンロールとはなんたるかを探っていくウェブ連載企画である

 

なぜファーストアルバム限定なのかはなんとなくの流れでそうなったらしい

そして次第に付け加えられていったルールに「平田ぱんだが盤で所有していること」「ロックの歴史で重要ってされているような気がすること」そして「平田ぱんだがロックンロールだと思っているもの」だってのがあるらしい

 

今日から「平田ぱんだが好きなもの」という項目も付け足しておこうか

前回レッドツェッペリンのファーストアルバムのことを書いていてはっきりいって全然楽しくなかったからです

 

いくら依頼されて書いているとはいっても楽しくない作業にいそしむ程平田ぱんだのココロは暇じゃない

ちなみ今回で第十七回とは謳っているが月に二回更新という重いノルマを課せられているので月末に二本一緒に書いているので実際のところは今日で第九回といったところだ

 

9ヶ月目と言いかえるとわかりやすいかもしれない

二つずつセットで読んでもらうとよりわかりやすいかもしれない

 

最初のエルビスとチャックベリーは「ロックンロール登場!」って感じで

二ヶ月目のリトルリチャードとバディホリーは「広がるロックンロールの可能性!」って感じで

三ヶ月目は前後編にわけて「ロックンロール復活!ビートルズ登場!」って感じ

四ヶ月目はこれまた前後編にわけて「やったぜベイベー!ローリングストーンズ登場!」って感じで

五ヶ月目はのビーチボーイズとキンクスでテーマは「ポップVSギンギン」って感じ?

六ヶ月目はこれまた前後編にわけて「最強のロックンロールバンド!ザフー登場!」って感じで

七ヶ月目はスモールフェイセスとジミヘンで「時代の煽りをうけガンガン加速していくロックンロール!」みたいな感じで

前回の八ヶ月目はドアーズとレッドツェッペリンで「時代とともに偉くなっていきどんどんノロマになっていくロックンロール。」みたいな感じで書いたはずだ

 

こうしてみると意図せずテーマができているな

こじつけ込みでだが

まあ月ごとに書き手のモードなんか全然違うし当たり前っちゃ当たり前なんだが、けっこうちゃんと分かれている

つーことで今日から月ごとにある程度テーマを絞って書いていこうと思っている

今まで無意識でやっていたことを意識的にやるんだ

そうしてなんとなく月一回ロングなやつを更新するみたいな感じのスタイルに変えていけたらいいと思ってはいる

みたいな

つーことでそんな長い長いこのウェブ連載の説明をしたところでやっとはじめさせてもらおうか

今月のテーマは、

これだ!

「パンクロック誕生!ロックンロールは気合いだ!」

そう、ロックンロールは気合いだ、これに異論を挟む奴は現代日本にはいらっしゃいますまい?

50年代のロックンロールのレジェンド達をみてもわかるとおりロックンロールは別に気合いという要素が先行するものではなかった

ではいつからロックンロールの要素に当たり前のように気合いが先行するようになったかといったら、それはパンクロック登場!以降だろうな

パンクロックとはなんだ?

うーむ、これに関しては年月とともにその国々その各々でこだわりが育まれてきたためパンクロックとはこうだ!と私のようなおちょいちょいが発言しようものならばそれこそ気合いの入ったパンクスの皆様方から激しいクレームの嵐を頂くことになりかねないのでなるべくライトに曖昧に書くとするならば、

パンクロックってのはまず激しいロックンロールのことだ

まずはこれだ

ロックンロールの持つ激しさに特化したものだ

速い、じゃない、激しいのだ

遅かったとしても激しい

そして遅かったとしてもノロマではない

激しさに最も寄り添う人間の感情は怒りだ

パンクロックはロックンロールの怒りの感情に特化したものでもある

怒りに寄り添う人間の行動は攻撃だ

パンクロックは向かっていくんだ

まっすぐだ

ひねくれながらまっすぐ飛びかかっていくのだ

つまり反抗だ

パンクロックは反抗だ

立ち向かっていくのだ

気にいらねえやつは誰であろうとファックユー

全てのものに平等に中指を突き立てる

そこに差別はない

真の優しさだ

そして当然のことながら反抗するためにはそいつ自身が地に足つけて立っていなければならない

フラフラした奴には反抗はできない

パンクロックはいつだって足を開いて仁王立ちだ

道に立っていれなければならない

つまり滅茶苦茶カッコつけていなければならない

カッコつけなくなったらパンクロックは終わりだ

だがカッコつけるといっても小綺麗に着飾るのではない、

あくまでもゴミのようにカッコつけるのだ

小綺麗は偉そうだからだ

パンクロックは偉そうであってはならない

偉そうな奴には真の反抗はできない

パンクロックはいつだって弱い者の味方だ

とまあ、こんな感じでパンクロックは色々面倒くさいのだ

まあロックンロールの持つとんがった部分を滅茶苦茶強化したものって考えでいいんじゃないかねえ

まあ僕はパンクじゃないんでひとまずこれくらいにとどめておくか

 

つーことで今日取り扱うファーストアルバムの話にうつるか

取り扱うファーストアルバムはMC5とザ・ストゥージズです

はい、今日は時系列的に1969年のファーストアルバムの話をするんです

どっちもアメリカのデトロイトで活動していたバンドです

発売元レーベルも一緒

ラブやドアーズと一緒のエレクトラ

まあそんな話はどうだっていいや

なぜならばロックンロールは気合いだからな

気合いはいってねえとまるで意味がねえ

この連載でも話したようにロックンロールオリジネイターチャックベリーなんかは別に気合いでドン!みたいな感じでもない

でもロックンロールだ

さっきも言ったけど今現在の日本のロックンロールファンでロックンロールは気合いだって意見に反対するやつはいない

それくらい当たり前に浸透している

その当たり前がいつ頃から決定的なものになったかといえばこの1969年からだ

そう、MC5とストゥージズだ

二つとも現代日本では所謂オリジナルパンクという括りで説明されている

パンクロックという言語が生まれる前にパンクロックしていた連中ということでな

別にこの二つが突然変異で現れたわけではない

それまでだってロックンロールは気合いでドン!だったはずだ

それはビートルズのツイスト&シャウトをきけば誰にでもわかることだ

ソニックスなどの60年代アメリカンガレージロックバンドを参考にしてもいいかもしれないしザフーのマイジェネレーションでもなんでもいい

だが、それが認識されていなかっただけなのだ

なぜロックンロールは気合いでドン!なのか?

それはロックンロールは偽者がやるものだったからだ

憧れの黒人ソウルマンとかを目標にしたら自分を超えなければならない

ただの自分じゃだめなんだ

ロックンローラーは憧れの山を超える冒険家だ

あの黒人歌手はこれくらい全てをかけて魂を燃やしてウタを歌っていたはずだ!じゃなきゃあんなにすごくならないはずだ!って一生懸命血管きれそうなくらい頑張るのがロックンロールだ

結果稀にだが偽者が本物を超えるわけのわからない説明不能のキセキの瞬間が訪れる

それが運良く録音されたのが例えばビートルズのツイスト&シャウトだったりするってわけだ

多分この1969年、まだロックンロールの夢を全員が信じていた時代の、そのギリギリ最後のアホどもの代表がこのMC5とストゥージズだって話だ

まずはMC5の話からはじめようか

こいつらはまちがいなくアホ程黒人に憧れている

だってボーカルのロブタイナーの髪型をみてみろよ

凄まじいほどにアフロだ

いくらなんでもアフロすぎる

本気なのか冗談なのかと一瞬とまどってしまうくらいアフロだ

もう髪型からやりすぎだ

このファーストアルバムをきいてからあの髪型を見た瞬間納得した、どおりで凄まじい音圧なわけだ、と

MC5の音圧は凄まじい

それは現代技術で行う何ワットでマスタリングしたからどうだらかーだらみたいなチャチな話じゃない

単純な音の圧力だ

説得力と言い換えてもいいかもしれない

ボリュームを小さくすれば小さく圧力をかけてくるだけの、そんなパンパンの熱気の音だ

それをきいてすぐに連想する感情は怒りだ

オラァああぁぁぁぁぁぁあああこれでもくらえヤァァァ!!!!

って感じですげえあぶねえ

MC5はデトロイトというとこに住んでいたことも関係してかなんなのか政治的な活動もすごいしていたりして実際それはもう色々怒っていたりしたみたいだけど

まあ何に怒っていたかどうかはこの際たいした問題ではない

たしかなことは怒りは人間の表現の爆発の最もわかりやすいスタートだということだ

まずは怒りだ

怒りだけでは幸せには辿り着けないことはアホでもわかることだが、人が何かをはじめるときってのは大体は怒りがきっかけだ

バンド活動に例えて話すなら

なんでえあんなもん!俺の好きなもんの方が上なんだ!

とかがわかりやすいかな

実際MC5は当時流行だったサイケデリックロックへのあきらかな反発として意識的にああいった音を鳴らしていたらしいしな

まあ色々あんじゃん大なり小なり

生きてっからね

怒りと気合いは似ている

使う筋肉は大体一緒だ

どういった感情がその瞬間を支配するかくらいの違いでしかない気もするな

ようする攻撃的だってことだ

向かって来るってことだ

怖いくらい迫力があるってことだ

ロックンロールは気合いだ

MC5をきけばわかることだ

つーことでいいから聴け!MC5のファーストアルバム「キックアウトザジャムズ!」

MC5- Kick Out The Jams (Extended)

このアルバムはファーストアルバムなのにもう早速ライブ盤だ

正しい、正しすぎる

ロックンロールはライブだからだ

ロックンロールを聴くと言う行為は瞬間のキセキを待つ行為だからだ

いつ起こるのかいつ起こるのかとドキドキして待つんだ

だからロックンロールはライブだと言っているんだ

何が起こるか事前にわかっているよりもわかってない方が絶対楽しいからだ

だがロックンロールの厄介なところはただ待っていてもなにもはじまらないってところだ

聴き手も全力で目指さなくてはならないのだ

さぼっている暇はない

見逃すまい聞き逃すまいと前のめりで力まなければならない

汗にまみれねばならない

MC5のロックンロールの威力ははライブをそのまま録らないとまるで無意味だという判断をした当時のスタッフはわかっているやつらだ

MC5のセカンドアルバムはスタジオ録音だが、これを聴いた後だとよくもわるくも普通のロックンロールミュージックにきこえる

それは物足りないとかいうよりかファーストアルバムの圧力がすごすぎるからだ

とにかくテンションが高いんだ

もうずーっと高い

全然落ちない

はっきりいってテンションだけならザフーより上だ

録音されたのは1968年だそうだ

レッドツェッペリンの話なんかしないでMC5を1968年のロックンロールの話としてしちまえばよかったな

あんなギタリストが自己表現だかなんだかしらないがだらだらとやってるやつに周りのメンバーが一生懸命あわせてるみたいなロックは退屈だ

はっきりいってちゃんときくのがめんどうくせえ

このMC5のファーストアルバムも大体ルーツは同じと言うか一言でいってしまえば大音量疾走爆音ブルース系ハードロックって感じなんだけどとにもかくにもテンションが違い過ぎる

誰かに合わすというよりか全員塊で攻めて来る感じがする

そうだ、メンバーの誰か一人にあわせるロックンロールバンドなんか退屈なんだ

そんなもんは船だ

せいぜい飛行機、ジェット、どんなにすごくてもせいぜいミサイル止まりだろう

ロックンロールは転がるんだ

全員塊で転がらなくちゃダメだ

すっごいハイテンションでゲラゲラ笑いながらゴロゴロと音をたてて転がるんだ

そのゴロゴロが雷みたくうるさいんだ

転がるイナズマなんだロックンロールは

マッハどころじゃないんだ

いつだってそうだったはずだろう?!

だがなMC5はそれにくわえてただハイテンションなだけではないところがいいんだ

さすが黒人音楽探究集団だけあって演奏力がちゃんとある

そこがこれから並べて書く予定でいるストゥージズとの違いだ

大体にしてストゥージズの気合い要素に限って話したってそれってようするイギーポップのことだもんな

MC5はもっと全員って感じなんだ

ロックンロールバンド!って感じなんだ

最近は文明の利器ユーチューブがあるからこの当時の動いてる映像などをみてみるともう納得、納得の嵐だからオススメだ

思った通りだ!って何度か思った

大暴れしてるんだ

そしてそれが様になってんだ

爆発してた

みてよかった

つーことでMC5のファーストアルバム「キックアウトザジャムズ!」

全速でオススメ!

MC5- Kick Out The Jams (Extended)

つーことでMC5の話はこれくらいできりあげてストゥージズの話にうつろうか

むしろそっちか本命だ

はっきりいって単純にレコードそのものとしてすごいのは断然MC5のファーストアルバムなんだけど、

でもイギーポップ、やっぱりイギーポップなんだよ僕らの勇気の源はさ!

イギーポップは勇気そのものだ!

つーことで唐突にじゃあな

今月は長々とまるでレッドツェッペリンやピンクフロイドみたいに書いたりしないんだ

ロックンロールは気合いでドンだ!

 

次回はこの話の本命ストゥージズの登場だ!

ストゥージズっつーかほとんどイギーポップの話になりそうな気もするが

つーかこっちの話がしたくて書き始めたと言っても過言じゃあない

読んでくれてサンキューロック

次回につづく!