RC『カバーズ』はARABAKIを立ち上げた時から考えていた

――29日はACIDMANがメインで、30日のメインがRCサクセションの『カバーズ』の完全トリビュートということになったわけですが。これもまた思い切った企画ですよね。

一応、去年の段階から、チャボ(仲井戸麗市)さんにずっと相談をしていて。

――あ、そうなんですね。

チャボさんに是非、中心になってこの企画を一緒にやって欲しいという話をして。だいぶ悩まれてましたけど、引き受けてくださって。返答に1カ月半ぐらいはかかったかな。でも、あれなんですよね。このRCの『カバーズ』をそもそもやりたいと思ってたのは、けっこう昔からなんですよ。ARABAKIを立ち上げたぐらいから、いつかちゃんと『カバーズ』を(忌野)清志郎さんにやって欲しいと思っていたんですよね。

――それは何か理由があったんですか?

RCのレコードで個人的に一番最初に購入したのが『カバーズ』だったんですよ。その当時、僕、中学生でしたけど、内容はたぶん、その当時そんなによくわかってなかったんですけど、なんかこう怒りとか、歌うべき歌というかテーマというか、そういうものがあったように感じてて。清志郎さんが亡くなられた後ですけど、チャボさんと頻繁に話すようになった時に、2010年のチャボさんのツアーの時だったかな、「実は『カバーズ』が一番最初に買ったアルバムなんですよ」みたいな話をした記憶があって。で、その時は、深く考えずに日常会話のように話をしてしまったんですけど、うん、なんだろうな、表情は固かった気はします、なんとなくね。

――今回はチャボさんが中心になってミュージシャンに声をかけたそうですが。

そうです。バンドのメンバーは三宅伸治さん、湯川トーベンさん、河村吉宏さん、バンマスのDr.kyOnさん。ボーカリストは僕が決めました。

――ボーカリストも豪華ですよね。

奥田民生さん、吉川晃司さん、甲本ヒロトさん、斉藤和義さん、TOSHI-LOWさん、中納良恵さん、Leyonaさんですね。曲のセレクトもチャボさんがおおむね僕の方に任せてくれて、その案を見てもらって、で、最終的にキャッチボールをして、それで決めました。それからオープニングとエンディングの映像を箭内(道彦)さんに作ってもらうことになっています。それから今年のホームページのメインデザインを決める時に、RCの『カバーズ』の宣伝用ポスターがあるんですけど、それをパロディでやったんですよね。

――それでなんとなく既視感があったんですね。

ARABAKIのみちのくステージのマスコットキャラクターがうさぎなんで、うさぎに牛乳を飲ませてるというのがあって。アイコンになってる四角い正方形のマークは、『カバーズ』の歌詞カードの中にアイコンとして載ってるんですよね。それを、ARABAKIっぽいマークに変えて。

――今年『カバーズ』をやろうと決めた背景には、「機が熟した」という手応えがあったんですか?

『カバーズ』を今年やろうと思ったきっかけが、去年、BRAHMANにやってもらった「ザ・カバー」っていう企画なんです。あれを観ていた時に「来年は『カバーズ』をやってもいいかな」と思ったんですよ。それと『カバーズ』がリリースされたのが88年か。だから、2018年がリリースされて30年目ですかね。30年目にこの企画を持ってくると、ちょっと清志郎さんっぽくないな、と思ったんですよね。なので29年目でやろうと思ったっていうのもちょっとあって。

――あえて1年ハズすのが清志郎さんっぽいのではないか、と。

そうそう。なんとなくそんな感じがしたんですよね。

ARABAKI ROCK FEST.17

  • 2017年4月29日(土・祝) 30日(日) ※雨天決行
  • みちのく公園北地区エコキャンプみちのく(宮城県柴田郡川崎町)
  • 出演者・タイムテーブルは公式サイトまで:http://arabaki.com/

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