4月30日 14:30頃

さて、いよいよTheピーズ30周年スペシャルだ。なぜ今回、なぜこの場所なのかについてはアラバキのプロデューサー菅真良へのインタビュー(http://rock-is.tv/rockfest/5214)で説明されている。宜しければご一読を。サウンドチェックからステージに上がるメンバーたち。特にはる(大木温之)は、「ふふふふふ、どうよこれ? すごいでしょ? なにこの天気! やるときゃやるでしょ!」とごきげん。「今日は素敵なお友達に集まってもらってるんですけど、驚いたことに俺とアビさん(安孫子義一)とトモ(TOMOVSKY)だけ武道館未経験だったの。っちゅーわけで、今日は武道館童貞三兄弟が素敵なお友達のみなさまから手ほどきを受けるわけですよ。武道館っちゅーのはこういうもんだぞって、行ってこいよお前らって」とのこと。

ARABAKI ROCK FEST.17 Theピーズ

本編は「ドロ舟」からスタート。最後までもつのだろうかというほどテンションが高い。「ブラボー」も気持ちよさそうに演奏している。ここからはゲストを迎えるコーナー。まずは古市コータロー(THE COLLECTORS)が招かれる。裸にハッピ(30周年武道館いこーぜ!やっと法被ー)だが、本当に何を着てもカッコいい。そんなコータローがおもむろにジャーンと弾くと、「絶対いいぞこれ! もうダメだ俺は! 今日から毎日泣いて暮らします!」とはる。「グライダー」が始まり、会場全体もすでに万感といった雰囲気が漂う。身長いじりをされながら「とどめをハデにくれ」を元気一発ブチかました鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)。「実験4号」と言えばこの人トータス松本(ウルフルズ)。しかもベースを弾いたのはサプライズで登場したウエノコウジだった。はるが、普段から同じピックを使うウエノに自分のベースを渡して弾かせたのだが、出音の大きさに驚くとともに(アビさんは「すっごいやりやすかった」そう)、曲が終わり手元にベースが帰ってきたときにはチューニングまで変わっており、「異次元だね」と驚愕していた。はるはほぼ踊っていただけだった。

人情居酒屋ずみちゃんの扮装で現れた増子直純(怒髪天)。「武道館、バッチリ決めて下さいよ兄貴たち!」(増子)、「そもそも怒髪天が武道館やって、次はコレクターズか?フラカンか?ピーズか?とか言うから。でもおかげさまで自分たちまで回ってきちゃいました」(はる)、「そんな言い方してないでしょ!(笑)」(増子)という微笑ましいやり取りを経て、「日が暮れても彼女と歩いてた」で泣かせるのだからずるい。30周年武道館ののぼり旗を両手に掲げたのは奥田民生。ふらりとやってきたのに「底なし」の冒頭、アビさんと一緒にギターを鳴らした瞬間、とてつもなくカッコいい。はるも「みんな主張してくるね、楽器でね。すごい音だったね今もまた! 最高のひと時ですよ」と漏らす。何より、ステージの全員が楽しそうなのがグッとくる。

宮崎朝子(SHISHAMO)がまるで自分の曲かと思わせるほどしっとり聴かせた「クズんなってGO」。彼女に合わせてキーを変えていたそうだ。アビさんが熱唱するために竹安堅一(フラワーカンパニーズ)が急遽駆けつけた「デブ・ジャージ」。SGの粘っこいサウンドと竹安のズンドコプレイが曲に勢いをもたらす中、おいしいフレーズだけは自分で弾いたアビさん。キース・リチャーズと同じやり口だ(笑)。山中さわお(the pillows)に加え告知なしで真鍋吉明(同)も登場した「このままでいよう」。the pillowsとTheピーズによるフルセッションは垂涎の気持ちよさだった。真鍋吉明は残り、さわおと交替でステージに立ったYO-KING(真心ブラザーズ)。「やっとハッピー」を絶唱。アウトロのツインギターも絶妙の絡みである。

ARABAKI ROCK FEST.17 Theピーズ

最後のゲストはトモとクハラカズユキ、曲は「シニタイヤツハシネ〜born to die」。はるがトモに「俺とアビさんが武道館やっちゃったらさ、トモひとりだけだよ童貞」と振ると、「今日が俺の武道館だー!」と謎の応戦。ツインドラムでまったくズレないのが凄まじい。ツインボーカルを担うトモも、「ミック・ジャガーが降りてきた!」というハッスルぶり。「生きのばし」はTheピーズ+クハラカズユキの編成だった。ついに来てしまったラスト、「ありがとうございましたー! Theピーズ、行ってきまーす! 天国で会おうぜ!」とはるが叫び「焼めし」へ。次の出番を控える古市コータロー以外のゲスト全員が再登場。フラカンのグレートマエカワとミスター小西までちゃっかりいた。お祝いムードはもちろんあるのだけど、それ以上に3人が、そして「素敵なお友達」たちが全身全霊の熱演をしていた。本当に最高のステージでした。

  • セットリスト
  • 01. ドロ舟
    02. ブラボー
    03. グライダー
    04. とどめをハデにくれ
    05. 実験4号
    06. 日が暮れても彼女と歩いてた
    07. 底なし
    08. クズんなってGO
    09. デブ・ジャージ
    10. このままでいよう
    11. やっとハッピー
    12. シニタイヤツハシネ〜born to die
    13. 生きのばし
    14. 焼めし

 

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