二人展『NAKED』

写真家として活動を続け、これまでにミュージシャンやアイドル、俳優やアーティストなどの表現者を中心とした数多くの人物と、それぞれのスタイルで向き合ってきた鳥居洋介と新保勇樹が、ヌード写真をテーマにした二人展『NAKED』を9月15日(金)からギャラリーKATAにて開催する。会期は9月24日(日)まで。
二人の写真家が、それぞれの哲学に基づき作品を制作したという本展。自らと接点のない一般女性をモデルに起用した鳥居は、モデルたちができるだけカメラの存在を気にせず撮影ができる特殊なセットの中で、コミュニケーションも最小限に静かにシャッターを切ったとのこと。ヌードのポートレートでありながら、物理的かつ心理的な距離感があることによって、独特のやわらかな美しさと、どこか手の届かないものへの眼差しのようなものが写りこんだ作品に仕上がっている。一方、新保は日常の中で切りとられた女性との時間を作品にセレクト。裸の女性はどこにもいないが、被写体との間にある生っぽさや艶っぽさ、どこか刹那な空気感、なんとも言えない男女の温度がモノクロの世界にシュリンクされている。自身曰く「これらは、自分自身がヌードになってしまった瞬間」とのこと。
二人の両極端な作品が展開される二人展『NAKED』は、言うなれば「ヌード写真の因数分解」。どちらか一人の作品では完結せず、二人の作品をどちらも味わってはじめてわかる魅力が本展には存在している。鳥居洋介と新保勇樹による新たな作品、二人の作品の間にある立体的な概念をぜひ体感してほしい。

PROFILE

鳥居洋介 YOSUKE TORII

1979年、愛知生まれ。東京在住。国内外問わず数多くのアーティストのポートレート撮影を中心に幅広い媒体で活動。2016年、ロンドンを拠点に活動する日本人4人組サイケデリックロックバンド「BO NINGEN」のUKでの日常生活やツアーに密着しまとめあげた写真集「BO」を発表。
http://yosuketorii.com

二人展『NAKED』展示作品


新保勇樹 SHIMBO YUKI

1980年新潟県小千谷市生まれ。百々新氏・野村浩司氏に師事後、2005年フリーランスフォトグラファーとして独立。数多くのミュージシャンのCDジャケットやアーティスト写真を手掛けながらも自身の作品制作にも勤しみ精力的に個展も開催している。2016年には初写真集《Tenacity Blues Diary》を出版、ロックバンドとの旅をまとめた本はスタンダードでありながら新しい潮流の写真集として注目を集めた。
http://shimboyuki.com

二人展『NAKED』展示作品

INOFORMATION

PHOTO EXHIBITION
鳥居洋介・新保勇樹 二人展『NAKED』

場所:KATA
住所:〒150-0011 東京都渋谷区東3-16-6 LIQUIDROOM 2階
会期: 2017年9月15日(金)〜9月24日(日)
営業時間:12:00〜20:00(9/15のみ19:00〜22:00)
レセプションパーティー:9月15日(金) 19:00〜22:00
入場料:無料
※本展には、性的表現を含む刺激の強い作品が含まれています。このような傾向の作品を不快に感じる方は、入場に際して事前にご了承いただきますようお願い致します。

写真集「NAKED」

著者:鳥居洋介 / 新保勇樹
販売価格:2,000円(限定 300冊)
デザイン _ROKKAN DESIGN(http://www.rokkandesign.com)