これを持ってればCrossfaithと一緒におるような感覚になれる（Koie）

──今初めて完成品をご覧になって、まずは率直な感想から訊かせて下さい。

Teru (Vision / Program)　求めてたやつです！　すげえすげえ、かっこよすぎ！　これはいかついなあ。

Koie (Vocal)　かっこいいね！

Tatsuya (Drums)　これ何加工って言うんやったっけ？

Teru　なんかな、ユーズド加工的な。渋い！

Tatsuya 　いいね。制作段階で想像していたものを遥かに超えてます。

Teru　超えたな！　俺、Zippoめっちゃ好きで結構持ってるんですけど、いろんなデザインがある中でかっけえ！っていうのが一目でわかる感じ。

Koie　もう立ち上がってるもんね（笑）。

Teru　（笑）ほんま、想像を超えてきた。

Koie　ちなみにどれが一番お気に入りとかございますか？

Teru　いや〜それはさあ、デザインに込めた意味合いとかもひとつずつちゃうからさ、選びずらいよな。

Koie　でも選んでもらうっていうのが今回の——。

Teru　そういう質問じゃないやん（笑）。

Koie　ちなみに裏は？　あ〜サインが入ってますね。ちゃんと掘られてる。

Teru　墓場にも一緒に入れてもらおう！　いやでも溶けるなあ（笑）。

Koie　（笑）Zippoって世界一のライターなわけじゃないですか。誰もが知ってるもの。だからなんて言うんやろね、メジャーリーグとコラボしたような感じ。

Hiro (Bass)　なにそのコメント（笑）。

Koie　いや……かっこいいな（笑）。

全員　ははははは！

──ツアータイトルの「Faith Lasts Forever」という文字がボディに刻まれてますもんね。

Teru　そうですね。お客さんにとってもやけど、まず俺らにとってすげえ嬉しくない？

Hiro　僕らからしたら気付いたら10周年というところですけど、改めて祝ってもらえてる感じがしますよね。

──「Since 2006」って入ってるのもすごくエモいですし。

Teru　そうやねんなあ。これやばすぎるわあ！（笑）　ほんまヤバない？　（開閉する）音もめっちゃええで！

Koie　これでもうTeruは使うZippo変わらんやろね。

Teru　でも使うのがな、ちょっと怖ない？

Koie　使わなあかんやろ。

Teru　いや使いたいけど、Zippoはなくすこともあるから。

Koie　まあな。

Teru　恋人を失ったかのような心の痛みを感じますからね。すぐに新しいものを買えばいいってもんじゃない。

Tatsuya　酔っ払った時が危ないよね。

Teru　うん。これ眺めてるだけでうまい煙草と酒が飲めるわ。僕らの歩んできた道のりプラス、やっぱりZippoってパートナーだと思うんで、これを持ってくれた人たちにとって、ともに生きていくというか、そういうメッセージになればいいなって思います。

Koie　これを持ってればCrossfaithと一緒におるような感覚になれるというか、そう思ってもらえるように「Signature Edition」のほうにはサインを入れたりしましたね。「10th Anniversary Edition」はよりCrossfaithらしいというか、初期の頃から持ってた俺たちの叙情性みたいなものを表してます。

Teru　バッチリですよね。

──タトゥーにしたいぐらいの意味合いとかっこよさが詰まったデザインだなと。

Teru　うん、（腕に）増やしたいと思えますね。シンボルをデザインしてくれた人がやってくれたっていうのがね。

Tatsuya　シンボルをどんなサイズ感で刻印するかっていうのも結構みんなで話したよね。

Koie　こだわったねえ。80%、いや85%、90%！みたいな（笑）。人生を生きてきて、自分のオリジナルのものなんてなかなか作ることができないけど、俺たちは運よくバンドをやってて何かを表現できるっていうのは、曲ができるのもそうやし、こういうものができるたびに幸せを感じますね。

──しかもZippoとコラボしているのは、海外で言ったらキッスやスリップノットといったクラスのバンドですから。

Koie　それぐらいの知名度ですよね。Zippoと言えば通じるようなマスターピースですから。