オワリカラの4人があばくメジャー1stアルバム『ついに秘密はあばかれた』
今年1月、当サイトの弾き語り企画「ONE SONG」に登場してくれたタカハシヒョウリ擁するオワリカラが、5月に発表したニューアルバム『ついに秘密はあばかれた』でメジャーデビュー。結成から8年のすべてを満載した本作は、聴き進めるごとに彼らのディープなサウンドスケープへと誘われる聴き心地がなんとも秀逸だが、訊けば、前半後半でアルバムのA面B面を想定した並びになっているとのこと。未知なる惑星に飛び立つようなイントロも印象的、ここから始まるオワリカラのミュージックパーティへの招待状といえる「へんげの時間」。曲調もリリックもまるで対となっているような「今夜のまもの」と「世界灯（ワールドライト）」。タフなビートからソリッドな展開をみせる「どうくつぐらしのススメ」。80sの匂いと織り込まれたキーワードから想像が膨らむ「装備解除 in BED」。ロマンチックとポップが恋をしたようなナンバー「ペヨーテ」。行間からも音からもあふれ出るメッセージとともに存在意義にふれるような名曲「new music from big pink」。オワリカラが導き出すポップなサイケデリアが無限に広がる全12曲。“サイケデリック・ロックバンド”と称される彼らが、言わばサイケデリックとはいかに自由なものであるかを体現したアルバムだ。Rock isでは、先日5月22日に、収録曲「すごいコンサート」同様にすごいレコ発ワンマンを繰り広げたばかりのメンバー4人に動画インタビュー。本作のこだわりとともにひとつだけ秘密もあばいてもらいました。ぜひご覧ください。（秋元美乃／DONUT）
オワリカラ「今夜のまもの」
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