タカハシヒョウリがうたう、決意表明の歌「サイハテソング」
ギターと声で情景をも映し出す、オワリカラ・タカハシヒョウリのONE SONG
2008年の結成以来、カナダツアーに自主企画などさまざまな軸をつくりながら活動する4人組ロックバンド、オワリカラ。情熱的でヘビーなグルーヴ、中毒性の高いリフやフレーズ、そして選ばれた言葉の連なりが一篇一篇の世界を紡ぐ歌詞。その全てが三位一体となって迫り来るライブはアクロバティックなキーボードスタイルを含め、圧巻のひと言。サイケデリック色の強いステージが印象的だが、フォークもポップも飲み込んで放たれるサウンドとグッドメロディの応酬はロックンロールの普遍性そのものだ。ルーツミュージックに敬意を払いながら、温故知新の精神が広がる彼らのただならぬ奥深さは、ここにきてさらに深度を増しており、洋楽ファンが思わずニヤリとしてしまうタイトルも秀逸な最新シングル「new music from big pink」は、念願だったというアナログテープでのレコーディングを敢行。メッセージとともに存在意義にふれるような名曲となった。今回Rock is「ONE SONG」では、フロントマンのタカハシヒョウリが登場! 自身にとって“決意表明の歌みたいなもの”だという「サイハテソング」を披露していただいた。アコギ一本とは思えないほど情景があふれ出る弾き語りを堪能してほしい。(秋元美乃/DONUT)
タカハシヒョウリに訊く「今回、“サイハテソング”をチョイスした理由」
「サイハテソング」は僕にとって、決意表明の歌みたいなものだから、新年の景気付けに選びました。あと、歌っていて一番気持ち良いので。
この曲はひねくれ者の自分を、作詞作曲家としての自分がねじふせることができた曲。オワリカラの肉をギリギリまで削ぎ落としたら、忘れられないメロディとリズムという骨格だけ残った。いってみればホネホネマン。これよりスケルトンは無い。「お肉のついたあなたが好きなの」って意見は必ず出ると思ったしキュートだけど、一所にはとどまらないで作りたい。デヴィッド・ボウイも言っていた。「チェチェチェチェチェチェンジやで!」と。(タカハシヒョウリ・談)