ニューアルバム『Tiny Ground』を携えたツアー開催間近! Drop’s中野ミホに動画インタビュー
バンド結成10周年イヤーを突き進むDrop’sからニューアルバム『Tiny Ground』到着。
愛おしいアルバムになったという本作を携え、10/23ツアースタート!
2作のミニアルバム『organ』『trumpet』に続き、Drop’sが5枚目のフルアルバム『Tiny Ground』をリリースした。先のミニアルバムから始まった作曲家・多保孝一との共作体験は、バンドが新たな扉を開ける大きなきっかけとなったことは間違いないが、ここに完成したアルバムをまとう自由な空気といったら実に清々しいものだ。ストレートなバンドサウンドがアルバムの扉を開ける「Tシャツと涙」、初めて学生の頃を振り返って歌詞を綴ったという「EAST70」、もともとあったDrop’sの楽曲を多保が大胆なアレンジでR&Bナンバーへと昇華させた「Lost in Construction」、ディープに浮遊する「Blue」、ビートルズライクな音像が楽しい「アイラブユー」と、多彩なサウンドメイクにワクワクする。荒谷朋美(gt)、小田満美子(ba)、石川ミナ子(dr)が曲ごとに色々なチャレンジを試したサウンドやリズムも聴きどころ満載。そしてアルバムの終盤「春の羊」で飛び込んでくる中野ミホのソウルフルな叫びにこちらの感情を掴まれ、ラストは4人の演奏シーンが目に浮かぶロックンロール・ナンバー「マイハート」へ。『organ』で冬の匂いを漂わせ、『trumpet』で春の風を吹かせたDrop’sが自分たちの歩で踏みしめた大地が広がっている。彼女たちはここを“Tiny Ground(ちっちゃな地面)”と名付けたが、この地面のなんと豊穣なことか。バンド結成10周年。10月23日(水)からはアニバーサリーのワンマンツアーもいよいよスタート。この4人なら何をやっても大丈夫という確信が、Drop’sをまた先へと送り出す。そんなステージが楽しみだ。(秋元美乃/DONUT)