つしまみれのまりがうたう、最大のラブソング「愛の夢」
つしまみれでやっとたどり着くことができた、大切な一曲
1999年の結成以来、日本のみならず海外でも高い人気を誇るオルタナティブ・ガールズロックバンド、つしまみれ。フロアを巻き込んだ縦横無尽のパフォーマンスと重厚なグルーヴはますます強靭なものとなり、正真正銘のライブバンドとして貫禄を増すばかり。一度つしまみれのライブを体験すると、“ガールズバンド”のイメージが吹き飛ぶだろう。以前、スーサイドガールズとの全米40本ツアーにて延べ10万人を動員したというのも頷ける。キュートさを忘れず、精神はパンクに。結成15年を経てなお不動のメンバーで活動し続ける3ピースのフォーマットは実にかっこいい。ここ数作ではぐっと音をシンプルにした楽曲づくりを行っており、つしまみれというバンドの核がより浮き彫りになってきた。言葉遊びも楽しい彼女たちのナンバーは、強く美しくフロアに響く。今回はボーカル&ギターのまりがRock isの「ONE SONG」に登場。様々な解釈のラブソングが多いつしまみれだが、ここではまりが一番大切な曲だと語る「愛の夢」を披露していただいた。レアな弾き語りスタイルによる艶やかな歌声をぜひ。3月25日(金)には代官山UNITにてワンマンライブもあるので、こちらもチェックを。
まりに訊く「今回、“愛の夢”をチョイスした理由」
「愛の夢」を選んだのは、つしまみれを10年以上やり続けて、やっとたどり着くことができた最大のラブソングで、私にとって一番大切な曲だから。永遠を信じていたいけど、一瞬で終わってしまうかもしれない。でも、その一瞬を永遠だって思うことができるだけで幸せかもしれない。答えは見えないけど、歌詞が書けた時、一歩前に進めた気がした曲です。ずっと歌い続けていきたいな。(まり・談)