ストレイテナーがニューアルバム『COLD DISC』で放つ輝き
ホリエアツシとナカヤマシンペイのふたりによる結成当時から、つねに進化と向き合ってきたストレイテナーが9枚目のアルバム『COLD DISC』をリリースした。いい意味で肩の力が抜けた感触がありながら、ソングライティングの懐の深さを増した全11曲。ここにあるのは、ズドンとまっすぐのびる王道感。この王道感は、4曲のシングルが含まれているからという理由だけでは決してなく、言わば、全曲がシングルになりうるような力強さが生んでいるものに他ならない。<自分の姿でいたい><自分の言葉で歌いたい>という思いがかけぬける「原色」。夏の終わりを描いた情景描写がノスタルジックに響く「シーグラス」。ファンキーなグルーヴに新しい表情と懐かしさも感じる「Alternative Dancer」。これぞテナーなエモーショナル・ナンバー「Dark City」。力強く平和を祈る「NO 〜命の跡に咲いた花〜」。未来を描くことで明日へ向かう「覚星」など、ホリエの名ソングライティング、4人のサウンドがなんとも瑞々しくまっすぐに煌めいた、まさに“GOLD”DISCとなるようなアルバムだ。Rock isでは、ストレイテナーの4人にその手応えを語ってもらった。ぜひご覧ください。(秋元美乃/DONUT)