airi、三宅遥、山﨑彩音、咲絵。期待のシンガーが集結したRock is LIVE2の映像を公開!<後編>


Rock is LIVE2の成り立ちは前半、テキストを書いた。今回は後編。いきなりこのページに飛んできた方は前編のテキストを読んでほしい。このイベントは2017年1月8日に下北沢440で行われた。airi、三宅遥、山﨑彩音、咲絵。17才から20才までのシンガーソングライターが集結。未知の可能性を秘めた4人のシンガーソングライターのパフォーマンスを2週に分けてアップロード。今回は山﨑彩音と咲絵のパフォーマンスをお届けする。彼女たちは「ONE SONG」という一発撮りのスタジオライブにも登場しているので、そちらもチェックしてほしい。
まず後編の最初に登場するのは山﨑彩音。山﨑彩音はアコースティックギター1本でうたう。激しい曲は1曲もない。しかし、彼女は正真正銘のロック・シンガーだ。彼女は17才の絶望と希望をうたう。そのアチチュードはまさにロックそのもの。それは4月にリリースされる最新作『キキ』でより鮮明になる。プロデューサーの山本哲也とのセッションで作り上げた『キキ』。山﨑彩音の言葉が、彼女のギターと山本のアレンジで、彼女の心の深淵を照らし出す。17才の女の子の視点で語られた辛辣な風景。そこに光を見出そうとする主人公。『キキ』の物語は2017年のロックの新しいはじまりを告げる。この作品で山﨑彩音はさらなる可能性(伸びしろ)を提示した。すぐに化けの皮が剥がれる「作られた狂気」には興味はないから、山﨑彩音を照らしていこうと思う。
このイベントのトリをつとめたのは青山学院大学に在学中のシンガーソングライター、咲絵だ。咲絵はアマチュアとかインディーズとかセミプロとか、そういう中途半端な表現が一番似合わない。なぜなら彼女のスタイルはすでに完成しているからだ。音楽もパフォーマンスも非の打ち所がない。彼女はどんな環境下でも客の心を掴みにいく。曲のバリエーションも豊かだ。Rock isの「ONE SONG」で披露した新曲「ごめんね」のような、強く印象に残る曲も持っている。メジャーでリリースすれば、すぐにヒットすると思う。テレビで一度うたったら咲絵のことを忘れないだろう。彼女はお茶の間に入っていけるだけのポテンシャルを身に着けている。おそらく自分自身をプロデュースできる能力に長けているのだろう。彼女なら音楽業界の荒波の中でもタフに闘っていけると思う。
山﨑彩音と咲絵。音楽へのアプローチは違う。方やロック・フィールドの住人。方やポップ・フィールの住人だ。どのフィールドでうたっていくにしろ、可能性と期待値は同じだ。このライブ・パフォーマンスで全てを知れと言っても無理な話だが、もし興味を持ったら、彼女たちのライブを生で目撃して欲しい。このコーナーがそのきっかけになればいいと思っている。(森内淳/DONUT)