4月10日、自主企画イベントを開催する羊文学に動画インタビュー
ギターの轟音の中にタフなメロディを持つ辛辣なリリックが開花した「春」のMVを観たときに、日本のオルタナティブ・ロック・シーンの再燃を感じずにはいられなかった。バンドの中心メンバー、塩塚モエカは20才だという。チャック・ベリーの時代からロックンロールは継承され、再構築されてきた。今もそのサイクルは変わっていないのだな、と思った。しかもその佇まいは、再構築して薄まるのではなく、再構築してより濃くなっている。シューゲイザーやオルタナティブ・ロックというスタイルを臆面なく堂々と鳴らしている。この潔さが、昨年、フジロックのルーキー・ア・ゴーゴー出演へと導いたのかもしれない。羊文学は、2017年4月10日(月)20時より下北沢THREEにて自主企画イベント『眠らない夜のハウツー』第3章を行う。共演はDIALUCK。現ベースのユリカの本格的な「デビュー戦」になる(この日の羊文学の持ち時間は50分)。4月19日(水)には、オルタナ・バンドが集結するTHIS IS JAPAN企画のサーキットイベント「NOT FORMAL vol.4 〜alternative party〜」(下北沢BASEMENTBAR/THREE)にも出演する。今回は、塩塚モエカ(Vo.G)ユリカ(B)福田ひろ(Ds)の3人にイベントへの意気込みを訊いた。(森内淳/DONUT)