フラカンが新作『ROLL ON 48』でツアー・バンドの日常を歌った理由
チキン・スキン・レコードを設立したフラワーカンパニーズが『ROLL ON 48』をリリース。
新しい代表曲「ハイエース」を引っ提げて新章がスタート。
フラワーカンパニーズがニュー・アルバム『ROLL ON 48』をリリース。アルバム収録曲で、早くもフラカンの代表曲と言われている「ハイエース」を含む11曲が収録されている。正直、最初に聴いたときには、赤裸々なバンドの日常の吐露に、どういうふうにこの作品を位置づけていいものやら戸惑った。フラカン、メジャーから自主レーベル、チキン・スキン・レコードへと移ったし、大丈夫なのかな、と。ところが直後の恵比寿リキッドルームにおけるワンマンライブで、その印象は一変。今まで以上にしっかりと前を見たタフなロックンロール・バンド=フラカンが現れて、揺るぎない音と歌を轟かせていた。「ハイエース」は彼らにとって新たなガソリンにもなっていた。それはフラカンがフラカンであることに対する力強い肯定の歌だったのだ。ゲスト・ミュージシャンを迎えることなく、さらにディレクターを立てることもなく、4人だけで作った『ROLL ON 48』。そこに至る経緯を訊いた。(森内淳/DONUT)