ナツノムジナが初登場 時間をかけてつくった渾身の新作『淼のすみか』を語る
沖縄出身のバンド、ナツノムジナが9月6日に1st Full Album『淼のすみか』をリリース。
丁寧に練り上げられた楽曲とアルバムについてメンバー全員が語る。
沖縄出身のバンド、ナツノムジナが9月6日に1st Full Album『淼(びょう)のすみか』をリリース。彼らの楽曲のひとつひとつは丁寧に練り上げれている。メンバーは20代前半。なのに、まるで何十年も修行した職人技のようだ。メロディの上を回遊する言葉も、アルバム・タイトルが示すとおり、一筋縄ではいかない。かと言って、難解な音楽かというと、そうではない。メロディはポップで、ロックンロールの疾走感もある。ただ、それは全部、彼らのなかで計算されていて、緻密な構造を持っているというだけだ。プロフィールにもあるように「オルタナ・インディー・プログレ・サイケなどメンバーそれぞれが異なる背景を持ち寄り」時間をかけて完成させたのがナツノムジナの音楽なのだ。その精神は、めちゃくちゃ凝ったつくりのジャケット・デザインやブックレットにも反映されている(ちなみに歌詞カードは光に透かさないと歌詞を読めないようになっている)。何でもデジタルに変換される時代に、なかなか気合の入ったプロダクトだ(とは言え、デジタルに抗うことはしないそうだ)。若いバンド=瞬発力とは違う概念から飛び出したナツノムジナ。音楽と音楽メディアの可能性はまだまだ果てしない。メンバー全員にインタビューした。(森内淳/DONUT)