Walkingsが2ndアルバム『tomodachi』で聴かせる随所のこだわり
Walkingsがリリースした2ndアルバム『tomodachi』は、「こうすればよかったと思うところはもうない」と言い切る自信作。ワンマンライブも開催間近!
「SXSW」への出演やアメリカツアーを経て、今年はタイや台湾などからのオファーも増えてくるなど着実に海外での評価を高めているWalkings。前作『穴』から2年、彼らが5月9日に2ndアルバム『tomodachi』をリリースした。Walkingsといえば、高田風(vo>)、吉田隼人(ba)、高梨貴志(dr)がルーツ・ミュージックへの半端ない愛情をだだ漏れさせながら「全ての時代に通用するロック=全時代ロック」を構築しているバンドだが、本作ではそのロックンロール魂がさらに爆発。ブルース・ロックを軸に、よりルーツを突き詰めた “ルーツ・ミクスチャー”なサウンドを鳴らしている。しかし、それが決して頭でっかちに聴こえず、すごく濃密なのに絶妙な抜け感があるというか、突き抜けた先の普遍性に見事、辿り着いてしまった完成度。例えばジミヘンもツェッペリンもホワイト・ストライプスもビートルズもいつ聴いても胸高まるが、Walkingsの音楽も然り。本作は、同い年のエンジニア・清水氏とともにセルフプロデュースで制作。このタッグにより、とにかく妥協せず納得するまで作業を繰り返した結果「こうすればよかったと思うところはもうない」とまでメンバーが言い切る自信作が誕生した。ガレージ感満載の「マイクロハウス」。フレーズが耳から離れなくなるサイケナンバー「いっぱい洗面具」。「I wont’t cry」と不思議な連なりをもった、ヒップホップの感触が新たな「100億円のI LOVE YOU」など全11曲29分32秒のブルース・ロックンロール・スペクタクル。また、高田風がひときわソウルフルな歌声を聴かせる「I’m Ocean」は初の7インチシングルとしても同日リリース(こだわりのアナログ録音の様子はぜひMVでチェックを)。今回はアルバムについて、7インチについて、そして5月20日に開催が迫る下北沢ガーデンでのワンマンライブについて動画インタビュー。このワンマンライブは3人が手売りチケットも準備し、みんなに来てもらいたいという思いで地道な努力を積み重ねているもの。会場はきっとtomodachiの輪が大きな可能性の花を咲かせるに違いない。当日が楽しみだ。(秋元美乃/DONUT)