祝・ストレイテナー結成20周年! 4人が語るニューアルバム『Future Soundtrack』
4人となって10周年、メジャーデビュー15周年、結成20周年を迎えているストレイテナー。
ロックを突き詰めた先に完成したポップアルバム『Future Soundtrack』とは
ストレイテナーが5月23日(水)にニューアルバム『Future Soundtrack』をリリースする。1998年にホリエアツシ(vo>&piano)とナカヤマシンペイ(dr)のふたりで始まったバンドはその後、2004年に日向秀和(ba)、2008年に大山純(gt)が加入し、現体制に。今年は4人となって10周年、メジャーデビュー15周年、そして結成20周年。一大アニバーサリー・イヤーを迎えているなか発表される本作は、バンドが鳴らす普遍性と実験性をたたえたポップアルバムとなっている。ここ近年でみせる、彼らにとっての“ポップであること”とは――。これまで存分にロック性を突き詰め、ストイックに歩を進めてきた彼らが前作『COLD DISC』で届けた王道感からさらにスケールを増した本作の軸は、ホリエの歌にある。インタビューで「未来へ向けて愛を伝えていくアルバム」と自身も話しているが、ホリエがかつてないほどにストレートな言葉で様々な愛を紡ぐリリックは、今を思い、未来への橋をかける物語だ。その歌を届けようと鳴らされるサウンドの連なりが、このアルバムをテナーが打ち出すロック/ポップの新境地へと導いている。幽玄な音色で本作の扉を開ける「Future Dance」、繊細かつ壮大な構成で広がりをみせる「タイムリープ」、音と言葉で叙情を風景にのせる「Boy Friend」、<未来をさあ見に行こう>というフレーズがサウンドを強く押し上げる「Future Is Now」、ダンサブルなポップロック・ナンバー「Superman Song」、ひときわ壮大でみずみずしい色彩を爆発させたミドル「Our Land」など全11曲。ナカヤマが手がけたジャケットに見て取れるような多面性を信頼のバンドサウンドで繋ぎ、ストレイテナーがもつクールさと熱さを内包する音、ホリエの人間味あふれるリリックが融合した新たな真骨頂を確立した作品。大山曰く「希望の感じられるアルバムになった」。今回、Rock is動画インタビューにはメンバー4人が登場。『Future Soundtrack』について手ごたえやこだわりなど語ってくれました。ぜひご覧いただき、明日発売のアルバムを聴いてみてください。(秋元美乃/DONUT)