新作『スクラップ イン マイ ルーム』完成! ベランパレードの4人に動画インタビュー
宮崎在住の4人組、ベランパレードが2ndミニAL『スクラップ イン マイ ルーム』をリリース。
「強い作品になった」と、メンバーが語る
宮崎在住のロックバンド、ベランパレードが2ndミニアルバム『スクラップ イン マイ ルーム』を発表した。もともと、まばゆいメロディとエモーショナルなステージの対比は彼らの真骨頂だが、前作『omoide fight club』を2016年にリリース後、この2年の間でバンドの幹は太く大きく成長。とくにライブにおける逞しさは格段に増したと思う。まばゆさは失わずに、サウンドの厚みもグルーヴの強度も、まるでロックンロールバンドとしての在り方をメンバー全員で手に入れたかのような輝きとともに炸裂している。そう言えばいつからか、ボーカル・あびはトレードマークのように着用していたリボンタイのシャツを着なくなった。自らのイメージを自ら打ち破る。そんなバンドとしての変化・進化が一緒にパッケージされたのが本作『スクラップ イン マイ ルーム』。彼の歌に出てくる登場人物は、“足りないものばかりのあなた”だったり“へんな歌ばかり作っちゃう君”だったり、決してかっこよくはない。けれど、そんな“あなた”や“君”や“わたし”や“僕”が、聴いているこちらの胸をノックする。そのノックに気づいてしまったらもう、知らんぷりはできない。歌が、音が、心にぎゅっと優しい跡をのこしていく。そして、特筆すべきは1曲目。この曲のサビであびが連呼するのは「抱きしめたい」というフレーズ。「スクラップ=大切なもの」を表すこの歌は、何かをあきらめたあなたにも、頑張っているあなたにも同じようにストレートに響くナンバーだが、これまで、どこかちょっと斜めの角度でとらえた言葉を綴ってきたあびが、ここで放つ真っ直ぐなフレーズの威力といったら。
また、本作はセルフプロデュースで制作。ゆりえちゃん(ba)とモッコリ(dr)が繰り出す強靭なリズムがビートの表情を豊かにし、楽曲制作にも挑んだKota Kamimura(gt)によるソリッドなリフがさらに冴え、ゆりえちゃんを中心としたコーラスワークの広がりが楽曲に新たな景色を加えるなど、バンドの懐を深めたアルバムに。作品終盤を飾るメロウなナンバーがまた実にいい。全7曲、ベランパレードがもつ“ポップの爆発”がいよいよ本格開花した1枚だ。今回Rock isでは、メンバー全員に動画インタビューに登場してもらった。9月30日(日)からは地元・宮崎のワンマンを皮切りに、初の東京ワンマンを含むリリースツアーがスタート。ぜひ、出会ってほしいバンドです。
(秋元美乃/DONUT)