2ndミニアルバム『NADA』を発表したステレオガールに動画インタビュー
突出したバンド力で注目を集めるステレオガール、2ndミニアルバム『NADA』完成
新作やレコーディングについてメンバー全員に動画インタビュー
ステレオガールが2ndミニアルバム『NADA』をリリースした。高校の軽音部で結成し、今年成人式を迎えた彼女たちが本格的に活動をスタートしたのは昨年のこと。6月に発表した初音源『ベイビー、ぼくらはL.S.D』はCDショップで売り切れ・再入荷を繰り返し、8月にはオーディションを勝ち抜いて「SUMMER SONIC 2018」に出演。そして今年3月にはアメリカ・テキサスで行われる音楽祭「SXSW 2019(South by Southwest® Conference & Festivals)」への参加が決定するなど期待値満点のバンドだ。彼女たちの言葉を借りるなら、「見ろ!というより、語りかけるようなアルバムになった」本作。たしかに以前、5人から話を聞いていたとおり『NADA』はミドルテンポの楽曲が中心となっていて、本作を聴くとそれは単なる勢いの話ではなく、より、いい曲をつくろうという意識が楽曲の広がり方を格段に深めたのだと窺える。そしてひとり一人の成長がレコーディングにも反映できた結果、曲がもつ世界を音像としてパッケージすることができた。UKロックの匂いという手触りを超えて、ステレオガールというサウンドが確立しているのはそのためだと思う。そのサウンドにのる歌声の引力も見事。轟音が、歪みが、ポップが、閃光が、サウンドと言葉をとおして胸の奥を少しヒリヒリさせる。ちなみに『NADA』とはヘミングウェイの短編『A Clean,Well-Lighted Place』に出てくる言葉で、ジャケットに写っている怪獣を『NADA』と名付けたところ、その名がそのままアルバムタイトルになったそうだ。今回は、前作に引き続き安寿(vo)、ちゃみこ(gt)、奏子(gt)、理玖(ba)、祐香(dr)のメンバー5人に動画インタビュー。『NADA』のこと、レコーディングのこと、SXSWのことなど話してもらった。ステレオガール、ライブも抜群にかっこいいのでぜひ!(秋元美乃/DONUT)