音楽・ロックンロールのWEBマガジン
Rock is(ロックイズ)

山﨑彩音が「今」気になるモノやコト、エッセイなどを紹介!

山﨑彩音の「その時、ハートは盗まれた」

2016/11/9

第二回目に紹介するのは『ウォークマン』

山崎彩音

どうも、山﨑彩音です。

第二回目の紹介は『ウォークマン』

これは小5の時にサンタさんがくれたモノなの!ちょうどギターを始めて、初めて好きになったバンド『BUMP OF CHICKEN』をとにかくずっと聴いていたくてサンタさんにお願いしたんだ!今じゃ全くサンタさんこないけど笑

サンタがくれたウォークマン

見ての通り毎日使い続けたお陰でボロボロ。1年前くらいに真っ二つに割れちゃって、マスキングテープで補充してる状況だし。最近スピーカーも壊れてきて音が出ないの、悲しい…。

山崎彩音

小中高と使い続けているからその時々に聴いていた歌も思い出深くて。

それをちょっと話しちゃう!

まず小学生の時によく聴いていたのは斉藤和義の『君は僕のなにを好きになったんだろう』。

歌詞とマイナーなメロディーがなんか好きだったんだよね。カバーもしてたな!

斉藤和義とBUMPだけで成り立つくらい、どちらも色んなタイプの曲があって、リピートしても飽きなかった。すごい充実感があったな。

そして中学生になりロックンロール、パンクロックに出会ってしまうの。

中学生って学校か部活か塾かみたいな生活だったから、ガーーっとくる何かを今以上に求めていて。

テスト勉強するフリして机でひたすら爆音で音楽聴いて、歌っちゃうと勉強してないのバレるから口パクしながら頭振ったり踊ったりしてた笑

特にお気に入りだったのは『あの娘は綾波レイが好き』『愛するor die』『星になれた』だった気がする。

決められたルールの中で、窮屈さを抱えながらもまだ子供すぎる自分はどこかに行けるわけでとなくて。

そんな中で“コレだ!”って思えるものに出会ってしまったから、それはもう大事件でした。

自由がなんなのかわからないんだけど、とにかく自由になりたくて。毎日ウズウズしていたな。

それが高校生になって、一気に解き放ってしまい、好きな事しかしたくない!って学校には行かず毎朝マックかドトールでサボりながらウォークマンの『朝のおすすめ』っていうシャッフル機能でひたすら音楽聴いて、本読んで、詩を書いて、みたいな生活していたら毎年留年の危機に陥ってしまうという。笑

『朝のおすすめ』は本当にやばい機能だよ!

ピタッとその日の天気や自分の心境に合う歌を流してくるときがあるからね。

特に6月のフィッシュマンズはダメだね。ふわっとしちゃって『なんだかアイスコーヒーが飲みたいなぁ』なんてキブンにしちゃうからね! みんなも気をつけるんだよ!!

8年間使ってるウォークマンは当たり前だけど自分の好きな唄しか入っていなくて。

常にそれが押せば聴けちゃう。魔法みたいだよね。

どんなにうざい教室の中でも、なんか切ない帰り道でも再生ボタン押せばコロッと強気になれちゃう。

だからわたし、ウォークマン大好き!今の自分を作り上げたのはウォークマンだと言ってもいいくらいにね!