カタヤマヒロキが「食」と「ロック」を綴る異色コラム

俺は、ダサい。

なぜならラーメンが好きじゃないからだ。

嫌いな訳じゃない。

ただ、極端にラーメンを食べない方だと思う。

人とラーメン屋に行くことはあっても、一人で行こうとは、なかなか思わない。

呑んだ後に〆でラーメンを食べて帰ろう、という気持ちにもあまりならない。

「ラーメンを食べたい」と思う機会が少ないのだ。

「うるせーよ、だったら食うなよ」

 

わかる。

 

決して、ラーメンを否定してる訳じゃない。

ラーメンコンプレックスなのだ。

ラーメン好きになれない自分が悔しい。

好きになりたい。

わかり合いたい。

ラーメン好きって、漫画の主人公みたいで格好いいと思う。

ツアーで各地に行くことも多く、その土地独自のラーメンがある。

一人でも入りやすく、基本的に千円前後、短時間で食べることができて、お腹も膨れる。

各地で美味しいラーメン屋さんへ行く機会もあった。

美味しかった。

間違いなく、美味しい。

ただ、どんなラーメンを食べても美味しいと感じてしまう。

ラーメン音痴、であり、ラーメンインポなのだ。

これからもっと、ラーメンとわかり合える日が来るのか。愛し合える日が来るのか。

ラーメン音痴な俺が今後ラーメンと向き合う為に、一旦ここでラーメンについて整理したい。

ここに、日本一ぺらっぺらなラーメン録を記す。

ラーメンに対しての語彙力が情弱のため、「美味い」と何回も言うだろう。

どうか、おおらかな心で付き合ってほしい。

 

まず、九州では店で「ラーメン」と書かれているものを頼んだら豚骨ラーメンが出てきていた。

細麺で、かた麺で、クリーミーで、臭くて、美味い。

これは地元大分県別府市で好きだった、大砲ラーメンという店の昔ラーメン。

地元では長浜ラーメンという名店もあり、友達や家族とよく行っていた。

辛子高菜をトッピングして替え玉をする。

 

福岡のハードコアラーメン、元祖長浜家。

ラーメン二郎的な熱狂的ファンが多く、そんな人たちをガンズと呼ぶらしい。

ちなみにラーメン二郎も先輩に連れて行ってもらったことがあるが、その一度しか行っていない。

その時はその量や店のオーラに完全にやられたので、いつかリベンジしたいと思ってる。

 

大阪の揚子江ラーメン。ここはパンクスの先輩に教えてもらい一口食べて虜になり、大阪に行くと、たまに一人でも行っている。

さっぱりしてて、するする入る美味さ。

ラーメン界の中でも俺の中ではかなり上位。

 

石川PAの八王子ラーメン。

玉ねぎのみじん切りと表面の脂の膜が特徴。

八王子ラーメンって初めて食べたけど、かなり美味かった。

 

佐野SAで食べた佐野ラーメン。

「美味い」以外の語彙力を持ち合わせていない。

 

どこかのSAで食べた魅力家のラーメン。

「美味い」以外の語彙力を持ち合わせていない

 

どこかで食べたラーメン定食と思われる。

正直覚えていないが、美味いと思ったことだろう。

 

カップラーメン。なぜこれを選んだのかは自分でも謎。病んでたんだと思う。

 

以上が、2017年から2019年までのアルバムを遡って写真を撮っていたラーメンだ。

もう少し食べた気がするが、写真はなかった。

 

書いていてわかったことが一つある。

俺は、ラーメンが好きだ。

ただ、ラーメン愛がとてつもなく大きい人がゴロゴロといる中で、普通より“ちょっと好き”くらいの自分が恥ずかしかったのだ。

それと結局「ラーメンあんまり食べないんだよね」っていう自分に酔っていたのだ。

今後はもっと斜に構えずに、ラーメンと向き合いたい。

そんなことも踏まえて、

「やっぱり俺ってダサいなあ……」

と、下唇を噛み締めるのであった。とほほ。

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