the twentiesのタカイリョウがおくる毎月1枚の写真とコラム

the twentiesタカイリョウの「頭を木刀でやられたのかもしれない」

2019/7/12

第15回:「頭を金属バットでやられたのかもしれない」

どんよりとした曇り空の大阪一三でションベンをしたのち、会場である映画館シアターセブンのドアを叩いた。(ドアは無い)
早速楽屋に案内されたのち、弾き語りのリハを終え楽屋に戻ると金属バットのお二方がパイプ椅子に座り、足を机に乗せて煙草をふかしていた。
「おう。きさん誰が楽屋に入ってええ言うたんや。しばくぞ。」

突然胸ぐらを掴まれた恐怖に即刻楽屋を退散した。本番まで1時間。居場所を無くしたわたしはトイレの便座に座り、お二方の漫才が始まるのを只ひたすらに待つこととなった。

……というのはお会いするまでにおれが持っていたイメージ。実際は金属バットで楽屋の壁をずっと殴っていたのでやはりあまり近づかないでおこうと楽屋を後にした。

 

よしもとからの一通のメールで始まった今回のお笑いと弾き語りのライブは、出演する本人でさえも謎多きイベントだった。

19時半。会場に出囃子が流れ、金属バットの漫才が始まった。同時に空間は大きな笑いに包まれ大盛り上がり。
口から出てくる単語のセンスにお二方はかなりの知識人なのではと感じながらも同時にこんな空間で弾き語りやんのかい。と心臓がギュンと半回転したのを覚えている。

しかしわたしにもバンド取り置き枠で45枚ちゃっかりもらったお客様がいる。いや、いるはず……。
客になりすましたJASRACの潜入社員でなければ大変心強い。

普段とは違う空気に心臓を半回転させたままアコギ片手にステージへと上がり客の前に立った。瞬間、心臓は5回転ほどクルクルと回りその後は非常に素晴らしい時間を過ごさせてもらった。会場にいたお客さま方はとても暖かく、まるで暖炉の前でピザでも食ってるかの様な気分だった。歌も静かに聴いてくれてとてもやりやすい。
おい、なんだ。イメージと違うぞ。塩っけの薄いポップコーンや紙コップに氷が並々入ったコカコーラが一斉に投げ込まれる絵面を覚悟していたのに。

1. 追憶ダンス
2. 2 0 1
3. 荊棘
4. Don’t look back in anger
5. いかれたbaby
6. 園の子

気持ちよく歌わせてもらいステージを降りると、次の漫才を控えた金属バットのお二方が袖で仁王立ちしていた。
あざました。と伝えると突然小林さんに「一緒にステージ上がってもらってええですかねえ?」と胸ぐら掴まれた。
なるほど。おれは今からこの人に大勢の前で嬲り殺されるのかと悟った。そして綱紐で引っ張られた猿の様にステージへと上がり、金属バット友保として体を斜めに傾けお辞儀をした。

この後何が起こったのかはあまり覚えていない。薄れ逝く意識の中、長髪の友保さんがギターを担いでステージに上がっていく姿は微かに見えたのだが。
そうか…… おれになりすます事で此処での事件は午後のニュースにも取り上げられず、明日の朝にはいつも通り太陽が顔を出し皆清々しく朝のコーヒー一杯を優雅に楽しむのだろう。

それにしても漫才師(の気持ちだった)として、一瞬でもステージに上がらせてもらったのはこの上ない幸せだ。この先二度と無いだろう。

その後何とか息を吹き返し、一番不安で仕方なかったお二方とのトークタイム。ビールを飲みながらやりますか?と言われたので素直にアルコールpowerを頼ることにした。
最終的には只々ずっと笑っていただけなんですけど。腹筋がヒクヒク鳴くほど笑った。まじで何でそんな言葉出てくるん?ってのが多過ぎて笑い死ぬとこだった。

ポッケから財布を出され、「楽屋で盗まれんごと警戒して財布もって来ましたわ」と言われた時には何故バレたのかと血の気が引いたが、私がM1の審査員だったら横に並ぶ審査員の得点も勝手に満点にして即1000万だな。本当に沢山笑わせてもらいました。

やはり人を笑わせる仕事は凄い。
寝る時YouTubeでお笑いを流しっぱなしにしていつも寝る。一日のストレスや悩み怒りを浄化してくれる。芸人のトークと笑い声に安心して眠りにつけるのです。
そんな魔法使いのような芸人さんとこうして肌が触れる距離で笑わせてもらった幸せな一日をおれは死ぬまで忘れないでしょう。

あ、わしか。

the twenties タカイリョウ&金属バット

 


RELEASE INFO

single「Will Be a Legend」

  • 2019年8月4日(日)リリース
  • NECR-1019/1,000円(+税)
  • 収録曲
    1. Will Be a Legend
    2. Spit
    3. 幻夏夢

single「+PUS?!」

  • 2019年8月4日(日)リリース
  • NECR-1020/1,000円(+税)
  • 収録曲
    1. +PUS
    2. 5
    3. 荊棘
the twenties / +PUS

LIVE INFO

『Will Be a Legend』&『+PUS?!』 リリースワンマンツアー

8月4日(日)東京・ShibuyaMilkyway
OPEN 18:30/START 19:00

8月16日(金)愛知・名古屋CLUB ROCK’N’ROLL
OPEN 18:30/START 19:00

8月30日(金)福岡・薬院UTERO
OPEN 18:30/START 19:00

9月1日(日)大分・大分clubSPOT
OPEN 18:30/START 19:00

9月8日(日)宮城・MusicSpace BARTAKE
OPEN 18:30/START 19:00

9月13日(金)京都・京都MOJO
OPEN 18:30/START 19:00

<チケット>
前売り 3,000円/当日 3,500円(ドリンク代別)
発売日:7月13日(土) 10:00〜
ローソンチケット:https://l-tike.com/thetwenties-onemantour/
イープラス:https://eplus.jp/

OTHER LIVE 

7月13日(土)東京・渋谷ASTRO LAB.
「X -AXIS」
OPEN 19:00/START 19:30
前売り 500円
出演:タカイリョウ
DJ:六本木VARIT.CAMELEON Dj’s/遠藤孝行(New Action!/Ajam)/八木橋一寛(ROCK ACTION)

7月13日(土)東京・六本木Varit
「X -AXIS」
OPEN 24:00/START 24:00
前売り 1,000円/当日 1,500円(ドリンク代別)
出演:‪the twenties
DJ:遠藤孝行(New Action!/Ajam)/クロマティーゆうや(シンガポールチリクラブ)/and more,,,

7月20日(土)京都・京都CLUB METRO
SUNNY SUNDAY SMILE
OPEN 22:00/START 22:00
前売り 1,800円/当日 2,300円(ドリンク代別)
‪出演:the twenties/McFaddin
DJ:OHNO SHINSUKE/IWASAKI SHIN/SHIM TATSUYA/SAKAMOTO SATOSHI
VJ:FJOK/DAISUKE

7月24日(水)東京・新代田Live bar crossing
「FeelFree vol.22」~Bassist Night「HENTAI NO ENKAI」~
OPEN 18:30/START 19:00
前売 2,400円/当日 未定(1ドリンク別)
出演:‪木原潤(memento森/SMOOTHIES)/漱石(モハメド)/グローバル徹(鳴ル銅鑼)/野菜くん(the twenties)
※野菜くんのみ出演となります

8月2日(金)東京・新宿red cloth -紅布-
SAMURAIMANZ GROOVE企画
「新宿無双〜侍も木刀でやられたのかもしれないの変〜」
OPEN 18:30/START 19:00
前売り 2,800円/当日 3,300円(ドリンク代別)
‪出演:the twenties/SAMURAIMANZ GROOVE/and more,,,

8月14日(水)大阪・梅田Shangri-La
onion night!「onion night!lv!82!」 ~onion night!11周年記念公演~
OPEN18:00/START 18:30
前売り 2,500円/当日 3,000円(ドリンク代別)
出演:the twenties/Yap!!!/and more…‬

9月14日(土)~16日(月・祝) 東京・新宿,下北沢,渋谷地区の各ライブハウス
「TOKYO CALLING 2019」
詳細はオフィシャルHPよりご確認ください
オフィシャルHP https://tokyo-calling.jp/