airi、三宅遥、山﨑彩音、咲絵。期待のシンガーが集結したRock is LIVE2の映像を公開!<前編>


ロックは高齢化しているのか。そんなことはない。有名なロック・ミュージシャンが高齢になっただけだ。ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニーは70代。日本ではクロマニヨンズ、コレクターズ、浅井健一が50代。第一線で活躍している人たちが歳を重ねながらロックンロールしている。では若者は音楽をやってないのか。アニメに興じているのか。スマホでコミュニケーションをとるのに忙しいのか。そんなことはない。若者だって歌っている。
「17才から20才までのミュージシャンを集めてライブをやるんです」。忌野清志郎をバックアップしていたキーマン2人から話を聞いた時に、Rock is LIVE2とくっつけようと思った。全員が女の子のシンガーソングライターだという。ギター女子的なブームとは一線を画した「自分の場所」を模索しているという。ますます面白い。ロック・バンドを取り上げていればそれでいい。そういう割り切りでRock isはやってきた。それがRock isの基本だと今でも思っている。これからもそれは貫く。彼女たちはこれからロックに転ぶのかポップ路線を行くのかブルーズを奏でるのか、全くの未知数。歌の力を信じて、ペルソナをリリックとメロディへ変換する。ただそれだけに集中している。カテゴライズするのはもうちょっと先だ。なんたって彼女たちは若い。
Rock isの役割はミュージシャンを照らすこと。彼女たちがこの先、Rock isの基本路線とは違ってもいい。未知の可能性を照らそう。彼女たちが進む道を照らそう。豆電球くらいの灯りかもしれないが、とにかく照らしてみよう。机の前にふんぞり返って売れてるアーティストから順番にブッキングしていくような、そんなイベントをやるつもりなど毛頭ない。そういうのはDONUTの、Rock isの役割ではない。そうやって2017年1月8日にイベントを下北沢440でやった。サブタイトルは「4colors of guitar & music」。これから2週にわたって、未知の可能性をアコースティックギターに乗せてうたう4人のアーティストのライブを出演順にアップロードする。
まず最初に登場するのはairi。鹿児島出身のシンガーソングライターだ。12才の時に、ピアノとカホンのインストゥルメンタルユニット「→Pia-no-jaC←」(ピアノジャック)をカバーし評判になった。14才の時に地元FM局のコンテンストでグランプリを獲得。中学を卒業して東京にやって来た。高校に通いながらシンガーソングライターを目指し活動中。日本のポップスから大きな影響を受けているairiだが、キャロル・キングやノラ・ジョーンズなど、洋楽のカバーもYouTubeにアップしている。これからどういう道を歩むのか、未知の可能性を秘めたシンガーだ。
三宅遥の特徴はファルセットと力強いギターのアンサンブルだ。ファルセットが北欧の音楽を彷彿とさせる。しかしそこへは振り切らないで、ポップ・ミュージックとして着地する。このバランス感覚が不思議な世界観を作り上げている。それが三宅遥の現時点でのオリジナリティだ。彼女は2015年5月に活動を始めたばかり。2016年12月に1st Mini Album『夜とサイダー』をタワーレコード新宿店よりリリースしている。
まず今週は、airiと三宅遥のパフォーマンスを楽しんでください。(森内淳/DONUT)