THE COLLECTORSが武道館ライブをリリース 加藤ひさし&古市コータローに動画インタビュー
3月1日のザ・コレクターズ武道館公演はとにかく無駄な演出を削ぎ落とし、ひたすらロック・サウンドを聴かせるステージだった。30年間、ブリティッシュ・ロックを愛してきたコレクターズのソウルがダイレクトに伝わってきた。ここまで奇をてらわない武道館ライブを見たのは久しぶりだ。このライブへの評価がやたらと高いのも頷ける。そのライブの模様を収録したのがブルーレイ&DVD『THE COLLECTORS live at BUDOKAN “MARCH OF THE MODS ” 30th anniversary 1 Mar 2017』だ。CDボックスで初期作品をリミックスしたケニー・ジョーンズがミックスダウンで再登板。ケニーによって、敬愛するブリティッシュ・ロックのど真ん中を射抜いた歌と演奏が、ケニーによって、より本物のブリティッシュ・ロック・サウンドに近づいている。それをダイレクトに感じられるのが、ブルーレイとDVDの両方に同梱されている2枚組のライブCDだ。ケニーのリミックスによる新たなベスト盤を聴いているような感覚になった。加藤ひさし(vo)も「映像を見る前にこの2枚組のライブCDから聴いてほしい」と言っている。ライブ映像の編集もなかなかいい。シンプルなのにゴージャス感があるステージの特徴を的確にとらえている。オーディオコメンタリー(ブルーレイのみ収録)については「ひどすぎる」と加藤ひさしと古市コータロー(gt)は自虐的に言うが、それほどひどいものではない。少々自画自賛が過ぎるが、どういう気持ちでライブに臨んだかがとてもよくわかる内容になっている。コレクターズは6月10日より『Roll Up The Collectors』のアルバムツアーに突入。昨年12月にリリースした作品だが、武道館云々できちんとツアーがやれていなかった。それを今回、ツアーファイナルの中野サンプラザまで、32公演で完遂しようというわけだ。武道館を経由してライブハウスとホールのステージに立つコレクターズが放つど真ん中のロックを堪能してほしい。(森内淳/DONUT)