Droogミニアルバム『環状線デラシネ』完成!今のバンドの姿が響く本作についてカタヤマと荒金にインタビュー
Droogが5thミニアルバム『環状線デラシネ』をリリース。
本作の制作を経て、改めてメンバー一丸となったとカタヤマ・荒金が語る
カタヤマヒロキ(vo)、荒金祐太朗(gt)、多田拓斗(ba)、右田智弘(dr)からなるDroogが、5枚目のミニアルバム『環状線デラシネ』を10月25日にリリースした。荒金のゴキゲンなロックンロール・ギターで幕を開ける「Band of Gold」から聴き進めていくと、1枚をとおして今のバンドの姿が強く響いてくる。開放感を増した荒金のリフ、耳を惹く多田のベースライン、グルーヴを強めた右田のビート、艶と包容力をみせるカタヤマの歌。衝動はそのままにバンドの進化があらわれている。今作で浮かび上がった“環状線”“デラシネ=根無し草”“月”というキーワードは偶然の産物だそうだが、メンバー脱退の危機・解散の危機を乗り越えて完成したという本作には、サウンドにも歌声にも隠しきれない4人の思いを感じてならない。Rock isでは今回、カタヤマと荒金に動画インタビュー。サウンドプロデューサーに蝶々Pと磯江俊道を迎えたレコーディングやバンド、ツアーのことなどを語ってもらった。
ライブ定番曲「Theme of Droog」で<We are Droog!>と叫んだ彼らは、今作ラストで<We are Family>と優しくも力強く言い切った。危機があったのにというか、危機を乗り越えたからこそと言うべきか、サウンドに漂うポジティヴな感触は彼らの強さなんだと思う。かつて、茶沢通りからの道が地元・大分別府と繋がって「青い道」となったように、進み続ければいい。Droogに終着点なんてあってたまるか。(秋元美乃/DONUT)