八田ケンヂが12月26日、デビュー35周年記念アルバム『時代がフザケテル』をリリース。Rock isにコメントを寄稿&全歌詞公開!
スマ・ロ子、KENZI&THE TRIPSでも活動している八田ケンヂが12月26日、ソロアルバム『時代がフザケテル』をリリース。Rock isにコメントを寄稿。
スマ・ロ子、KENZI&THE TRIPSでも活動している八田ケンヂが12月26日、ソロアルバム『時代がフザケテル』をリリース。この作品は彼がデビューして35周年を記念した作品。ケンヂのソロ=アコースティック・ギターという印象がある。実際、今回のアルバムでもアコースティック・ギターを弾いているのだが、作品はマルチ・プレイヤーの野島健太郎を迎え、アレンジも含め、ロック・アルバムになっている。TRIPSのようなパンクやポップなノリはないが、「時代がフザケテル」「戦え!同志よ!!」「運命なんてクソくらェ」などなど、ケンヂの反骨精神をソウルフルな歌で綴っているという意味では立派なパンクだ。「好みの女が見つからない」や「あんたデリカシーを知らねぇな!?」など、笑える要素や民謡の要素を取り入れた「弱者の穴」などなど、35年分の音楽体験を全部収録したような内容になっている。今回はケンヂがRock isのために1曲ずつコメントを書いてくれたので紹介する。さらに歌詞を公開してほしいというケンヂからのリクエストにこたえ、全歌詞を掲載する。
ジャケットは盟友・奈良美智が担当。ケンヂは2019年1月よりこのアルバムのリリース・ツアーを行う。(森内淳/DONUT)
八田ケンヂ コメント
- 1. 時代がフザケテル/この歌の『時代』とは『権力』奴らが嫌うものはぬくもりや真心つまり愛だ、権力=悪なんだよ。
- 2. 戦え!同志よ!!/オレには同志がいる!知り合いでもなくても関係ない!孤独に戦ってる奴らはみんな同志だ!そしてオレたちは知ってる!悪い事ばかりは続かない!時間は止まらないって事を。
- 3. サイコパスに花束を/サイコパスとは付き合えないが『花束を』をつけたのはマトモなサイコパスもいるのではと言う、オレ的フォロー。
- 4. 好みの女が見つからない/理想のタイプは長澤まさみ!ヨロシク。
- 5. あんたデリカシーを知らねぇな!?/セリフで始まってブレイクでキメ文句そしてサビへ~どっかで聞いたことあるな~あんた、あの子のなんなのさ(笑)。
- 6. さようならコンプレックス/劣等感を力に変えるのではなく、短所を長所に変える!でいいんじゃない~。
- 7. 弱者の穴/オレ初の民謡を意識した曲「さようならコンプレックス」のアンサー的内容でもある。
- 8. 運命なんてクソくらェ/クソにはクソくらェって言っちまえばイイんだよ!ロケンロー。
- 9. 万能薬は時間だけ/絶望に対して『いつか、きっと大丈夫さ』と歌う事に葛藤はあったが、そんな歌があってもイイ!そんな思いがあってもイイ!と思って歌ったよ。
- 10. R&Rカムイ/アイヌのカムイ(神)は人と対等だからカムイにも文句を言うんだって、世の中には神も仏もあるものかと思う出来事が沢山ある、そんな時、アイヌの考え方が府に落ちたんだ。
- 11. 苦節35年/苦節とは苦しみに負けず自分の信念や態度を守り通す・こと(心)とある!それ、歌を通して35年やってるわ~スマロ子からだと40年近いわ~我ながら凄いわ~でも、それをず~と見てくれてる人達がいるんだな~そっちの方が凄いよな~こうなったら最期まで看取ってくれな~あと40年~(笑)。
- 12. 中の下/サバ読んでました~オレの生活水準、下でした~(笑)。