山﨑彩音が「今」気になるモノやコト、エッセイなどを紹介!

山﨑彩音の「その時、ハートは盗まれた」

2019/1/16

第37回目「どう頑張っても逃げきれない特徴」

山﨑彩音

あけましておめでとうございます。

2018年のこと、振り返る余裕もなく年が明けてしまいました。
なので今更なんですが、ここで少し2018年を振り返りさせてもらいます。。。

ちょうど『METROPOLIS』のレコーディングが本格的に始まったのが2018年の1月だったかな。4月に完成して、夏にリリース。その後、新しいメンバーと出会って灼熱の「音霊」で汗だくでライブしたり、「ミナホ(ミナミホイール)」に出たり。10月には初めての自主企画「サロンドゥバイャャフスキー(Salon de by Yayavsky)」を開催しました。

そして個人的な2018年の大ニュースは、東京で一人暮らしを始めたことです。

藤沢は全然東京に通える距離なんだけど、一人で生活しなくちゃ!という思いが爆発して、ちょうど『METROPOLIS』のリリース日に引越しをしてました。

新しい暮らしも半年くらい経って、今やっと少し慣れてきたところです。

11月まではWi-Fiを設置していなくて、ネットが使えない環境&東京に友達ほぼゼロ&テレビのリモコンがないという、“現代版:孤独のヒッピー”状態でした。

これにより、生活が「無」って感じで、家ではずっと一人で喋ってて、少し変になってました。多分寂しかったんだと思う。

でもネットもテレビもないと、絵の具で絵を描いたり、習字したり、ひたすら掃除に励んでみたり、踊ってみたり、料理作ったり、じっくり音楽聴いたり、もはや静寂を楽しんでみたり。そういう自分なりの遊びを見つけて、なんとか乗り切る力を身につけました。

そのおかげで前よりも家に引きこもるのが得意になって、せっかく東京に住んでいるのに、あまり外へ遊びに行かなくなってます(今はむしろこれが悩み)。

2018年は今までの自分だったらキャパオーバーな案件がたくさん起こった年でもありました。
辛いこと、悲しいことは誰にでもあると思うけど、それが2018年ありすぎたからわたしは自分の本質を改めて知ったりしました。

「自分ってこういう人」ってなんとなくずっと決めてある、当たり前の自分像みたいなものがどんどん壊れていって、本当の本当は全然そんなんじゃなかったんだなぁと気づいたりした。

わたしは小学生の頃バスケをやっていたんだけど(テニスもやってた。運動してたと聞いて驚く人もいるのかなあ)、運動って勝ち負けがあったり、団結したり、一生懸命やってるのをコーチにアピールしないといけなかったり、負けたら悔しがるのがお決まりだったけど、そういうのが本当に何故だかできなくて。

最初は好きで始めたバスケも、どんどん嫌いになって、もはや全力で走ってるところを見られるのすら恥ずかしいと思って。
それで本心は好きだから頑張りたいのに、競争したり努力をアピールすることが嫌だったから、テキトーにかったるくやってた。そしたら大人も友達もわたしを面倒くさがりやと名付けてきて。それからずっと、「かったるい面倒くさがりやな女の子」というレッテルを貼られて生きてた。
周りに言われるうちに自分ですら自分のことを面倒くさがりやだって思い込んで、口癖が「めんどくさい」になって、気怠い種族になってました。

そこから中2になって、今でも大好きなバンドやアーティストに出会って、音楽の自由さが自分にぴったりだなあって思って。

その頃には気怠い種族ではなく、ちょっと気持ち悪いけどウケる種族に変われてました。

近くにいる人によってどんどん構成されていった自分像というものは、疑いも持たないほど自分になっている。
だけど超現実的なことが起こると、自分の本心が現れる。

家を出て、一人でいる時間がほとんどの今、これまでの構築されてきた自分はどこかに消えて、別の人になる気配がしている。
リニューアルというよりかは、元のあるべき姿に戻る、というイメージが近いかな。

これはやっている音楽にも言えていて。

好きという気持ちや理想を大切にしたい、追いかけたい、そういう気持ちはずっと変わらないけど、それよりも前に、自分の本質ってなんだろうって考えることが増えた。
よく、「あなたの個性や強さはなんですか?」っていうのがあるけど、まさにそれです。
どう頑張っても逃げきれない特徴みたいなもの。

最近のわたしは、その”どう頑張っても逃げきれない特徴”ともっと向き合って、追求してみたいという気持ちが強い。

多分それはソロのアーティストであり、シンガーソングライターであるからだし、唯一無二の芸術家に憧れているからだと思う。

前からずっとなりたい人がいないのは、自分になりたいって思ってるからだとも思う。

自分になるってなんだよ、って感じなんですけど、斉藤和義さんも「月光」という曲で、「ロックンロールに教わったことは 人と違っても自分らしくあれってことさ」と歌っているし、そういうことなんだと思います。

だから2019年はどう頑張っても逃げきれない自分の特徴を追求して、それを活かせるように戦うんだと思います。

結局今年の抱負になってしまいました。

とにかく今年もみなさんが、わたしが、上機嫌でありますように!♡

 


LIVE INFO

  • 1月26日(土)新宿レッドクロス
    「ALON DE BY YAYAVSKY ASTORY TWO」
    出演:山﨑彩音/大比良瑞希/斎藤アリーナ

山﨑彩音『世界の外のどこへでも』MV

major 1st album『METROPOLIS』

2018年7月25日(水)リリース
FLCF-4515/2,400円(税込)

<収録曲>
1.アフター・ストーリーズ
2.世界の外のどこへでも
3.ロング・グッドバイ
4.Nobody Else
5. FLYING BOYS
6.恋は夢の中
7.メェメェ羊とミルクチョコレイト
8.ナイトロジー
9. Wolf Moon
10.海へ行こう