山﨑彩音の「その時、ハートは盗まれた」
第9回目 『あやねとギター(1)』ギターとの出会い!
山﨑彩音ミニアルバム『キキ』2017年 4月 26日(水)リリース
ヤーヤー ャャャ
やまざきあやねです、ャャャ
第9回目は『あやねとギター(1)』つう事で、前編はわたしとギターとの出会い、初めて使ったギターの話など、しようと思うよ。
わたしが初めてギターを手にしたのは小5の終わりくらい。
ずっとジャニヲタだった私は関ジャニが好きで、好きで、好きで、好きすぎてメンバーの中に入りたいと思い、メンバーの中に入る妄想までもする気持ち悪い小学生だったのだが、
関ジャニはみんなも知ってると思うけど、バンド演奏をやるグループでね。
わたしは当時亮ちゃん(錦戸パイセン)が好きでね。彼はギターボーカルだったから、わたしもギターを始めてそれで関ジャニに入るんだ!って思いついちゃって。
それでお父さんがギターやってた人だったから、『パパ!わたしに今すぐギターを用意して!』とお願いして、くれたのがタカミネのアコギ。
タカミネのアコギはビジュアルが結構お気に入りで。小ぶりでネイビーとクリーム色の線。
幼きあやねベイビーの中でアコギって古臭くてダサいお花の絵とかが書いてあるものだと思ってて。(ピックガードのことだな。)
でもお父さんがくれたのはダサくなくて結構嬉しかった思い出がある。
一番最初に練習した曲はスピッツの『空も飛べるはず』だったな。
驚異の集中力で一日でF以外のコードが弾けるようになって、一週間もしたら自分なりに空も飛べるはずを唄って弾いてた。
でもこのタカミネのギター、すごい弾きづらくて。 こういうものがギターだと思い込んでいたけど、それでも弾きづらくて。
なんか音も響かないし、力ずくでガーガー弾いてた。
ネックがそっちゃってるのにだんだん気づいてきてお父さんに『これどうにかしてよ!』って文句言うんだけど、なかなかそのままで。
そして中学生になって、中1のお正月にお年玉でエレキを買うの。
アコギは弾きづらいけど家にあるし、この可愛いやつが欲しいってアイバニーズの黒のレスポールを買った。
今だったら絶対選ばない。可愛いとは思うけど今だったら絶対選ばない。
しかも黒のレスポール、驚くほど重くて。フレットもボコボコしてて、ちょー弾きづらかった。 ギターってこんなにも過酷なものなのか?って思いながらいつも弾いていた。
アンプの使い方もよくわかんないし、でも歪んだ音があんまり好きじゃなかったから、
黒のレスポールでわざわざクリアな音を出して弾いていた。
そして中2の夏に事件が起きるの。
兄が部屋に入ってきて円を描くようにスキップをしていて、今思うと“何してんの?”って感じなんだけど、当時は今よりも少年少女の心だったし、 お兄ちゃんとも仲良かったから、うぇ~いって遊ぶ予兆かな って思ってたんだけど。
床に置いていたレスポールをそのスキップで折られちゃって。
ギターの上にはタオルケットがかかっていたから(おやすみって休ませていた)踏んで折れたことわからなくて。
見つけとき発狂&号泣。
ママ、お兄ちゃんに“あんたなにしてんの”。
それで弁償してもらうことになって、
次はどんなギターにしよう?ってお父さんと話していたら、『絶対テレキャスターがいいよ』って言われて。
楽器屋見に行って試しに弾くけど何が何だかわかんないし、見た目もそんな惹かれないし、ブランキーに出会いたての私は“えーグレッチが欲しい~”って言ってたけど高すぎるし笑
結局フェンダーのテレキャスを買ったんだけど、内心なんでこれにしたんだろう…ってあまり嬉しくなかった…
まあでもレスポールよりも重たくないし、アンプ通さなくても音がシャカシャカなるしで断然弾きやすいよね。
あと、ベリーベリーストロングのPVで斉藤和義も弾いてるじゃん!ってそういうのでだんだん愛着が出てきてたな笑
今だと持ってるギターの中で一番のいいギターだなって思ってる。
実は4月26日に発売するミニアルバムでそのテレキャスを使ったの!
前作ではアコギと歌のみだったんだけど、今回はちょっと違う感じなんだ~
テレキャスのあったかくてキッチリしてる音が最高にマッチしたよ。
アコギでは出せない空気感とグルーヴってヤツが生まれて嬉しかったな。
そして次回『あやねとギター 後編』は、ライブで使っているアコギと超かわいいダンエレクトロのステキ秘話についてです。お楽しみに!