山﨑彩音の「その時、ハートは盗まれた」
第28回目 『わたしたちのシネマ』
さて今回もイラストレーターで友人の遠井リナ氏との会話を掲載。
後半戦!!!
【第2章~わたしたちのシネマ~】
A(山﨑彩音):最近観た映画でおすすめある?
R(遠井リナ):「欲望の翼」かな。
かっこいい男みたいな、、、香港の遊び人が女を口説いたり寝たりするんだけど、、なんて言えばいいんだろう。。
A:いや、いい映画ほど説明するのって無謀すぎることだよね(笑)。
R:うん、でも印象的なシーンとか画面が多くて。映像とリンクするところがあって。基本的に映画って色んな要素が入ってるじゃん。映画の中に音楽が出てきたり、テレビが出てきたり。ラジオとか。
映画っていう異世界の窓、そういう平面だけど奥行きがある世界があるじゃん。そこに全ての要素が詰まってる。生きる世界も行ったりきたりできる。
そういうのがいいなって思って最近は積極的に映画観にいくようになった。
A:やっぱり何かを求めているから映画を観るってあるよね。私は最近、音楽よりも映画の方が影響受けやすい。情報が絵としてあるし、音としてもあるし台詞も面白いし。一番自分をピピピってさせてくる。
R:だいたい好きになる映画ってどこを切り取っても絵になる。
A:どこを切り取ってもポスターになる映画いい説あるある。
A:唐突だけど最近悩む?
R:なんか最近悩むことが勿体無い気がしてきて(笑)。
A:なんかさ、流れ的には「悲しいとか置いとこう!」みたいなテンションになってはきたけど、まだなりきれてなくて。これ深く悲しめるけどどうする? 踊る? みたいな気持ちのチューニングがまだ微妙なとき(笑)。
R:わかる~。でも前より良いどうでもよさがまんえんしてきた。
ちょっと話ズレるけど、すごい悲しいときとか言葉にすると悲しいってなっちゃうけど、そこには色んな感情とか経験とか雰囲気とかが含んでるわけじゃん。なんでこう言葉にするとこうなんだろうって、、、。
A:言葉に対してナイーブになっちゃうよね、、、。
R:心の中で感じていることを素直に言葉にすると安っちくなるっていうか。
A:わかる。言葉にも固定概念があるからね。
R:だから詩とか絵を描くとか、感情を何も通さないで直接伝える方法だよね。
温度をそのまま乗っけて勝手に感じてくれ!っていうのができる。それが自分に与えられた方法なのかなって。まあ方法は人によって様々だけど。
絵を描いてとりあえず今の感情を残したいとか、映像や写真を撮って現像してとっておきたいとか。アウトプットする時期は色々だよね。
A:私がリナピのイラストに強く感じるのが、暴れたい少年的な部分。すごいそれが素直に出ていて何か企んでる感じが伝わる、ユーモアがあると思う。
R:あっ嬉しい。
A:私は何をやっていても破る殻がたくさんあるの(笑)。こうでなければいけないみたいなのが強くて、身構えちゃうことが多い。そういうのが時にすごい邪魔になるんだけど、リナピの絵は無邪気に突っ走ってる感じがする。
R:いやでもそれはすごいわかるよ。きっと根が真面目なんだろうな。。。
A:根が真面目というか小難しい(笑)。じゃなかったら人生とは、とか今とは、とか話し合わないよね。
R:まあでもそれが楽しいよね。
A:自分について、自分の見える世界について疑問を持ったり、何か感じたり。それってちょうピュア!!
前回「トキメキに正直に生きるわたしたち」で最近最も会いまくっている友人であり素敵すぎるイラストを描く遠井リナ氏との会話を掲載したところ、
この世界の片隅に生きているであろうイカすティーンからの反応がポツポツとあり、とっても嬉しかった。
連載も音楽も世界中の人に届くといいな~と思ってやっているけれど、特に同世代の子たちが反応してくれたり、好き! と言ってくれることほど嬉しいことはない。。。
自分とよく似た人に出会うってなかなか難しい。
そんな中で彼女に出会い話したり、絵と言葉を送りあって新しいものを作ったりしている今キセキ的すぎる。
なんかアンディー・ウォーホルのアトリエみたいな、時計じかけのオレンジのミルク・バーみたいなやばいサロン的な秘密基地があればいいのにね。
行ったら自分とよく似たヤツいる! みたいな場所あったらサイコーだよね。
そんな場所あるよ!って人は是非教えてね。
自分が歌を歌うこと、リナちゃんが絵を描くこと、きっとそれはただ純粋に生きるのが不器用すぎるから表現せずにはいられないということ。
そんな私たちが日々感じたこと、伝えたいことを、たとえそれが細々していてもそれを自分の方法で記録する。
それが世界中の人に届いたら素晴らしく素敵なことだ。
☆遠井リナ個展「One-Way Ticket to the Moon」
6月9日(土)・10日(日)
中野・”meee” Gallery Tokyo
http://www.meee.jp/

2017年 4月 26日(水)リリース
FSCT-1005 フォーライフソングス
¥1,200(税込み)
収録曲:プレゼント/〇/キキ/ La mer 全4曲