Drop’sの中野ミホが好きな映画、おすすめの映画を紹介

Drop's 中野ミホの「まほうの映画館」

2019/4/15

第十二回「追っかけられても、殺されかけても大丈夫。ボウリング行こうぜ。ビッグ・リボウスキ」

みなさーん。ハロー。

四月、春ですよ。これはもう春です。ウキウキ!
あったかくなって気持ちよいのですが、実は毎日眠くて仕方ありません。。笑
新たな気持ちでシャキッ!としたいこの頃でございます。

 

最近はなんだかまた改めて、アメリカの映画にハマるムード。
生まれ変わったら、わたしゃハリウッド女優になりたいわぁ〜とこの間ふと思ったくらいです。笑
そんな今月は、わたし的にアメリカ!なイメージの強い監督、
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の作品をご紹介します。

コーエン兄弟作品のファンの方は多いはず。
カンヌ映画祭での受賞歴は数知れず。
わたしは最初に『ノーカントリー』を観てかなりの衝撃を受け、以来少しずつですがさかのぼって観ています。
行ったことないけど、なんかリアルに切り取られた地域のアメリカが描かれていて
とってもかっこいいのです。そして何より物語が毎回とてつもなく面白い!
脚本も彼らが書いているからほんとすごい。スーパー監督ブラザーズなのです。

今回は、まだ観ていなかった作品。『ビッグ・リボウスキ』をチョイス。
ボウリングのジャケと、足のジャケの2種類あるみたいですがどちらもパンチあります。
製作は1998年、主演はジェフ・ブリッジス。
舞台は90年代はじめのロサンゼルス。
主人公である「ロス一の怠け者」、デュードことジェフリー・リボウスキ(ジェフ・ブリッジス)は、
仕事もなく、いつもダルダルの半ズボンを履いている自由な独身のおじさん。
音楽を聴くこととドライブ、そして友達とボウリング大会に出るのが趣味。
ある日彼の家に見知らぬ二人組の男が現れ、「お前の嫁の借金を返せ!」と脅され、大事な絨毯におしっこをされてしまいます。笑
彼は同じリボウスキという名前の富豪と間違えられていたと知り、
その富豪のもとへ行って絨毯を弁償してくれと頼みます。
その時は怠け者だ、負け犬だと言われ追い返されてしまうのですが、
後日デュードのもとにリボウスキ氏からある依頼が舞い込みます。
それは誘拐された妻の身代金の引き渡し役をやってくれというもの。
報酬をもらえるということで引き受けたデュードですが、ボウリング仲間のウォルター、
リボウスキ氏の娘モード、ポルノ映画界の大物トリホーン氏、元テクノバンドマンたちからなる誘拐犯グループなど、あやしい人物が次々と現れ、事態はどんどん複雑に絡み合っていきます……。
リボウスキ氏の妻はどこにいるのか。デュードはどうなってしまうのか……!

 

いやー! 期待を裏切らない面白さでした。
クスッと笑えるシーンがたくさんありながらも、
物語の展開が早くてグイグイ引き込まれてドキドキ! まじでどうなるかと思った〜。

とにかく主人公のデュードが、いつもだらしない格好だし、態度もでかいし、言葉づかいも汚い。。
ずっとお酒飲んだりボウリング場でダラダラしてる。
それなのに、なんかかわいくて憎めない!
むしろだんだん可哀想になってきて応援したくなるおじさんなのです。
どんな災難に巻き込まれても、ボウリングチームの練習にはきちんと行くし。
チームメイトのウォルターがまあまあめんどくさい奴で、かなーり振り回されるんだけど、結局ずっとつるんでるし。
そんなデュードを愛さずにはいられません。

そして彼に負けず劣らず、むしろもっと強烈な登場人物たち。
気が短くてすぐ勝手なことしちゃうウォルター、いつも話に入れてもらえないドニー(コーエン兄弟作品常連のスティーヴ・ブシェミ!)、
美人だけど話を聞かないし何かと強引なモード、刀を持ったドイツ語訛りの誘拐犯グループ(まさかのレッチリのフリーとエイミー・マンが居ます)……などなど、みんなどこか胡散くさくてちょっと抜けてる。
けど誰がなんの目的で動いているのか謎だし、どうなってしまうのかずっとドキドキ!
ちゃんと観ていないとわかんなくなっちゃうかもです。

一方で物語とは直接関係のないシーンとか、デュードの夢の中のシーンも印象的でとても好きです。
独特のシュールな間がクセになる。
思い出せば思い出すほど、なんか細かいところが気になってくるし、
あそこよかったなぁっていうのが多い。もう一回観たくなります。
そう考えると他にも好きな映画は、ストーリーとはあまり関係ない部分が印象に残ったり、真似したくなったりすることが多いなぁ。
デュードがいつも飲んでるホワイト・ルシアン(コーヒーリキュールとウォッカと生クリームのカクテル)がすごく美味しそうだったり、ドニーのボウリングシャツがいつも可愛い色してたり。
細かいところまで気になっちゃう魅力がたくさんです。

そして音楽! デュードがカーステで聴いてるCCRがバッチリ!
夢のシーンのボブ・ディランとか、ナイスな曲がいいところでバーンと流れます。
散々な目に遭った日に限って、帰りのタクシーでデュードの嫌いなイーグルスが流れてるというシーンなんかもあり。笑
カーラジオとかカーステレオっていいなぁ〜。
アメリカの車でカーステで音楽聴きながらドライブしたい! これは本当に夢です。免許持ってないけど。笑

とにかくコーエン兄弟の映画は、わたしの憧れる「アメリカの色」をしている気がする。
先日映画館でスパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』を観たときにも思ったけど、
日本人のわたしには感覚的にはわからない人種のことだったり、英語の訛りだったり、文化や歴史の違いはある。
でもそこも含めてとても憧れるし、かっこいい!素敵!と単純に思えるのです。
うん、映画って素晴らしいなぁ〜(しみじみ)。
もちろん、勉強してから観ればもっと違った見方もできると思うしね。

話がそれましたが、
コーエン兄弟、最初に挙げた『ノーカントリー』や『ファーゴ』も抜群に面白いです。
何日か余韻に浸っちゃうほどの衝撃。絶妙な怖さと話の面白さ、人物の描きかたがジワーッとくる。すごい。
まだ観ていない作品がたくさんあるので楽しみ! うふふ。。

あっ結局ね、この映画においてボウリングは物語とほぼなんの関係もないのです。笑
最後にデュードとウォルター、二人のおじさんが抱き合うシーンがよかったな。
「大丈夫だ、ボウリング行こうぜ。」って!
そんな友だちがいるっていいよね。

何回も観たくなる不思議な映画でした。よかったー! 超ひさびさにボウリングに行きたくなりました。

それではまたね。
気持ちのいい春を!

 


『ビッグ・リボウスキ』

監督:ジョエル・コーエン
脚本:イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン
1998年:アメリカ

映画『ビッグ・リボウスキ』予告編


Drop’s「毎日がラブソング」Music Video

ONE SONG「毎日がラブソング」弾き語りver.


LIVE INFO

  • 4月26日(金)宮城・仙台Rensa
    荒吐宵祭 19 -GROWING UP TO 20-

    4月27日(土)〜 4月28日(日)宮城・みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
    「ARABAKI ROCK FEST.19」
    ※Drop’s出演:4月27日(土)

    5月3日(金)長野・NAGANO JUNK BOX
    『NAGANO CLUB JUNK BOX 20th Anniversary「COUNTER ROCK!!!!!」』

    5月4日(土)新潟・新潟市内 全11会場
    「NIIGATA RAINBOW ROCK 2019」

    5月12日(日)東京・新宿レッドクロス
    中野ミホの「うたかたイン・ザ・ムード」vol.1

    8月1日(火)東京都・新宿LOFT
    SHINJUKU LOFT KABUKI-CHO 20TH ANNIVERSARY『ええじゃないか歌舞伎町』