hotspringのイノクチタカヒロがロックンロールのアウトサイダーを綴るコラム

hotspring イノクチタカヒロの「遭遇!アウトなやつら」

2018/9/27

第5回:栄養価なし! いいじゃんそれでガレージパンク。

やっほーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

キワキワの原稿書いたらボツんなって、2回目の挑戦だよぉぉぉ! やっほーーーーーーーー!

じゃ、じゃあね、もう危ない橋渡んのはやめて、今回は大人しく普通に好きな音楽のこと話すわ……。もう時間ないから、短かったらごめんな。

あのぉ、ガレージパンクってあるじゃないですか。聴いた事ないかな、ガレパン。
俺、13歳くらいの時、ミッシェル・ガン・エレファントに衝撃受けてさぁ、他のことほんとにどうでもよくなっちゃって、今の俺にボンッ!って変身しちゃったんだよ。
走んのノロいこととか、算数できないこととかデブなのとかすげえ嫌で嫌でしょうがなかったけど、ほんっっとにそんなの全くアイドンケアになっちまったんだよ、成長期だったからか、みるみるうちにガリになったし。今まで足速いやつとか頭いいやつとかかっこいいやつがうらやましくて仕方なかったけど、急に「この雑魚どもっ!」って態度になったよ。「変なやつ」として生きていく勇気が湧いたの、ぶぉーーーーーって音立てて。
そんで色んな音楽聴くようになったんだけど、生まれて初めてなにかをすごい真面目に好きになったから、ミッシェル・ガン・エレファントがスペースシャワーTVとか雑誌とかでおススメしてた音楽は可能な限りお小遣いを消費して手に入れてたんだ。
その中で所謂「ガレージパンク」って音楽ジャンルが、すげえバカバカしくて、なんか自分みたいで、大好きになったんだ。
だからね、今回はバカで最高なガレージパンクバンドを何個か紹介したいと思うよ。

ガレージパンクで一番かっこいいバンドは、多分ソニックスで異論ないでしょう。
だって大袈裟でしょう、シャウトも音も。そこまでせんでええじゃろうって言いたくなるよ。すぐ喉つぶれるよこんな歌い方。そういう向こう見ずなバカさが好きなの。
ガレージパンクのすげえなって思うとこはさ、はやいとこだよ。テンポも先取りも。
だってこの曲リリースされたの1965年だよ!? 1965年っつったらビートルズが「Help!」とか歌ってた頃だよ。

いやビートルズの「Help!」のほうが素晴らしいですよって言われたら、ああそうですよねーとしか言えないけど、同じ時代にこんな1977年のパンクみたいなことやってたの、俺はすげぇなーと思ってしまうんだな。だってバカじゃないとできないでしょうこんなこと。
多分ね、ジョン・レノンやポール・マッカートニーに作曲能力とか絶対勝てないと思うんだけど、ロックンロールに憧れる才能は、こいつらのほうがあると思うんだよ。
ソニックスは多分、歌い方とかリトル・リチャードに憧れたんだと思うんだけど、自分のなかの妄想っていうか、「俺のなかのリトル・リチャードはこれぐらいすげえ!」って気持ちの爆発がこのやりすぎサウンドを生み出してるんじゃないかとイノは推測する。

そんで、時代が変わっても、ビートルズがサイケとか新しいもんに挑戦しても、ガレージパンクは音楽的に全然進化とかせずに、過剰さ、バカバカしさはどんどんどんどん加速していって、90年代頃になるとこんぐらいバカなバンドが現れてるよ。

The Mummies。バカでしょう、こんなふざけた格好してさあ。

演奏ぐっしゃぐしゃだしさあ。謎に喧嘩して終わるし。ほんとに好きだこういうバカが……抱きしめたくなるよ。

クランプスってバンドは精神病院でライブしてみたり、面白いでしょう、発想が。アウトだよ、アウト最高じゃないですか。

俺、ガレージパンクは、聴いても、賢くなったり教養になんかなんねぇとこがすっごく好きだ。意味ないです、楽しいだけ。意味なんかなくたって価値はあると思う。
栄養ない駄菓子みたいで大好きだ。美味しいからいいじゃん、駄菓子。楽しいからいいじゃん。

小難しい知識ぶら下げてくそみてぇなチェーン居酒屋でいきり倒してる大学生とかよぉ、ガレージパンクに撃ち殺されろ! と、思うことが、時々あるよ。

よーし、ほんじゃあな!
秋だから、バラード聴いて切なくなろうぜ! ガレージパンク聴いてもそんな気持ちにはなれないからごめんな!
またねー! はーい!

 


Rock is LIVE 5
10月12日(金)
下北沢BASEMENT BAR
hotspring/がらくたロボット/錯乱前戦

一般:2,000円(1ドリンク別)
発売中(LivePocket

イベント詳細:Rock is LIVE 5