hotspringのイノクチタカヒロがロックンロールのアウトサイダーを綴るコラム

hotspring イノクチタカヒロの「遭遇!アウトなやつら」

2019/1/28

第9回:飲み過ぎると眠ります。ステージが寝床の仙人フォーク

さあ。今年もクソコラム続行しますか。あ、あけましておめでとう。

毎年、年明けるとね、ああ、今年も「もうだめかも。」ってくらい最悪なことが起きたりすんだろうなぁ。
ってマイナスなことをまず想像するねおれは。想像通りしっかり起きるしね、毎年。

まあなんとか生きていこうじゃないかお互い。楽しい事もたくさんあるだろう。

今、〆切をすぎた1月25日現在はまだ特別嫌なことは起きてねぇ。大丈夫だ。このまま大晦日にまたすぐなれ。

 

さあ、今回はね、久しぶりに日本人のアウトなミュージシャンを紹介したいとおもうよ。
日本人ミュージシャン、好きな人いっぱいいるし、アウトな人もたくさんいるけど、またもフォーク歌手でいいですか。
俺、日本のフォーク全てをこよなく愛してるとかじゃ全然ないんだけど、すげえ人はほんとすげえなって思うんだ。
かぐや姫とか南こうせつとかね、全然知らないの。多分好きじゃねぇし。

俺がすっげぇこの人って思うのはね、いまパッと思いついたのは三人。
一人は以前このコラムでも紹介した友川カズキさん。
もう一人は、多分俺が一番好きなフォークの人、友部正人さん。
そんで、最後、この人もどうしょうもなく大好きだし、アウトな人。

はい、正解はこの人です。

高田渡さん。代表曲「生活の柄」。ものすごいいい曲でしょう?

歌詞、っていうか詩だな。詩は、まぁホームレスの人が、秋になると寒くて眠れません、夏の間は良かったんだがなぁ。
って感じの歌だと思うんだけど。多分。
高田渡さんのルックスがね。そういう歌を唄うには相当説得力あるルックスをしてるでしょう。
この歌聴いたとき衝撃的だったなぁ。この映像なのかなぁ。NHKかなんかの番組で、ホームレスみたいな風貌のおじさんが、ホームレスはツライぜ!みたい歌を唄ってると思って、ビビビ!と来て、即次の日タワレコへ行ったね。

即、購入したファーストアルバム『ごあいさつ』。

これはアナログ盤なんだけどね、ロックイズでコラム書いてるカタヤマヒロキ君と地元が一緒で仲良くてさ、彼のやってたバンドが初めての遠征かなんかで神戸へ行ったときにお土産として神戸のレコード屋さんで見つけて買って来てくれたんだ。嬉しかったなぁ。

よし、久しぶりに聴いてみよう。

このアルバムは、はっきりいって全曲名曲だと思う。心の名盤50選に必ずランクインすると思う。日本語フォークの大名盤だと思います、はい。完璧です。

 

高田渡さんの曲作りの特徴としてね、曲は大体高田渡さん本人。詩を既成の現代詩にコードとメロディをつける。ってやりかたが多くて。本人が詩を書くパターンもたくさんあるし素晴らしいんだけど。
現代詩が歌の詩、歌詞になってるわけだから、当然クオリティがめちゃくちゃ高いんですよ。読み物として素晴らしいものにメロディつけて唄ってるわけだから。
作詞・谷川俊太郎。とかだから。勝ち目がねぇ。

それで、『ごあいさつ』聴いて高田渡さんに夢中になってさぁ、ドキュメンタリー映画『タカダワタル的』っていう映画があったから観たりしてね。

その『タカダワタル的』を観て高田渡さんがどんな人物か知ったんだけど、この人の歌声そのまんまっていうか、肩の力抜けまくった人物で、さらに好きになったな。
この人の何がアウトかっていうとね、この人、超大酒飲みで、映画の中でもステージでも、ずーーーっと酔ってるんだ。
毎日吉祥寺の「いせや」って有名な居酒屋に昼からいって年金生活者のおじいちゃんたちと酒飲んでね、すげぇ可愛いんだ。
東京に出て来てすぐ行ったよ、いせや。憧れの聖地だったから。ここがいせやか!とか言って。
最近も行ったけどね、スゴい綺麗になってた。昔は汚くて、店員も柄悪くてなんだか笑えてくるんだ。注文しても「あぁ?」とか言われて。店内綺麗になった今も素敵な店です。
話が逸れた。
高田渡さん、ステージでもお酒飲んでるから、ライブ中に寝ちゃったりとかよくあったみたいなんだ。
俺もステージに立ったりするから、ステージ立つ緊張感とかわかるんだ。寝ねぇだろ普通。
お客さんも寝てるの観て喜んでるんだ。出た!とか言って。超自然体の、仙人みたいな人だな。大好き。

あ、そうだ。この人こんな見た目して過激っていうか、別に普通のことだと思うんだけど、歌詞が問題で放送禁止になった歌もいくつかあって、すごい有名な歌だけど、「自衛隊へ入ろう」って曲があるよ。

聴きゃこの歌が逆説的な反戦歌だって分かると思うんだけど、このユーモアを理解出来なかった防衛省は自衛隊のPRソングに使いたいとオファーしたんだって。皮肉だよ、バカなのかね。
この曲リリースされたのが1969年だから、ベトナム反戦運動とか全共闘運動とかすごい白熱してた時代だったと思うから、自衛隊を揶揄するような感じの曲流すのはまずいんだろうし、放送禁止になる理屈はわかるんだろうけど。

ファーストアルバム『ごあいさつ』は素晴らしすぎるけど、その次に出た『系図』も負けず劣らず大名盤だよ。

ファーストからばっかになっちゃうけど、高田渡さん作詞作曲の超大好きな「コーヒー・ブルース」聴いて下さい。

歌詞に出てくる「三条堺町のイノダコーヒー」、ツアーで京都へ行ったときに行ってみたよ。いせやと同じく聖地巡礼したよ。
想像と違ってもの凄い立派な高級感漂う珈琲屋でびっくりしたよ。イノダコーヒーって書いてある灰皿を友達がプレゼントしてくれてスゴく嬉しかった。

 

さあ。こんな感じでどうだろう。

今年も頑張っていきまっしょい。

じゃあなクソコラム読者!
最後なんかお前等の悪口でも書いて終わりにしようと思ったけど、充電切れそう。

ことよろ。またの。


hotspring – ダンダンダンダンッ (Music Video)

hotspring「どんでん返しツアー2019」

  • 「hotspring どんでん返しツアー2019」
    2019年2月7日(木)愛知 名古屋CLUB UPSET
    開場 18:30/開演 19:00
    前売 2,500円/当日 3,000円(税込み、ドリンク代別)
  • 「大阪どんでん返し2019」
    2019年2月8日(金)大阪 十三FANDANGO ※ワンマン
    開場 19:00/開演 19:30
    前売 2,800円/当日 3,300円(税込み、ドリンク代別)
  • 「大分どんでん返し2019」
    2019年2月10日(日)大分 clubSPOT ※ワンマン
    開場 18:00/開演 18:30
    前売 2,800円/当日 3,300円(税込み、ドリンク代別)
  • 「どんでん返しツアー2019」
    2019年2月24日(日)東京 新宿red cloth ※ファイナルワンマン
    開場 18:30/開演19:00
    前売 2,800円/当日 3,300円(税込み、ドリンク代別)
  • ※1月6日(日)自主企画、2月8日(金)大阪ワンマン、2月24日(日)東京ワンマンのチケットは、ライブ会場限定で10月12日(金)より先行発売。
    ※各プレイガイドチケット11月1日(木)一斉発売開始。
    ※共演バンド、後日発表。