音楽・ロックンロールのWEBマガジン
Rock is(ロックイズ)

THE BOHEMIANSの平田ぱんだがロックンロールのレコードを紹介するコーナーです。

平田ぱんだのロックンロールの話

2019/2/6

第38話:スピッツの『スピッツ』

オラオラオラオラー!

今回は1991年に発売されたロックンロールのファーストアルバムの話だー!

1991年! 湾岸戦争からのソビエト連邦崩壊! いわば時代が変わった年!
ロックの世界でも時代が変わったらしいぞ

レッド・ホッド・チリ・ペッパーズの『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』! R.E.M.の『アウト・オブ・タイム』! ダイナソーJr.の『グリーンマインド』! ティーンエイジ・ファンクラブの『バンドワゴネスク』! マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『ラヴレス』! プライマル・スクリームの『スクリーマデリカ』! そしてナバーナ(ニルヴァーナ)の『ネヴァーマインド』!

などなどまだまだあるが、とにかく80年代から活動していたんだけど所謂オルタナティブとかっつって大雑把に括られていたようなマイナーロックグループ達が突如同時多発でキャリア最高作を発表し最高セールスを記録! そして続々大ブレイク! 一挙にオーバーグラウンドシーンに駆け上がったらしい

そして一気にダサい80年代メジャーロックが置き去りにされたらしい! やった! 時代が変わったぞ!

さーて、そんな世界的な世相と洋楽ロック界の変革期である1991年に我が国日本で登場したロックはどうなっとるんでい!?

一応今ウィキペディアで調べてみたら、ほほう、僕の一生トップ3レベルで大好きなロックバンドであるthe pillowsを筆頭にそれはもう錚々たる面子が揃っているじゃないか1991年デビュー組! ロックだけでも電気グルーヴに黒夢、LUNA SEA、フィッシュマンズ、マッド・カプセル・マーケッツにブランキー・ジェット・シティ! などなど。あとはロック関係ないけど僕らの大好きなSMAPもこの年にデビューしているぞ!

流石1991年だ!

そんな強力な面々押しのけて今回紹介する1991年のロックンロールのファーストアルバムは、、
僕らの大好きなイギリスのロックンロール!
そうです!
あのブラーのファーストアルバム!

だ!

と、みせかけて

今回は日本の、コイツだ!!!

スピッツの『スピッツ』

ふっふっふ、うまい具合に洋ロックと邦ロックを交互に紹介できているじゃないかこの「平田ぱんだのロックンロールの話」はいまのところ

やった! 運がいい!

だが
「それはいいんだけどさ、その前にスピッツって、、ロックンロールか?」
だとう?
ああ、言いたいことはよくわかるぜ

スピッツがロックンロールかどうかと問われると「うーん」ってなる流石の僕も
なぜそうなるかというと理由はわかってる、日本ではロックンロールとロックを分けるからだ
日本にしか住んだことないから欧米ではどうかまではしらんけど少なくとも日本じゃそうだ

ロックって単純にロックンロールの略語でしかないはずなんだけどな本来は
なんとなく大まかに50年代から60年代前半くらいまでのリズム&ブルースからの派生スタイルのやつが「ロックンロール」で60年代中盤くらいからのサイケデリックとかあたりから80年代のニューウェーブとかあたりのやつが「ロック」ってなってる感じがする

50年代くらいまでのリズム・アンド・ブルースのもろ影響化にあるかどうかってので分けることもできるかな?
でもそういう黒いノリがあんましないラモーンズとかの比較的平らなノリのパンクロックとかから派生したものもロックンロールっていうじゃんこの国では
むしろそっちの方がロックンロールを名乗ってる気すらする

そう今じゃロックンロールはもっと精神的な部分にまで食い込んでいるんだ
音楽なんかとっくに超えてる

ローリング・ストーンズのキース・リチャーズはかつて「ロックは誰でもできる、だが本当に大事なことはロールすることだ」みたいなことをどっかで言っていたことがあるということをどっかで読んだ気がするけど、まあ、つまるところが、そういうことなんだと思う

そういうことってどういうこと?って?
しらねえよ
ロールすることがどういうことかって、、そんなん自分で決めてくれよ

頼む! これ以上そのことについて聞かないでくれ!
そんな質問をされたら瞬く間に思考のロールの迷宮に迷い込んでしまうじゃないか!
やめろ! 今日はやめろ、その方が身のためだ
もうだめだ! ロックンロールの定義は難しすぎる!
正確には言語化が難しすぎる!

つーことで無視してキックするこのコラム!

まあ、なんにしてもスピッツはロックさ
ロックの定義は相対的なものだからこれは定義づけしやすい、ような気がする
ロールしてるかどうかは難しいからもうここでは触れない
各自で決めてくれ

スピッツは間違いなくロック!

ここまではいいかい?

何気に国内でミリオンセールスを記録したこの国のバンドがこの称号を維持しているパターンってのはけっこー珍しいんだ
日本人は「何がロックで何がロックじゃない」とかにとにかくうるさいからな、
この僕みたいな野郎を筆頭に

海外でもそうなのかもしらんけど日本人だからそんなんしらん

例えばさ、目の前に「ロックが好きなんです」って言ってる人がいてさ「一番好きなロックバンドは何ですか?」って質問した時返ってきた答えが真っ先に「B’z」だったら「こいつそんなにロック好きじゃねえな」ってなるじゃん?
言ってることわかる?
一応言っとくけどあくまでも例えで表記したのがB’zだっただけでB’zがロックかどうかなんて話はしてないよ?
大体にして僕B’z好きだし、一番好きなアルバムは『サヴァイヴ』だし

B’zじゃなくてもGLAYでもラルクでもミスチルでもいいんだよこの例えに出される名前は
それがビッグアーチストの宿命ってやつだな
まあそんな感じであるんだよ、そういう「ロックかどうか」みたいな話がこの世の中にはね
あくまでも相対的な話さ

こればっかりは僕が決めることじゃない

だから今年のサマソニのヘッドライナーがB’zとレッチリって発表された時は時代変わったなって思ったもんだよ、元々サマソニはアイドルとかチャラいの出まくってたけどレッチリと並んでヘッドライナーってのは流石に話が別じゃん

15年前の2004年にザ・フーの初来日を実現させたたった一度きりのロックフェスティバル「ロック・オデッセイ」の時にB’zの稲葉浩志氏がソロで出た時の演奏中に「あんなもんロックじゃねえ!」とかなんとかいってとある男が会場の非常ベル鳴らして逮捕されたなんて事件も当時はあったくらいだからね

一般のニュースで「犯人は『俺のロックと違うと思った』と供述しており」みたいなのが放送されててあまりの滑稽さに思わず笑っちまったがね
一般の世界では「何がロックで何がロックじゃないか」なんてもんはほぼほぼ鼻くその価値だ
僕みたいな奴にとっちゃ人生レベルで大事なことだがね

つまるところが「何がロックかどうか」なんてもんは相対的なものでしかないってことだ
B’zも誰も何も変わっちゃいない、変わっていくのはいつだって時代の方だ

「ロールしてるかどうか」ってのは大体あなたの判断で決まる
だが「ロックかどうか」ってのは相対的なものだ
とても曖昧な話なんだ

ここまではいいかい?

とにかくここで僕が言いたいことはただひとつ、スピッツは過去も現在もロックだってことだけさ

90年代に馬鹿売れしたロックトップ5を決めるとしたらB’z Mr.Children GLAYL’Arc~en~Cielそしてスピッツだと思う
どいつもこいつも勝手にアルファベット表記に変換されてしまうほど馬鹿売れした5組だ
だがこの中で当時からロックファンからの支持を保ったのはスピッツだけだったはずだ

なぜスピッツだけがミリオンセールスを連発しても「ロックの称号」を失わなかったのだろうか?
その理由をとりあえずひとつだけ極めて個人的で尚且つ抽象的な意見で述べさせて頂くならば、
「スピッツはタマキンを隠すのが上手い」
って感じかな

スピッツの歌詞にそれが顕著だ

はっきりいって「一体なんのことを歌ってるのかさっぱりわからない」なんて場合も多い
おそらくそこがミソだ
とにかく音楽の邪魔にならない言葉が羅列されているんだ
言葉が音楽している! というよりも音楽に言葉を着せている! が正しい表現だろう

そんなお洋服言葉選びの達人、それが中心人物でありどうみても内向的でシャイなあんちくしょーな草野マサムネ氏の仕業のはずだ

そう、お洋服とはなんのためにある?
タマキンやポコチンを隠すためだったはずだろう?!
紀元前とかのレベルでなら寒さをしのぐためとか色々あったかもしれないけど真夏に服着る理由はもはやポコチンやタマキンを隠す、あるいは守るため以外の理由などひとつもありえなくなっている
タマキンとポコチンを守る、そして隠す、それこそが服の本分だ

つまり音楽にお洋服を着せているがごときあのワードチョイスは、タマキンを持つことを保とうとしたからに他ならない
もしくは、単純に恥ずかしいからよくわからないけど10年来着てる上着のポッケにたまたま入ってたオシャレなパンティーをはいたって感じのはずだ

おわかりだろうか?
ついてこれてるだろうか?
無視してキックするこのコラム

ではなぜスピッツ以外の他のジャパニーズミリオンセラーアーチスト群が「あんなもんロックじゃねえ」とかなんとかかんとか言われる筋合いにおちいらなければならなかったのか?

そんな歌詞の話でいいならL’Arc~en~Cielにだってそれは当てはまるはずだしな(スピッツの歌詞とL’Arc~en~Cielの歌詞は抽象的って意味ではジャンル同じなんだけど正確には全く違うわけだけどめんどいからそれはここじゃ書かない)
そのわけは簡単だ、スピッツ以外の奴らが「タマキンを捨てている」からだ
ここ日本はなかなかタマキンやポコチンに対して厳格なところがあるからな
その辺の路上でポロリと出そうものなら即逮捕だ
テレビには決して映らない、事故でも起きない限り
だからこそこんな世界でも類を見ないほどエロ関連の変態産業が発展したとも言えるがな

とにかく日本でビッグに売れるためにはどうしてもポコチンやらタマキンやらの公然猥褻物をその身からちぎり捨てなければならない
それはあくまでも精神的ポコチンタマキンなわけだが、男の勲章を捨てさる無念に変わりはないはずだ

だがスピッツはタマキンを捨てなかった! いや隠した、守った!
正確には元々隠していた!
巧みにお洋服を着せて守っていた!
それこそがスピッツが他のミリオンセラーロックアーチスト達との差異を生んだ最大の理由だ

それは中心人物草野マサムネ氏が内向的なシャイガイ傾向の捻くれマンだったからたまたまそうなったって感じのはずだ

草野マサムネ氏は元々はチープ・トリックとかの欧米の華やかな見た目のタマキンをみせびらかす系のロックに憧れていた男らしいからな
でもいつしか「自分そんなんじゃないし」って感じで自らのタマキンを隠して隠して今現在のあの姿にたどり着いたらしい

草野マサムネ氏は元々の顔の造形自体は綺麗な気がするから全然華やかなタマキン系でも行けたはずなんだけどね
つまるところがやはり内面の問題でしかないってことだよな、ロックなんてもんは

んで、その隠されたタマキンのでかさがどれくらいかは正直よくみえないから正確にはわからんのだが
このタマキン好きの僕があの日あの時ブラウン管の向こう側のスピッツに目覚めさせられたという事実が実はある!
あの日こそが証拠だ!揺るがぬ証拠!スピッツのでかいタマキンの存在の証明は他ならぬこの僕の中にあったのだ!

それは1995年の春頃の話だった
あの頃僕は小6になったばかりくらいか
その頃僕は日本の東北の片隅の山形で、どちらかというとかためな両親に育てられていたはずだ
でも基本的には堅いけど比較的息子に甘いところもある気がしなくもない感じの家庭だったので買ってもらえるものはわりと買ってもらえてたような気がする、不自由感じないくらいにゲームとか漫画とかお菓子とか買ってもらえてたはず

そう「ゲームとか漫画とかお菓子」にしか興味がなかったんだ当時の僕は

いや、スポーツや友達と外で遊ぶのも一応は嫌いじゃなかったさ、だけど本当に心の底から好きだったのはたったひとりで行う「ゲームと漫画とお菓子」だったな
ある意味変わってないね、、ひとり最高! 淋しがり屋パーセンテージゼロな自信あるもん。僕のバンドのメンバーは全員淋しがり屋だけどね!

で、話を戻すとね、小学生高学年くらいになると急に周りが音楽聴き出すんだ、流行歌をね
当時はCD全盛期、8センチシングルなんてもんがそれはもう飛ぶように売れていたんだ
マジで売り上げ100万枚とかがガンガンみたいな感じだったんだ

僕は全くそれが理解できなくてね
「あんな1曲か2曲しか入ってないものに千円も払うって正気?」って思ってた
つーより音楽を金出して買うって感覚が全くわかんなかったかな

テレビゲームのドラクエとかFFとかで流れてる音楽はいいなとか思うことはあったけどそれはあくまでもゲームの中で流れてるからだって思ってた
だってみえないじゃん音楽って
耳でしか楽しめない音楽だけにお金を出すなんて狂気の沙汰だって思ってた大げさにいうとだけど

そんな僕の心に革命を起こしたのが、
スピッツなのだ!

動いたんだよ、あの日に山がよ
あの日スピッツ初の大ヒット曲「ロビンソン」で全てが変わったんだ!

スピッツ / ロビンソン

音楽に興味が沸いた!

それまでMr.ChildrenにもB’zにもサザンオールスターズにも動かせなかったあの山が、ついに動いたんだよ!
学校のクラスの誰かが好きって言ってるやつには全然ピンとこれなかった
でもな
あの日にテレビ番組の「ミュージックステーション」で「ロビンソン」やってるスピッツをみて
「これなら僕にもわかるぞ!」
って思ったんだ!

今にして思えばだが、タマキンの匂いを嗅ぎとったんだろうな
まったく鼻のいいやつだ! ガキのくせに!
ああ生まれつきタマキンが大好きなのさ!
そーしてそっからはもうおせおせよ!
音楽に興味おきまくリングよ!

ひと先ず全ての流行歌を愛したね!
ひたすらにポップミュージックに耳を傾けた!
まあ、今ではちょっとは理解できるけどそれでもやっぱ当時はCD値段高すぎるって思ってて買いはしなかったがね
テレビとかで眺めるにとどまっていた
CDの値段が高すぎるって思いはほぼ変わらなかったね
でもそれから幾日がすぎた頃にレンタルCDという存在を知って「これだ!」と思ったもんだ

初めて自分のお小遣いでレンタルしてきたのはその「ロビンソン」が入ってるスピッツの最大ヒット傑作アルバム『ハチミツ』だったね

僕はその当時「アルバム」という存在を知らなかったからある時期までに出したシングルをひとつにコンパイルしたものだと思って「おお、お得だ!」って思って借りたんだ
「“涙がキラリ☆”と“ロビンソン”しか知らない! スピッツはいつの間にこんなに曲を発表していたんだ? 僕が知らないってことは全然売れなかった曲ってことだな!」って思ってたマジで

そんな感じでたまにレンタルしてきてカセットテープにダビングして音楽聴きまくる生活が始まった!
だから人生で一番聴いたアルバムは間違いなくスピッツの『ハチミツ』さ!

そんな感じでとにもかくにもあの日たまたまついてたテレビでスピッツを見ることができなかったら、もしかすると現在のバンドマンの僕も存在しなかったかもしれないってわけよ
ここでこんな駄文をしたためていないかもしれないってわけ

わお!

サンキュー!あの日のスピッツ!
いやースピッツが売れてくれてよかったよほんと
おかげで東北の田舎の僕まで真の音楽が届いた!
まあ僕がロックンロールに人生の意味を見出すのはそのもっともっと後の話なわけなんだけど、間違いなくそその最初のきっかけの元の元は1995年の金曜の夜にテレビでみたスピッツだった!

僕の全てはあの日のスピッツから始まった!!!
サンキュースピッツ! いてくれてよかった!!!

終わってしまった

馬鹿な、一体いつスピッツのファーストアルバムの話をした?
全然してないじゃないか!
クソが、、呼び方が悪い! ここからは親しみをこめて「スッピツ」と表記させていただこうかあ?
そのほうが筆が進む気がする
だって普段そう呼んでんだもん

こっからはスッピツ!

なんでかってしらね
僕の35倍くらいスッピツに人生変えられたという噂のうちのバンドのギターの人がそう呼んでた事があるからそれを真似ただけでしかないはずです
呼び名なんか各自の自由だったはずだろう?
つーことでスッピツのファーストアルバムの話しようぜ!

と思ってとりあえず久々に聴こう、としたけどファック、そういえば僕はスッピツのファーストアルバムを持っていなかったじゃないか
いや、ファーストどころか同じく91年にリリースされた名盤『名前をつけてやる』の2002年発売のリマスター盤以外新品で購入したことがないな
中古でやっすいのちょろちょろ買ったりはしてるけどそれも、それも多分全部実家かな?
CD買うほどファンじゃない!ってやつだ

でも全アルバムめっちゃくちゃ聴いてるよ? 何度も何度も繰り返し
CDレンタルや知人から借りてなどしてダビングしたのも謎で
でもね、持ってねんだ現物はあんま

そーいやここの連載のルールとして「平田ぱんだが家にCDなりアナログレコードなりで所有していなければならない」みたいなのが一応あった気がするなあ
しゃーねえ、買うかアマゾンで、普通に欲しいしスッピツのファーストアルバムのリマスター盤
それのセカンドアルバムは持ってんだからたしかにファーストアルバムの方も持ってねえと気持ち悪いよなあ

ってな感じで
買った
アマゾンプライム会員だから送料タダだしすぐ届くし

つーかさ、先に書いておきたいことがあるんだけどさ
その購入したスッピツのファーストアルバムがやっぱよくてさ「このまま元から所有してたセカンドアルバムのリマスター盤も聴いちゃうぞー!」ってCD開けて気づいたんだけどさ、

これ俺のじゃねえんだわ
ずっと家に何年もあったこのスッピツのセカンドアルバムのCD俺のじゃねえんだわ!!!
だって僕があの日CDショップで買ったスッピツのセカンドアルバムは2002年のリマスター盤だもん、でも今現在東京のうちにあるこれ、1991年に出た当時のやつじゃん!っていう

どういうこと? 誰? すり替えたのは?
考えられる可能性としては、その昔は僕らはバンドの遠征の度にバンドワゴンの中にはみんなが持ってきたカーステレオで聴く用のCDでごった返してた、
その時もしかしたら僕と同じくスッピツのセカンドアルバムを持ってきたメンバーがいて? そこですり替わったとか?
それくらいしか考えられる可能性がない

ファック!
返せ俺のスッピツのセカンドアルバム!
何度もいうが俺のは2002年発売のリマスター盤だ! 1991年にでたやつより断然音質がいいはずだ!

ということで何だかすごく損した気分になったのでそのままセカンドアルバムは聴くのをやめた
少しでも損した気分で聴きたくないんだ
ケチがついたらそこでおしまいだ、ロックなんて社会の端っこ音楽では特にな
クソが、「プール」聴きたかったぜ

スッピツはアップルミュージックとかにないからなー
パソコンのiTunesの中に沢山入ってるけどそれ昔のパソコンの方に入ってるからなんか聴くのめんどい、電源つけるのすらめんどい
まあとにかくおらいのスッピツのセカンドアルバムのリマスター盤の現物間違って昔持って帰ってるはずの僕のバンドメンバーの誰かはこれを読んだら今すぐ確認してみてくれ

という連絡事項をここでする
いや直接言えよバンドのグループラインとかで!って?
いやーそんなことでいちいち連絡するのもなんか違うかなーって
そももそもの事の発端がだいぶ昔の話なわけだしさ
バンドもな、長く続けているとメンバーの距離感もこういう風になんか変な感じになるのだ
君もバンドを長く続けてみればわかる!
そしてこれはメンバーがちゃんとこのウェブ連載を逐一読んでいるかどうかのチェックでもある
僕がこんなに苦労して時に今回みたいにCDまで自腹で買ったりなんかしちゃったりしてまで少しでもバンドの知名度アップの足しにでもなればと毎月毎月頑張って書いているのにバンドメンバーが一文一文しっかりと目を通していないのははっきりいって不満だからだ
読めよこの野郎!

ふう、だいぶ話が横道にそれたな

まあとにかくスッピツのファーストアルバムが高い金出して買った甲斐あってほんとよくてさ
いやまあ昔100回くらい聴いてるアルバムだから良いことは知ってたんだけど何しろちゃんと聴くのがマジで10年ぶり? いやもっとか?ってなくらいでさ
ほんととにかくすっげ久しぶりに聴いたのよスッピツのファーストアルバム

とりあえずの感想は「めちゃくちゃ洋楽志向だったんだな」ってこと
しかも当時の海外の流行りのしかもいわゆる「インディーロック」ってやつをガンガン意識しまくってる感じの
これがミリオンセラーアーチストになってからもスッピツが「ロックの称号」を失わなかった要素のひとつなことは間違いないね
ロックはあくまでも「英語圏の音楽」だからね
そこに日本語でどう成立させるかどうかの追究の歴史といっても過言じゃあないんだよ基本的に

一応言っておくけどこれはロックの話であってロールの話ではないよ
ロックンロールの話はもっと限りない
ちょっとロックミュージックの定義の話をしようとしただけさ

まあなんにせよスッピツって流行とか関係ない独自の立ち位置バンドってのはここ近年のミリオンセラーアーチストになってからもそのスタイルを大きく変えない独自バンドの印象からくるイメージで初期はガンガン流行洋楽ロック志向だったってのが今聴いてわかったってのはなんつーか新鮮だったね

なんか初期はスッピツって自分らの音楽を「ライド歌謡」って言ったりしてたらしいもんね
ライドって当時イギリスで流行してたシューゲイザーのバンドのことだよね多分
シューゲイザーってのは80年代末期くらいから90年代初頭にかけて流行ったロックの一ジャンルのこと

シューゲイザーのシューは靴のこと
ゲイザーは見つめる人とかそんな感じ
つまるところが自分の靴見ながら演奏してるようななんか暗いロック音楽みたいな感じのニュアンスのジャンルみたい
なんか音楽的には「歪みまくった音色のギターのフィードバックノイズやらを多用しまくったなんかゆらゆらした感じのサイケっぽさのあるメロディアスなロックのスタイル」みたいな感じ?
早い話がオタクっぽいやつってことだな

90年代くらいからロックがなんとなくオタクのものにもなっていくみたいだからな
「ロック=不良!」みたいな図式がガンガン壊されてってる感じがするよねメインストリームレベルで
スッピツなんかその典型みたいな感じするもんな
「スピッツは日本初のシューゲイザーバンド! 日本のオルタナのはじまり!」みたいなことまでいう音楽評論家の方もいたりするほどらしい
でも別にスッピツのサウンドは別にもろシューゲイザーってわけじゃないけどな
それをうまくとりこんだような曲がところどころにあるってだけで
だからあくまでも姿勢としてのシューゲイザーだな
でもこの当時ライドにめちゃくちゃハマってたってのは事実らしい
初期じゃなくてもシューゲイザーっぽい曲アルバムにちょいちょい入ってたりするしね今でも

あとファーストアルバム久しぶりに聴いて思ったのは
「記憶の3倍くらい歌詞何言ってっかわかんない」
ってことだよね
聴き取れないじゃなくて何を言ってるのかがわからない、よーするに「意味」がわかんない
「歌謡」と自負してるくらいだからその洋楽志向のサウンドに対してその歌自体ははっきりとした一語一句聴き取れる完全な日本語スタイルなんだ
でも何言ってるかわかんない
意味だけがわかんない

でもとにかくチラチラちんちん出してくる感じがするんだよな
「ちんちんあるよ?」って感じでたまーにチラッチラッと
聴いてて基本意味はわかんないんだけど「あれ?! 今ちんちん出してた?」って瞬間が確実にある

言ってる意味わかる?
つまるところが変態くさいんだな
書いてる張本人草野マサムネ氏の歌詞カードの写真の表情も変態くさいな

今回初めて買ってほぼ初めてこのアルバムの歌詞カード見て知ったんだけど顔つきが売れてからと明らかに違う!
この男はあきらかにセックスよりもオナニーを愛するタチだ、それもより密かな密かなやつを、人には決して言えないやつを! 墓場まで持ってくやつを!

うむ、スッピツはやはりいい
僕はこういう歌詞スタイルは断固支持だね
いわゆるJ-ROCKとかJ-POPの押し付けがましくて嘘くさい応援歌とかメッセージソングとかの類が大っ嫌いだからね
もちろん子供の頃は無邪気に楽しんで聴いてたけどさ、大人になってから「こいつ嘘つきだ!」みたいながはっきりわかるようになってから大っ嫌いになったんだ
ああいうの聴くと「お前が言うな、なんでお前ごときにそんなこと言われなきゃなんねんだよこのクソが」って毎度思っちゃうんだ
そいつに対してもしも嘘つきと感じなかったとしても「こーの恥知らずが! てめえは一体何様だ!? さっさとくたばれ」ってな具合でさ
きっとこれは僕が満たされてない証拠だね
関係ねえ!って割り切れてねえ証拠
あーやだやだ
妬み嫉み僻みってかあ?

でも嫌なもんは嫌なんだ!
J-POP野郎大嫌い!
これだけは生涯曲げないでいたい
まあとにかく嫌いなんだ、そういう上から目線の日本の安易な歌詞のロックやポップスが
歌詞が聴き取れる事による弊害だよねこれ絶対

別に洋楽でもクソみたいな歌詞歌ってるやつもあると思うけどわかんねえじゃん基本別に
逆に意味わかんなくても感動して涙することもしばしばじゃん
意味じゃねんだよ大事なのはきっと
なんにせよ日本語でダイレクトだからムカつくってのはマジ
「お前が言うな」って話でしかないよねつまるところがこの不満の元は

ブルーハーツの「人にやさしく」とかはそういうのに対するアンチテーゼだったはずだきっと
ロックンロールを誤解しまくったカッコだけ野郎や前ならえ野郎に対してのこれ以上ないカウンターでもあったはずだ
あのナンバーで「パンクロックの様式サウンドに乗っ取ってパンクだなんだとかのカッコだけの常識には決して似合わないようなことをあえてこうしてうたってもこうしてロックンロールは成り立つんだ!ってことを見せつけることでロックンロールは外見の飾りじゃ決まんねんだ! ロックンロールは最初からなんだ!ってことを高らかに示した」ってことに俺の中でなっている、たとえご本人に否定されても知らない、もう俺の中でそうなっているのだから!

スッピツの草野マサムネ氏はこのブルーハーツの「人にやさしく」を聴いて衝撃を受けて「こんなんやられたらもうワシは何をすればいいだ!」ってなってブルーハーツのライブを見に行ったら行ったでもう滅茶苦茶にカッコよくて頭が真っ白になってしまって二回目見に行った時には「ブルーハーツがいるならワシがロックをやる必要はない、っていうかやるべきではない、やめよう!」ってなってほんとにしばらくバンド活動をやめていたというのは有名な話

「これが俺が今ロックバンドなんか一切やりたくない理由の全てだ!」とその時当時のバンドメンバーにわかってもらうためブルーハーツのコンサートに全員連れていったなんてことがあったほどだったらしい
草野マサムネ氏もブルーハーツの甲本ヒロト氏と同様に「いかにもロックっぽい言葉を安易に使ってロックを気取る」みたいな当時のジャパンロック大多数のスタイルに相当疑問を感じていたらしく「かっこいいロックのサウンドで尚且つ現在ダサいとされている日本語であることをフルに活かした音楽」みたいなのを日々模索していたらしいのでブルーハーツはそれはもう半端ない衝撃だったとのちに100回くらい語っているらしいそこら中で

そう、ロックンロールは「最初から」なんだ

ブルーハーツの「人にやさしく」はロックンロールのかっこいい人が作って歌ったからかっこいいんだ、その辺のおちょいちょいがこれと同じコンセプトでたまたまの思いつきみたいにしてこの歌を作って歌ったらきっともう目も当てられないよ、早く死んで欲しいって思われて終わりさ

草野マサムネ氏は自分が「最初から」じゃないってことがわかっているのがわかる
つまりロックがわかっている男ってことだ
ロックンロールってのはいつだってわかってるやつが最後の最後に輝く文化なんだ
いつだって批評性を否定するやつに真の天下はとれねえ
売り上げなんざクソの役にも立たねえぜここじゃ

だからスッピツはああいった試行錯誤の果てに唯一無二のロックスタイルを手に入れてミリオンセラーを連発した後もそれを揺らがず「ロックの称号」ってやつを失わなかった唯一のジャパンアーチストになれたんだ
持たざる者の模索! ロックンロールの夢の理由! スッピツにはそれがある!
だから好きなのさスッピツが僕らは

勿論スッピツも売れるためにちょいちょいな変化はけっこうしてるがね
まあそんなんは微々たるもんさ
基本的にひねくれてることには変わりはないんだからね
変わりようがなかったともとれるね

その全てはこのファーストアルバムを聴けば一目瞭然って感じだね
僕らがスッピツを愛する理由の全てがここにあるよ
CDあんま持ってないけど好きだよスッピツ

ぶっちゃけ熱心に聴いたの『三日月ロック』までだしその後も新譜が出るたびに一応耳は通してたけど『さざなみCD』以降の新しいのは一切聴いてない
でも変わらずに好きだよスッピツマジで

でも久々こうしてファースト聴いたらもう全部作品欲しくなってしまった
今僕は、滅茶苦茶スッピツが聴きたい! 全アルバム! 全シングル! を

史上最も8センチシングルが価値を失ってた時期にブックオフで投げ売りされてた時に買いまくったから「魔女旅に出る」くらいからの一連のスッピツの初期の8センチシングルけっこう持ってるっちゃ持ってるな、実家にある、今度帰ったら持ってこよう東京に! と今思った

そういやスッピツ作品以外でも草野マサムネ氏単独のあれやそれらってのもちょいちょいあるよね
それもいいんだこれが
筒美京平トリビュートアルバムに草野マサムネ名義で収録されてた「木綿のハンカチーフ」とかは通算102回くらい聴いてるわ
あれは最高

マサムネ氏はボーカリストとしても感動の渦中の似合う一流プレイヤーずらよってあれを聴いて思ったね
原曲の23倍は好きだねあれ

そんな感じで今スッピツ炎が再燃してきて全作品聴きたくて仕方ねえ
欲を言えば所持してえ!
とりあえずそんな感じかな

スッピツはその時期その時期に売れる売れない、からの売れたら売れたで予想をはるかに売れてしまった葛藤、とかがサウンドの返還に表れててバンドストーリーあってファンになったら楽しいからとりあえずこのファーストアルバムから順に聴くがいいよ
きっと楽しいよ?
とりあえずこのファーストアルバムと同じく1991年にリリースされたセカンドアルバム『名前をつけてやる』を聴いてもスッピツにはまれないならすまん出なおしてくれ

そんなやつに用はねえ

スッピツのファーストセカンド聴いてはまれない人はもう今日は悪いんですけど、そこのドアから出れないと思ってくださいよお?!
ってな具合ですよ

今日はそんな感じだ
このぐらいで許してやるか

最後に恒例のロックイズ側のチョイスで貼ってもらうユーチューブ動画のリクエストはやはり、これか

KANの「愛は勝つ」

だ!!!

え? スピッツと関係ないじゃないかって?
五月蝿え、、
「愛は勝つ」に決まってるだろうがベイベー
1992年くらいの大ヒット曲のはずだ

そうさ、スッピツの「ロビンソン」が僕の音楽の目覚めってさっき書いたけど、
それは一切間違ってないんだけど、
あったわそーえばその前に音楽の目覚めとまではならぬまでも幼少の頃にテレビで見て好きだったナンバーが!
それが、この「愛は勝つ」なんだ!!!
馬鹿野郎、「愛は勝つ」以上のメッセージ応援歌、メッセージソングがあるかいな?
なーにー? さっきお前が大嫌いとか言ってた類の典型的なJ-POP応援歌じゃないかだろうぅ?
タコ野郎
わかってねえな、この歌はな、「それが叶わないと知っているとある普通の男の強がりの歌」なんだ!
いわば願いの歌なんだ!

それは時に切実でいて、そしてそれは一度言葉にしてしまえば絶対的な希望となり、誰しもから絞り出されるキラーフレーズとなるって寸法なんだよ!

「必ず最後に愛は勝つ!」

これを否定して生きていくほど強い人間なんていやしねえのさ
俺は今後も断固これに拳を振り上げていくね
振り上げずにはいられないのさ!
こんな俺を負け犬と罵るのかい?

「必ず最後に愛は勝つ!」

きっとそんな時は訪れっこないんだ、、だけれども俺たちは!
そうだって言ってくれよ! ベイビちゃーん!!!
ってな具合にね
いきたいっすね

とにかく今でも日本のビッグヒットナンバーの中で最も好きだねこの歌が
今でもカラオケのここ一番ってとこで歌うよ
僕が初めて好きになった流行歌さ

え?
さっきからなんの話をしているんだって?

ロックンロールに世界の希望を見出しながらもそれがゆえに諦めを重ねそれでもなんとか少しずつ密かに着飾り隠して守ってひたすらにそのタマキンの独自を探し続けた愛すべき日本の、スピッツというロックバンドの話さ!
決まってるだろ!
というのは嘘です
ただ単に最後に僕が音楽に興味を持つきっかけとなった「ロビンソン」ついでで思い出した幼少期の僕が一番最初に好きになった「愛は勝つ」を最後に貼ってもらいたかっただけです

てなわけで、

信じーることさー!

歌えー!

かーなーらーず

せい!

最後に愛は勝つー!!!

てな

じゃ

バイ

 

 

KAN/愛は勝つ