平田ぱんだのロックンロールの話
第41話:THA BULE HERBの『STILLING,STILL DREAMING』
どーも前回ロックンロールの全ての話をしてしまってもう書くことがなくなってしまったに近い平田です。あれ以上はないっす。はっきりと私の中でハイロウズがロックンロール至高っす。でも今月の更新日時は迫ってくるわけです。前回はこの連載のおよそ3回分くらいの文字量を使って書いたから、なんなら3カ月くらい休載しても問題ないくらいなんだけど、でも頑張る! だからどうか読んでちょんまげ。
つーことで今回くらいはいいでしょロックンロールの話は。そうしよう!ってことでヒップホップの話します。事実90年代後半はヒップホップ黄金期ですしね。
最後のブリティッシュロックミュージックビッグセールスセンセーションとなったブリットポップも95年を頂点に96年にはほぼ終わってて、大体97年くらいには完全終息したらしいです伝え聞くところによると、その後もアッシュとかムーバーとかブームの残り香でデビューした優良な奴らもまだまだ沢山だけど基本的にはまたロックは死にます、こっから。90年代後半は欧米とかじゃ完全にロックンロールなんか流行ってなくて4つ打ちダンスミュージックを基調としたテクノエレクトロニカおよびビッグビートなどがロックを飲み込んで大繁盛、そしてそれと同じくらいかそれ以上ヒップホップおよびラップミュージックがどんどんシェアを拡大していってロック側にまでも食い込んでいってラップメタルとかミクスチャーとか呼ばれるジャンルまで生まれてグイグイ世界を席巻していたと伝え聞いている。
一方我が国日本ではむしろ90年代後半こそがロックバンド全盛期くらいになっていて、ロックンロールもメロコアもビジュアル系もロキノン系も一緒に好景気でドン!って感じだったと伝え聞いているっていうか、ここはもうリアルタイムでしたけど、ほんとそうでした。現在のEDMとかヒップホップもといトラップなどが流行りまくってロックが完全に死にまくっていた2010年代後半の海外あたりと全然余裕でギター系ロック音楽が元気モリモリな現在の日本の状況となんかかぶるっちゃかぶるね。
もう2010年代も終わるから一応ここについでだからはっきり書いておくけど、僕は2010年代の流行音楽なんか全然好きじゃなかったよ。僕がおじさんになったからってだけじゃないはずなんだよ、絶対にこれは。明らかに好みじゃない音楽で埋め尽くされていたんだ。最悪だった。だから僕は最近は「これはきっと1980年代なんだ」って思うことにした。1980年代の流行音楽もピンとこないから基本。2010年代は1980年代説。
いや、大好きなのもあるにはあるよ? ただロックンロール的にはクソだと思ってるっていった方がいいかな。ロックンロールという枠を取っ払っちまえば普通に好きだよ、あなたと同じく。とにかくいい悪いじゃなくて好きじゃない。ロックミュージックが一番好きだからだ。
でも90年代は最高さ。たとえ後半ロックが廃れてようと知ったこっちゃない。それでも大体好きさ。90年代は60年代と同じくらい好きな音楽が充実しているような気がする。もう「僕の好きな音楽流行り30年周期説」を打ち出そうかってくらいに。じゃあ次は2020年代に僕の好きな音楽が流行りまくるのか? もうすぐじゃないか、、そうなるといいな、、音楽が金にならない昨今の状況を見るととてもそうなるとは思えないけどな。とりあえず期待だけしておこう、一応。未来ってのはいつだって期待するためにあるんだからな。
とにかく60年代と90年代の音楽が好きさって話。ヒップホップミュージックももちろんその枠に収まる。90年代のヒップホップミュージックってロックミュージックでいうとこの60年代だと思うんだよね。50年代のロックがヒップホップの80年代で2000年代のヒップホップのやつは70年代のロックのやつって感じ。そういうとなんかしっくりこないかい? 僕だけなのかい? なんてこったい。悲しいぜ。
でも90年代のヒップホップミュージックが好きっつってもあれだね、僕の場合はほぼ日本のやつしか聴かないね。いや海外のも全く聴かないってこともないんだけど、特別大好きって感じでは聴かないかなって感じ。なぜなら英語が聞き取れないからだね。内容がわかんないと半減じゃん、ヒップポップミュージックって。なんか聴いててすごく損した気分になってくる、海外のやつ。だから海外のは歌詞カードないと積極的に聴かないね。読みながら聞くというよりか、その気になれば意味くらいはわかることができるって状態じゃないと嫌なんだ。インスト系のヒップホップなら海外のでも気兼ねもないんだけどね。つまるところが僕はラップはスキルとかよりも断然内容重視派なんだ。いや別にヒップホップミュージックのノリの部分も普通に好きなんだけど、やっぱラップは何言ってるかでしょ、重要なのは。だってそこが強みじゃん、ヒップホップっつーかラップミュージックの。
でも僕がラッパーになったら多分フロウ重視派になる気がするけど。なぜならその方が楽しそうだから。世の中に言いたいことも別にそんなないし。聴きたい音楽とやりたい音楽は別だって話だな。まあラッパーなんかなりたいともなれるとも思っちゃいないけどさ。ちなみに僕が言ってるラッパーってのはヒップホップのラッパーのことね。ヒップホップじゃなくてもラップやってたらラッパーだからね。ヒップホップじゃなくていいってんなら、今すぐにでもなれるよラッパーには。この「ラップ=ヒップホップってわけじゃない」って話は、昨今のラップバトルブーム以降よく言われてる話だよね。そもそもヒップホップってのは音楽のみをさす言葉じゃないからだね。その辺の話は僕が中途半端に説明するよりも便利なインターネットで検索をかければ、ヒップホップのことを親切丁寧に解説をしてくれてるサイトが死ぬほどあるはずだから、それで各自知ってくださいって感じでしかないんだけど。
とにかくヒップホップってのはある文化そのものの総称なんだ。ラップってのはあくまでもその文化のひとつの要素にすぎない。だからどんなにラップが上手くても「あんなもんヒップホップじゃねえ」とか言われちゃうんだ。この「あんなもんヒップホップじゃねえ」の厳しさは「あんなもんロックンロールじゃねえ」の比じゃないからね。ヒップホップはマジで厳しい。ちょっとでもズレたらもうおしまい、認めてもらえない。
でもそういう「あれはヒップホップだあれはヒップホップじゃない」みたいな論義できてることが羨ましくもあるね。僕はもっと「あれはロックンロールだあれはロックンロールじゃない」みたいな話がしたいんだけどね。みんな最近じゃそんなのどうでもいいみたい。でも元々ロックンロールはそもそもの始まりが「雑食系混ざり合い節操無し文化」だってことは、ここで何度も話をしてきたとおり。ものすごく曖昧なものなんだよな。だからあらゆる可能性を内包しているんだ。何とでも関係をもてるんだ。だからロックンロールはすげえんだ。
ヒップホップなんて縛りありまくりの超限定された文化でかっこいいけど、ロックンロールに比べたら全然つまんねえぜ。ロックンロールはなんでもありだ。なぜならば最初から曖昧だったからだ。自分がそれをロックンロールだって信じれば、それで決まりだ。他の誰の批判も信じないぜ! どうだまいったか! ヒップホップなんかよりロックンロールの方がずっとずっとすごいんだ!
おっと話がいささか逸れてきたか? さっさと今回紹介するロックンロールファーストアルバムの話に移ろうぜ! あ、ロックンロールじゃなかったか。でもロックンロールはなんでもありだからいいんだアリなんだ。完全にもろヒップホップだけど、この僕に大好きになられてしまったんだから、もうロックンロールの一部さ!
ということで今回紹介するロックンロールファーストアルバムは、
こいつだ!
THA BULE HERBの『STILLING,STILL DREAMING』
だ!!!
ついにする時がきたのかブルーハーブの話を、僕は基本的に避けてきたからね大ファンだという事実の明言を。ふんわりと好きだと、ちょろちょろ見せてきたけど、今日はもう言っちゃう。ブルーハーブが大好きだ!!! とね。
いやあ「僕みたいなふらふらちゃらちゃらしたちょめ公バンドマンがファンだとか公言してたら、商売の邪魔かな?」って思って今まであんまり言わないようにしてきたんだよね。あとブルーハーブは一時猛烈にロック側からも支持されたことがあったために、ヒップホップヘッズから「はいはい、ロック野郎は好きだよねー、ブルーハーブー」って思われてしまう懸念があって、なんとなく癪だったからってのもあるにはある。だが僕ももう35だからさ、好きなものは好きとはっきり言ってしまうことにしたよ、なんの気兼ねもなく。
僕はブルーハーブの大ファンです!!!
あースッキリした。今年、出るはずのおよそ7年ぶりのニューアルバムちょー楽しみだもん。ボスのソロとかEPとかははさんでるけど、ガッツリアルバムはちょー久しぶりだからドキがムネムネで待ってるよ。もう僕もいい年頃になってきた現在では、こんなのブルーハーブくらいでしてね。ほんと国内で唯一の存在。でも完全にファンとして長らく楽しめる存在が国内にひとつだけでもいるって相当ラッキーだよね、実は。
え?「その割にお前のバンド活動からブルーハーブの影響を全く感じないんだけど」って? 当たり前じゃん、ただのファンなんだから。そんなん「お前がダウンタウンを好きとかいってるくせに、お前のバンド活動からダウンタウをン感じない」って言われてんのと同じだよって感じ。お笑いと音楽なんだからそりゃそうでしょって? じゃあ、えーと、例えば「乃木坂46とか好きとか言ってるのに、お前の所属バンドから乃木坂46を全く感じない」ってんなら、通じるか? そりゃそうでしょって感じでしょ? 乃木坂46は例に出しただけで、別に好きでも嫌いでもないけどさ。
まあそんくらい関係ないと思ってるって話。あくまでもいちエンターテインメントとして長いこと楽しませてもらってる。もちろんライブやCDなどなどに金もガンガンおとしてるよ。末永く活動してもらいたいからね! ただただ単純にずっと楽しみたいだけなんだ。
じゃあまあ先ずメンバー紹介でもしてみるか。
まずはトラックメイカーのO.N.O。このファーストアルバムの時点ではDJと表記した方があってるのかもしれないけど、今ではライブには参加してなくて、専ら曲作る人。
ファーストアルバムの時点では、普通のヒップホップのやり方でサンプリング主体で曲を作ってるけど、2002年のセカンドアルバムあたりから段々打ち込みのエレクトロニカみたくなってって、最近じゃもうビートメイカーというよりか、普通に作曲家って感じのトラック作る人になってる感じの人、O.N.Oの作るトラックの変化がそのままブルーハーブのサウンドの変化になってる感じもある。
んでライブDJのDJ DYE。ファーストアルバムの時点ではいないけど99年だ00年だかにフジロックからオファーがあった時にO.N.Oが海外行ってていなかったから、急遽当時大学生だったDYEにライブDJやらせたらよかったからって、そのままいつの間にか気がついたらメンバーになってた人(あの時のフジロックの映像でWOWOWで放送された「ILL-BEATNIK」はマジクソ伝説映像、特別な何かがまわりまくってる、もう神に選ばれてるレベル、最近だともう消されてるのね)だからこのファーストアルバムの時点ではいない。というか音源には基本参加してないみたい。でもブルーハーブはライブがすごい。もうDYEのないブルーハーブなんて考えられないってくらいライブがすごいんだ、ブルーハーブは。ってことだけ知っといてもらえればオッケー。
ほいでラッパー、ILL-BOSSTINO、読みはイルボスティーノ。グループ最重要人物 。このファーストアルバムの時点ではBOSS THE MCって名乗ってるはずで、ソロの時はTHA BOSSだったりと、色々微妙に違う芸名があるんだけど、基本的にはボスって呼ばれてるから、ここでもボスって呼ぶことにする。
ブルーハーブの魅力は何と言ってもボスの言葉だ。日本の音楽家の中でも歴代10本の指に余裕で入るくらい、とにかく強い言葉をはくんだ。ボスの言葉が直で理解できるだけでも、この国に生まれてラッキーだったと思えるくらいにさ。
ちなみこの人僕の中で、人生三大日本音楽系男性のひとりです。それはヒロトとさわおさんとボスです。マジラブです。たまんないです。
ザ・ブルーハーブってグループ名には特に意味はないらしい。っていうかなんでそんな名前つけたか覚えてないらしい。ボスとO.N.Oのふたりが一緒に音楽はじめて「さあそろそろライブしよう」ってなった時に、イベントにエントリーするために名前が必要だったから、なんかテキトーにつけたやつがそのまま今に至るみたいな感じらしい。グループ名なんて案外そんなもんだよね。僕の所属バンドの名前も個人の芸名も。なんでそんな名前にしたの?って訊かれても答えらんないもん、覚えてないから。でも誰がみてもわかる通りザ・ブルーハーツを文字ってんのだけは確かだし、本人もそれは多分間違いないはずと思う、とも言ってるね。普通にボスは日本の80年代後期から90年代初頭までの所謂バンドブームってやつのど真ん中の頃に思春期を過ごしてたから、ブルーハーツは勿論好きって感じらしいし。つーかラフィンノーズとかの当時流行ってたパンクのコピーバンドやってたらしいし、高校の頃は。
ほいで面白いエピソードがあって、その頃なんと一回だけあのGLAYと対バンしたことがあるらしい。ボスのいつだかのブログに書いてた。もうGLAYは高校生の頃から「滅茶苦茶かっこいいBOØWYのコピーバンドがいる」って有名だったんだって。んで、その対バンした日がよりにもよってGLAYの伝説のあの「アマチュア高校生バンドなのに300人集めたと言われてる地元函館ラストライブ」の日で、それを知らないボスは「おお! 今日はなんだか知らないが滅茶苦茶オーディエンスがいるじゃねえか! も、燃えるぜー!」ってステージに出ていったら、GLAYが終わって客が全員帰っていたため、誰もいなかったという。そんなブルーハーブ・ファン的には想像すると滅茶苦茶面白いエピソードがあります。どうだい? 少しは親しみがわいたかい?
まあそんな余談はいいんだ。さっさとブルーハーブのファーストアルバムの話をしようぜ!
まず1曲目!「THIS ’98」。
「札幌ー、札幌ー」って電車が着いた時のアナウンスが鳴ってる駅のホームの雑踏音から全ては始まる。これはNASっていうアメリカのラッパーの94年のファーストアルバムの始まりのオマージュのはずだ。ボスはある日、このナズのファーストアルバムの歌詞カードの翻訳を読んで、その深い歌詞の内容に感銘を受けてヒップホップにのめり込んだらしいからな。それまでただのクラブで流れてるパーティーミュージックのひとつでしかなかったけど、「こんなこと歌ってたんかーい!」ってなったんだって。だからこのブルーハーブのファーストアルバムも、できれば歌詞カード読みながら聴くことをオススメするね。ブルーハーブは日本語だから、僕らにもダイレクトに基本的には意味はわかるんだけど、聴き取れないとこってどうしても出てくるんだよね。文字量多いし単純に速いし。だからこのファーストアルバムに興味を持って聴くことがあったとしたら、是非歌詞カード片手に聴いてもらいたい。最近のブルーハーブの一語一句聴き取りやすい歌唱じゃないしね、この頃のボスって。普通にギンギンにラップしてるから、きっと最初は聴き取れないよ。特にヒップホップビギナーは。固有名詞もバシバシ入ってくるから、意味もわかんないだろうしね。でも歌詞カードを読みながら、聴いたら滅茶苦茶痺れると思うよ。もう名フレーズの嵐。一切の手加減なし。
でも最近ついにブルーハーブもストリーミング解禁しちゃったから、歌詞カード片手に聴く人が減るんだろうなー。マジもったいねー。絶対歌詞カード片手に聴いた方が楽しいのに少なくとも最初は絶対に。つーかブルーハーブがストリーミング解禁したのって、ファン的にはマジびびったよね。絶対やんないと思ってたから。時代は変わる、、って思った。しかも今年の4月1日に発表だったし。ブルーハーブのストリーミング解禁と新年号「令和」発表というダブルニュース祭りだったよ、あの日の僕は。あ、令和って一発変換できるようになってるね。いいよね令和。けっこう好きだよ元々ラ行好きだし。
これでストリーミングで今まで一切聴けなかったジャパニーズヒップホップの大物がいなくなったかなって思ったけど、調べたらBUDDHA BRANDがまだなかった。で、調べたついでに久々BUDDHA BRANDを聴きてえって思って、色々ググったりユーチューブとかみたりしてたらDEV LARGEがV6の森田剛に提供した曲ってのを見つけて、なんか面白かった。もうもろDEV LARGEそのものって感じの曲なんだけど、声だけ森田剛みたいな。PVもあった。一体なんのためにこれを作ったんだろうか。とりあえず元々森田剛がBUDDHA BRANDの大ファンだったってのが、きっかけらしいけど。いいセンスしてるぜ、森田剛
映画『ヒメノア〜ル』の演技がすごくハマっててよかったから、僕の中でここんとこ森田剛の印象はよかったんだ。よし、もうV6の僕の推しメンは森田剛に決定だ!
話がそれ過ぎた。ブルーハーブに関係ないにもほどがある。
次! 2曲目!「ONCE UPON A LAIF IN SAPPORO」
「北から日が昇ることに慣れてないお前たちは、俺たちの存在そのものにまだ戸惑っているんだろう」のフレーズから始まる当時のブルーハーブの姿勢をこれでもかと歌い尽くすギンギン歌。もう言葉がギンギンにもほどがある! ワンフレーズ、ワンフレーズがいちいち強すぎる! 完全な解読は今もできていないくらいだよ。調査考察する箇所が多過ぎて、めんどくさくて。
「去年のじゃなく証言の続きが聴きたい、TOKYOへの要件はわずかそれくらい」ってラインはサンプリングして、言葉変えてブログとかで使ってるから、この僕のヘヴィファンにはおなじみのはずだよね。ちなみこの「証言」ってのは当時の人気ラッパーが集まったユニットLamp Eyeがマイクリレー をしてつくった96年の日本語ラップのクラシックナンバーのことのはず。今聴いても滅茶苦茶かっこいいから是非一回は聴いてみなさい。
でも実は今じゃこんなに大好きなブルーハーブだけど、当時僕全然わかんなかったんだよね、良さが。いや、そうなんだよ、僕、高校生の時に初めてブルーハーブを聴いた時、全然ピンとこなかったんだよ。日本語ラップ自体はもう既に好きだったんだよ? だってめっちゃ流行ってたもの。99年に人気ラッパーZEEBRAが参加したDragonAshの「Grateful Days 」って曲が国内90万枚超えの大ヒットになったことをきっかけに、日本語ラップ音楽の人気が大爆発して、ヒップホップもミクスチャーもレゲエもポップスもとにかくラップ音楽が売れまくってた。その当時にデビューしたジャニーズアイドルグループの嵐のデビュー曲もラップ系くらいなほどだからね。
当時キッズたちが聴いてた流行り音楽はメロコアかラップかどっちかって感じだったよ、実際の話。だって地元田舎山形にもあの「明らかにアメリカ系じゃない怪しい黒人がやってるヒップホップ系服屋」があったくらいだったもん、原宿の竹下通りあたりにあるみたいなやつが。高校生ラップ選手権からのフリースタイルダンジョンをきっかけにして、ここ数年、日本は空前のラップブームとか言われてたけど、結局バトルが流行っただけで、ヒット曲がないんだもんね。ブームをきっかけにして売れたっていえるのは、最大のやつでもせいぜいBAD HOPくらいだし。だからやっぱあの頃の方が全然流行ってた感じするかなやっぱラップミュージックは。
そんな感じだったから、高校生の僕がブルーハーブのファーストアルバムを聴くのは自然な行為だったよね。とにかくすごいすごいって言われてたから、雑誌とかで。とりあえず聴いてみるに決まってるじゃん。多感な時期じゃん。でもわかんなかった。ほら僕ってシリアスすぎるのって苦手じゃん? 「ハイロウズこそが至高!」とか言ってるタイプの人間なんだからさ、本来は。「かっこいいなあ、でも僕が聴く音楽じゃないな」って3回我慢して、聴いてやめた。なんでわかんなかったかなあぁぁぁ?! きっとただ単にガキだったって話だよね。
それから数年の時が経ち、2003年5月23日に、つまり僕がえーと、20歳の誕生日の1日前に、ブルーハーブの「未来は俺等の手の中」っていうシングルが発売されたのだ。これがはじまりだったね。これはブルーハーツ何周年記念トリビュートアルバムみたいな、どう見てもレコード会社主導でしかない、ヒロトマーシーが絶対に一切関わってないであろうやつに、名前が似てるからかなんか知らないけどブルーハーブにオファーがあって作った曲らしいの。でも「トリビュートアルバムなのに、全然カバーじゃないじゃん、全然別の曲じゃん」ってレコード会社の人から却下されて、「せっかく作ったのに勿体無いから」ってシングルリリースしたらしいんだけど、そんなエピソード聞いたら聴きたくなるのが人情じゃん? どんな曲だか単純に気になるじゃん? だから買ったよ地元の近所の「ミュージック昭和」で。そしたらさ、すごく良かったのよ、その曲が。そこで先ず心が開いた。ブルーハーブを聴く準備ができたってわけ。
そっからしばらく放置してたんだけど、しばらく経って映画『HEAT(灼熱)』のサントラをブルーハーブが手がけたやつが出たの。仙台のタワレコで売ってるのをたまたまみかけてなんとなくそれを買ったの。あくまでも映画のサントラだからインストの曲メインのアルバムなんだけどラップ曲も3曲だけ入ってるんだけど、その1曲目の「MY HEAT」でやられまくっちゃってさ。「あ、俺ブルーハーブ好きだ、絶対に好きだ、もう自分に嘘はつけない、たまんねー」ってなって、全作品を遡ることにして、まずセカンドアルバム『sell our soul』を買った。もうそれが信じられないほど良くて。もう人生トップ10余裕で入るもん、ブルーハーブのセカンド。もう何回聴いたか、わかんないくらい。このアルバムからのワードサンプリングしまくってるよ、日常。今でも。ここで完全にハマった。大好きになった。それからもうかれこれ15年もずっとファンやってる。じゅ、15年!? ちゅ、中三!? なげー。
でも2013から14くらいの間ちょっと離れてる時期あったかな。なんかもういいかなって思って。だってファンなんて離れるのが当たり前じゃん? ずっと好きでいれてる方が変わってるよ。途中で飽きるのが普通だよ。でも今でも忘れない、2014年の年末にリキッドルームで般若とブルーハーブのツーマンが行われるっていうポスターを、たまたま他の用事でリキッドルームに行った時に見て、「般若とブルーハーブの組み合わせって熱いな、久々見に行ってみるか」って、その場ですぐチケットを買ったんだ。ほいで当日のブルーハーブの、そのあまりのライブ力の高さ、そのあまりのその場のかっさらいっぷりに、ものすごい勢いで再燃したんだ、好きという気持ちが。いやあ一回離れてからグイッと勢いよく戻された分、反動で以前にも増して大好きになってしまいましてね、もう現在までずっと一生ついていきます状態。だってカッコイーんだもん。
つーことだから、もしも君が運よく興味持つことができて、今回の題材のブルーハーブのファーストアルバムを聴いてみて、運悪くハマルことができなかったとしても、どうか諦めないでどうかセカンドアルバムまでは聴いてみてくれ。そしてライブに行ってみてくれ。これは君のために言ってるんだ。
それにしても今回ハイロウズ後の箸休めくらいのつもりで書き始めたのに長くねえ? やばい、どんどん進めよう。次! 3曲目!「¥」。
読みは、エン? 曲のサビじゃ「完膚なきまでかき集めるジャパンマネー、俺たちの要求満たすだけの額まで」つってるから「日本円」でもただ単に「金」でも「銭」でも「マネー」でもいいんだろう、きっと。金を稼いで成り上がってなんぼなのはヒップホップもロックンロールも同じなわけですが、こういう曲はファーストアルバムならではだよな。もろヒップホップマナーに乗っ取った曲だ。もう最近はそういうのやらないしな。ブルーハーブって最初からいわゆる「ヒップホップっぽいだけの表現」ってやつには真っ向から逆らっているしな。ライブでもおきまりのセイホーのコールアンドレスポンスなんて、絶対やらないし。そういう意味ではブルーハーツと姿勢的には同じなんだよな。名前が似てるってだけではなかったりするんだな。いつだって本物は最初からなんだってことだな。「金で買えないものならとっくに俺の手の内にある、とうの昔から!」
つーことで先を急ごうか。次! 4曲目!「SHOCK-SHINEの乱(REMIX)」。
ブルーハーブの97年のファーストシングル! そのリミックスをここに放り込んでいる! だからアルバムの中でもひとつだけ歌い方が違いすぎる! 再録して入れて欲しかったわ。最後のセリフの「火かしてくれ」だけは、今とおんなじ声だ。だからやっぱ作り声なんだな、この頃は。2017年の日比谷野音での20周年記念ライブで珍しくこれやってたけど、聴きこんだ音源の方と今の歌い方違いすぎて最初、あれ?ってなったもの。まあチャゲアスじゃねえけど、長くやってるとこういうのあるあるっちゃあるあるですよね。
で、冒頭のセリフは映画からのサンプリングで元は勝新太郎が90年代に監督主演して大予算で制作した映画『座頭市』のラスボスのセリフ「お手手繋いでみんな仲良くだあ? 冗談じゃねえ! 五分と五分の付き合いぃ? まあいいだろう、この俺と五分の付き合いができるやつがいるってえなら、付きやってやってもいいぜ?」ってやつ。マジクソかっこいい。ブルーハーブはボスの趣味なのか、けっこう男系映画のセリフのサンプリングしてくるからな。他にはわかる範囲だと『ゴッドファーザー』とか、外国映画の場合は、当然のごとく日本語吹き替えバージョンのボイスで使ってる。つまり「吹き替え派」ってことだな。だってそうじゃないと見つけらんないじゃん、サンプリング元で。
ちなみ僕も「吹き替え派」。映画オタクには「音響のバランス云々で元々の作品の魅力が損なわれるから絶対に字幕!」って人が多いけど、僕、断然、吹き替え派。昔は僕も字幕派だったんだけどもうめんどくさくてね、字幕を読むのが。もうちょっというと、今はブルーレイとかデジタルディスクで便利だから、日本語吹き替えにして日本語字幕も同時に出して見てるって感じ。だってダイレクトで物語が入ってくる方がいいじゃん、熱中できるじゃん。吹き替えが入ってない低予算映画だったら、字幕で見るし、映画館でも大体は字幕だから、我慢して普通に頑張るけどさ。大人になってから完全にこうなった。
そんな感じで中学生くらいの時に熱狂した映画『トレインスポッティング』を20年ぶりくらいに吹き替えで見てたら、ボスのソロアルバムでサンプリングで使われてたセリフが2箇所くらい出てきて、 「発見! ラッキー!」ってなった。サンプリング元って見つけると嬉しいよね。
とまで書いてそろそろみんな読んでないんじゃないかって不安になってきたから、さっさと次にいこう。なるべく短く書くから最後まで読んでくれ。
5曲目「BOSSIZM」。
ボスイズム! つまりボスという存在のあり方を歌いきった曲ってことですな。だからもう今現在でもライブでやらないことがまずない、超がつくほどの定番ナンバーです、これ。「ラッパーは光、コトバはカゲ!」ってな。
ブルーハーブの魅力を一言で語るなら「言葉の強度」でしかないんだけど。もう一声!っていうんなら「ライブの完成度」かな。とにかくブルーハーブはライブが最高にいい。僕がファンになって初めて2004年に仙台でブルーハーブのワンマンあったから見に行って、そのあまりの完成度に衝撃を受けたもん。最初ノリ方が全然わかんなくて、その時の客もおそらくビギナーだらけで、全然わいてなくて、どうしていいかわかんなかったんだけど、それを音と言葉だけでグイグイ深いとこまで持ってって、最後の曲が終わった後の、あのまるで1本の大作映画を見終わった後のような感動には、もう自然と拍手喝采の嵐しかない、みたいな感じ。ほんと大感動したよ。
とにかくブルーハーブはライブがいい。これだけはよく覚えておいてくれ。俺が嘘を言ってないってことを確かめるためには、必ずワンマンライブへ行ってくれ。最低でも2時間以上、場合によっちゃあ3時間くらいの長丁場になるのだが、それを見終えた時、必ずあなたに大感動が訪れることを保証しとくよ。でもいいな、ワンマンだぞう? フェスとかイベントとかで見るのももちろん強烈な体験にはなるわけなんだけど、なんかあれだとダイジェスト版を見てるような気持ちになるんだよな、あの素晴らしいワンマンライブを見終えた後の感動を知っている僕などは。ブルーハーブのライブを見終えたあとの感動は1時間やそこらじゃ表現仕切れないよ、きっと。
つー感じで最高なのでぜひ目撃してみてくださいって話なんだけど、でもブルーハーブをちょっと聴けばわかる通り、はっきりいって客の9割くらいが野郎です。まったくむさ苦しくて仕方がない! そんな感じで女性の方だといきなり現場はちょっととっつきにくいかもしれないから、そんな時のための入門のために便利なライブDVDを紹介しよう!
現在ブルーハーブのライブをフルで収録したライブDVDはえーと、5 本? あります! この中でビギナーにオススメするとしたらー、やはり『STRAIGHT DAYS/AUTUMN BRIGHTNESS TOUR’08』 ですかね。2枚組で1枚はツアードキュメンタリー。ブルーハーブの人となりもわかるしね。ボスはあんな音楽スタイルのくせに、普段はわりと陽気な人だっていう意外性もあって、きっと気持ちが傾きやすいぞ! そして2枚目のツアーファイナル、リキッドルームでのライブは一部サンプリングのネタ元の権利関係でか収録できてない曲もあるにはありますが、それでもブルーハーブのワンマンライブの完成度の確認のためには十分も十分! ボスも30半ばくらいで若さも渋みも同時に兼ね備えてる最高の時期だしね。いや今の方が最高だけどね。最新が最強。ということで、見なさい、今すぐ、買いなさい。僕はブルーハーブにこれからも末長く活動していて欲しいんだ。ただただ人生の楽しみのためにね。そのためにはきっとマネーが必要だ。さあ払いなさい。僕と一緒にブルーハーブにお金を払おう!
6曲目「STOICIZM」。
僕がツイッターとかでたまに使う「ポコチンという名のカミソリをのどにあて横に引く」のネタ元の「秒針という名のカミソリをのどにあて横に引く」の名フレーズも登場するギンギン曲。
ほんとボスってミスターストイックの名に恥じないもんな。ガチクソストイックマンだよ、ボスは。あれほどの完成度のライブを一体どれだけの量の練習をしてるんだろうって感じだし。リリックもどんだけ長い時間かけて詰めてんだろうかってくらいの、究極の密度っぷりだもんな。そこがかっこいいんだ。僕とは全然違う。そこに痺れる憧れる。
そもそも僕がジャパニーズヒップホップそのものを今も愛聴してる理由って、自分と全然違うからだしな。なんつーか関係ないっつーか。ロックのライブとかアルバムとかはもうなんか純粋に楽しめなかったりがあるんだよ、同世代とか下の世代とかのやつなんかは特に。すごくいいライブを見たり、いいアルバムを聴いたりすると、なんかどっかで「ライバル視」みたいな気持ちが芽生えるんだ。損な話だよねー。純粋に楽しめないなんて。その点、ヒップホップは同世代だろうが年下だろうが関係ない。楽しかったら、ただただラッキーって思うだけ。いやー、えがったえがった。ヒップホップ万歳。もちロックンロールの次に。
そんな感じだから、ブルーハーブと対バンとか絶対したくないわ。可能性はなくはないんだよ。バンド界隈ともコラボしたりして、強い関係を築いてたりするし。しかもブルーハーブは僕らのホームグラウンドライブハウスである「レッドクロス」にまでも、謎に年1くらいで出てたりするからな。それはなんかレッドクロスからのオファーかなんかで、毛皮のマリーズとツーマンやったのがきっかけなんだ。でもレッドクロスでやっても、案の定、ほぼ毛皮のマリーズのファンしかいなかったらしく、ブルーハーブ的にはあんま実りのない1日だったみたいだけど。
だっていっつもブログで各ライブでの出来事のことあんだけビッシリ書いて感謝示すボスが「初めての箱レッドクロス、共演の毛皮のマリーズは、うん、個性的。来てくれてありがとう」くらいの、体感2秒の文言で済ましちゃってて、「あちゃー」って思ったもんな、当時。もう二度と出ないだろうなって思ってたら、そっからまさかのレッドクロス二回目があって、その時は赤い公園とツーマンで「ちょっとどんな感じか一回見に行ってみよう」って思って行ってみたんだけど、その時は若い女の子バンドと一緒のおかげかなんか、わりと機嫌良さげで安心したけど「でもなんかレッドクロスでブルーハーブを見るの変だわ。自分と関わりのある場所すぎて100でのめりこめない」ってなって、そっからはいってない。
その後もSCOOBIE DO、キングブラザーズとツーマンしてるけど、レッドクロスで。だからレッドクロスのブッキングの菊池さんから「ブルーハーブがそんなに好きなんなら、ツーマンの相手にオススメしてあげようか」って言われたりしたこともあるけど、「そんなことは絶対にしないでくれ」って返してはいるよ。だってダメだよ。絶対、僕らみたいなふらふらしたチャラケを相手にしたらさ。ブルーハーブが大損こくよ。そんなことはあってはならないね。10年早い、10年早い。
次!「STOICIZM PRELUDE(NO TIME)」。
んでレコードだと、ここで1枚目が終わるらしい。ロックだと、こんくらいの尺なら1枚で収めるのかもだけど、ヒップホップのアナログはやっぱDJ用に溝を太くするためなのか、片面3曲くらいしか入れないのが通例っぽい。ヒップホップはこするからな。
ヒップホップミュージックってのは、元来ブレイクビーツが基本だからなんだ。ブレイクビーツってのは、バンドが演奏をバシッと止めてキメて、その合間でドラムが単独でフレーズ刻む、あのタイミングをおんなじレコード2枚で用意して、頑張ってそこだけ繋げ続けるという、抜群のリズム感と機械操作力が試される大変な作業によって生み出されたらしい。ヒップホップのミュージックの部分ってのは、実はラップではなくてDJから始まっているという話らしい。最近はあんましアナログレコードでやるなんてないんだろうけども。いや知らん。何故ならば僕はヒップホップじゃないからだ。ここを読んでいるやつの99パーセントもロック野郎だろうしな。
つーことでレコードだった場合は2枚目にあたる話は凄まじいスピードで終わらしにかかる。いくぞ! 1曲目!「孤憤」。
これがこのアルバムである意味一番やばい。街の喧騒の音とブルースハープの演奏をバックに「2枚目が始まる前に、ひとつ言わせてくれ」と言ってから、ひたすらボスが語りっぽい感じで東京のヒップホップシーンに対して物申す曲。超喧嘩売りまくり。なんかもうエネルギッシュすぎて年に一度は思い出したように聴いてしまうナンバーでもあるな。この先ライブでやるなんてこと、絶対にないからもう音源だけの曲だ。だってメッセージがはっきりしすぎてるし、とっくに時代が変わった今、この歌をうたう意味なんかどこにもないからだ。
ブルーハーブ以降って、ほんと変わったって感じするもの。今じゃ地元にいることにこだわって、立ち位置を築いて金稼いでるラッパーなんか沢山いるけど、それまでそんなやついなかったわけでしょ。ジャパニーズヒップホップ界のレジェンドで最初に真のレペゼンを体現したのは間違いなくブルーハーブでしょ。名古屋のTOKONA-Xがいたじゃないかって? でも名古屋って近いじゃん、東京に。僕もよく名古屋にライブしに行くけど、ライブやっても日帰りとか、まあまあ余裕でできるもん。それに比べて札幌は遠いぜえ? 飛行機乗んなきゃいけないしね。まず地続きじゃないっていうね。日帰りなんて無理だし、嫌だし。
ブルーハーブのファーストアルバムの最大の功績は遠く札幌を拠点にしたって「勝てる」ってことを証明した事だよな。よくやったよ。やらざるを得なかったって表現の方が正しいんだろうけど。おかげで死ぬほど稼げたらしい。今も事務所とかレコード会社とかに一切属してないからね。つまり間で抜かれない。売れたら売れただけ、全部自分の儲け。それをやるのはとっても面倒くさいことだと思う。考えるだけで、あー、もう嫌だ、めんどくさい。それをあのインターネットもろくに普及してない時代に、しかも北海道にいたまんまでやり遂げて、そして「勝った」ってのは、ほんと半端ないことだと思う。どうりで誇り高い立ち姿なわけだぜ!
で、なんの話だっけ? そうそうブルーハーブのファーストアルバムの話だ。でももういっか。どうせ定期読者は誰も喜んでないだろうし。でもなー、ブルーハーブは後半へ向けてどんどん深くなってくのが通例なんだけどなー、アルバムにしてもライブにしてもー。でも誰も喜んでないんだったら仕方ないよなー。とにかくどんなに自分の好みと重ならないと感じても、途中で退出することだけはすすめない。一回最後まで頑張ってみてください。すっごいから、すっっっっごいから。まあどこまでいっても所詮音楽は好き嫌い。語れることなんて何もないんだ最初から。この身の好みぶちまけるのが関の山さ。だからもしもこの駄文読んで、なんとか興味だけはわいたって君は、どうかあきらめないでくれ。楽しもうとする気持ちと姿勢だけは崩さないでくれ。開くかもしれないんだから、新たな扉が。開かないドアもこの世にはあることも知っているけどさ。
つーことで唐突に終わる。ぶっちゃけ文字数あと20000は最低いけるけど、この辺で終わらせとかないと損する可能性が芽生えかねない。もうとっくに損してるのだろうか? んなあほなー。
前に1回マイケルジャクソンのファーストアルバムの回あったでしょ? 今回はよーするあれの役割の回だったって覚えといてくさい。ロックンロールじゃないかもしれないけど、関係なく僕が好きな音楽の話をする、それもまたロックンロールでしょ。この身の好みとばっちりマッチした話! これ以上なし! そんな感じ
僕の中でブルーハーブが海外勢含めでヒップホップの至高なのは間違いないです。だっていないんだもん、こんなの他にも海外にも。完全に日本独自のヒップホップの道だよ。最近のジャパン若者のやつはアメリカのやつの物真似ばっかでつまらないよ。ブルーハーブがやってきたことをしっかり見習うべきだよ。まあいいや。終わる。次回からまたロックンロールの話に戻ります。つーことで唐突にじゃあな。アディオウス。