THE BOHEMIANSの平田ぱんだがロックンロールのレコードを紹介するコーナーです。

平田ぱんだのロックンロールの話

2019/9/4

第45回:マンドゥ・ディアオ『ブリング・エム・イン』

おい、馬鹿野郎。マンドゥ・ディアオのファーストアルバム知ってっか? 最高だ。人生一だ。ロックとロールがくっついてラブだ。永遠だ。衝動だ。そして加速だ。ビューンだ。僕そのものだ。未来も過去もいっしょくた。正に理想郷。ということで……

今回紹介するロックンロールファーストアルバムは、こいつだ!!! マンドゥ・ディアオの『ブリング・エム・イン』だ!!!

人生ナンバーワン・ロックンロール・ファーストアルバム、通算1002回は確実に聴いている。さっさと1曲目から順に綴ろう! 語ろう! 自身の思い出と合体させて、ゴチャゴチャで、モジャモジャで、ポヤポヤで、ノカノカでー!!! ノカノカってなんだ?

1曲目!「シープドッグ」!

この曲を耳に入れた瞬間から全ては始まった。恋の意味を知った。言わばドキ&ドキ。それは2003年のことだったな。2003年と言えばだ、ワールドワイドなロックンロール・リバイバル・ムーブメントが正に最高潮頂点の時期だ。ホワイト・ストライプスがブームを象徴するような決定的な名盤『エレファント』を発表したり、ストロークスがセカンドアルバム『ルーム・オン・ファイア』でファーストアルバムはマグレじゃなかったってことを証明したり、リバティーンズは毎月てんやわんやなニュースを届けてくれたし、ジェットがアイポッドのCMソングに抜擢されて世界的にクソほど売れたし、とロックンロール・ワールドワイド現象が巻き起こってて完全に竜巻だった。毎月毎月新しいバンドが売り出されてた。この時分に自分が若者で本当によかったと思ってるよ。すげー楽しかった。はっきりいってロックンロール大好き天国だった。そんな状況の中ここ日本で大々的に売り出されたのがマンドゥ・ディアオですよ。

他のワールドワイド・ロックンロール・バンドと比べると「格」という意味では確かに何段も下がるな。つーか世界的にはほぼ無名バンド。だが関係ねえ。何故ならば僕が話しているのは日本での話だからな。とにかくマンドゥ・ディアオは売れた、ここ日本で。しかも日本盤が出る前の、つまりほぼノープロモーションでの、ほぼ口コミのみの段階で輸入盤のCDが1万枚売れてたらしいからね。いや口コミの1万枚ってすごいぞ。ほいで初来日の原宿アストロホールも即完でって感じからを満を持しての日本盤の発売だったらしい。そんなだからビダビダにプロモーション展開されてて、僕はそんな中、仙台のまだビルの上の方にあった頃のタワーレコードの宣伝展開ブースで試聴したのが出会いの全てだった。そして恋に落ちたんだ。もう落ちまくった。落ちたなんてもんじゃないくらい落ちた。ほぼ逆さまだった。ほとんど回ってた。右と左が一緒になってた。全ての根源はこの1曲目の「シープドッグ」による効果だった。

不穏ともいえるギターのフィードバック・ノイズから緊張が走る、そこで突如登場するギンギンのギターリフ! 口でいうとテーテーテテレレレテーテーテテレレレ! からのイェイェイイェー! のシャウトですよお父さん! わかりますか? イェイェイイェー! だったんですよ! もうかっこいいとダサいの区別が全くつかなくなってしまいましたよ。ええ私はあの時全ての相反する価値観を同一視してしまいましたね。だってイェイェイイェー! なんですもん。「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」ってなりましたよ。だってイェイェイイェー!なんですもん。「これはーーーーーーーーーーーーーーーーーー恋だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」ってもなりましたよ。だってイェイェイイェー!なんですもん 。いやーもうイェイェイイェー! でしかなかったですね。

さっきから何書いてっかわかんねえって、知らねえよ。だってイェイェイイェー! なんですもん。僕だけがわかりゃいいんですよ。僕はあの日からずっとわかってますよ。だってイェイェイイェー! なんですもん。もうあのイェイェイイェー! で恋に落ちてから当時の僕は毎日グスタフ(・ノリアン)に夢中だったよ。グスタフってイェイェイイェー! の人ね。つまりこの歌のボーカルの人。僕も一応ロックバンドの歌手をやってて、色々憧れの人とかいるんだけど、強いて歌唱スタイルのみでロールモデルをあげるならグスタフだね。ジョニー・ロットンやジョン・レノンや若い頃のミック・ジャガーにも憧れるけど、「こういう風に歌いたい」って僕の中で完全な一致をしたのはグスタフが一番かな。あんま上手じゃなくて自分にもできそうな気がしたのが要因なのかな? だってロックバンドのボーカルになるって決まったあの日に思い描いた理想の歌唱スタイルは「ピート・ドハーティーのフロウとグスタフ・ノリアンのシャウトの混合」だったもんね。ここ近年は色々迷いがあってそうじゃなくなってたけど、ここ最近「やっぱグスタフでしょ、俺は」ってなってきてる実は。理想のロックボーカル・スタイルはファーストアルバムの時のグスタフ! こんな奴はきっと世界中に僕しかいない!

まあそんなくらいガッツリ恋したって話。加えてグスタフは顔もかっこいいからな。しかも身長も高い。スタイルもモデルばり。加えて勝ち気で生意気な性格でインタビューじゃ常にビッグマウス。そんな姿勢にも憧れたねえ、恋したねえ。もう「僕のケツ処女はグスタフにあげよう!」って思ってたもん。でもそんな日は来なかったから、未だに僕のケツは処女のままさ。今グスタフが「やらせろよ」っていってきても断るけどね。今更おせーのよ。だってもう好きじゃないもん。恋は冷めるものなのよ、うっふん。みたいな。

そんな私が恋に目覚めたきっかけナンバーでもある「シープドッグ」はイェイェイイェー! 以外の魅力はないのか? とな。えーと、ほぼイェイェイイェー! なんだけど、そのあともねえ、Aメロがギンギンに言葉がつめつめで前のめり歌唱でかっこいいよ。この部分は、なんかスライ&ザ・ファミリー・ストーンのなんかの曲を真似してんだって。インタビューでいってた。あとはーえーとその後にキャッチー・メロディー・サビがくるのがいいよね。前のめりのビート・ロックンロールだけで終わらないのがいいね。そうそう、マンドゥ・ディアオの曲って絶対サビがあるからいいよね。マンドゥ・ディアオって当時ほぼ日本でしかウケなかったバンドだけど、このサビが必ずあるってのは日本で爆発的にウケた要因のひとつだと思うよ。日本人はサビが大好きだからね。僕もサビがない曲だと物足りないなってやっぱ思っちゃうもん。そもそもサビって日本にしかない概念らしいしな。とりあえず日本のヒット曲にはほぼ必ずある。つーか、ほとんどないとダメくらいのレベル。ということでサビ最高! とかいって強引に締める。

Mando Diao - Sheepdog (Official Video)

2曲目!「スウィート・ライド」!

2分間の疾走モッズロール・ナンバー! すごい勢いだぞ! この曲を作ったのはビヨルンだ! 歌ってるのもビヨルンだ! ビヨルン・ディクスクウォットだ! マンドゥ・ディアオはビートルズから脈々と続くひとつのバンドにふたりのソングライター兼ギターボーカルがいるの究極を体現しているのだ。しかもこのファーストアルバムの時点ではリバティーンズみたいにひとつの曲でボーカルを分け合わないで、自分が作った曲は自分で歌う方式なので、どっちがどの曲を作ったかとってもわかりやすいぞ! しかもどっちもタイプが違うボーカリストなんだ。グスタフは前のめり気合いパンクシャウト歌唱だがビヨルンは喉の奥の方で歌う声太系広がりソウル歌唱だ。

曲もこのファーストアルバムの時点ではグスタフが「ギンギンロールパンク勢いギターリフ・メインナンバー」ばかりなのに対して、ビヨルンは「巧み落ち着き完成度高めロール貫禄ナンバー」が多めだ。そんな対比がなされてて本当に最高だ。セカンドアルバムからグスタフが全然パンクじゃない、普通にメロディアスないい曲を作るようになって一気にマンドゥ・ディアオはつまんなくなる。いや、全然セカンドアルバム以降も好きだし、いい曲が沢山あるけど、単純につまんなくなる。相反するふたつの重大要素の混合という旨味は皆無になる。だってビヨルンの方がうめえもん、何もかも。曲作りにしても歌唱にしても楽器にしても。でも単純にグスタフの方がパンクでかっこよかったから、僕は断固グスタフ派だった。でもグスタフからパンク要素を抜いたら、もうそれ意味ねえだろ。ただふたりのソングライター兼ボーカリストがいるだけのバンドになっちゃうよ、そんなんしたら。だからほんとマンドゥ・ディアオってファーストアルバムだけのバンドだよな、ある意味。そのあとのアルバムも好きっちゃ好きだけど、全然面白くない。

このファーストアルバムの時点では、もう私的理想ロールバンドでしかない。本当は僕のバンドもマンドゥ・ディアオみたいにしたかったんだ。もちろん僕の担当はグスタフ。で、ビートりょうがビヨルン。だからごく初期の話だけど、僕もステージでエレキギターを弾いてた。でもめんどくさいし、楽器は嫌いだし、何よりもヘタクソだから、いつの間にか弾かなくなって、今じゃ完全にミック・ジャガーとかイギー・ポップみたいなポジションになってしまった。おかしい、こんなはずじゃなかったのに。いや、いいんだピンボーカルというポジション自体は、それも好きだし。元々ピンボーカルとギターボーカルのどっちもやるという人生設計だったんだけど、ギターを一切弾いていないのが問題なんだ。だから毎年「今年こそギターの練習を沢山して、バンドで弾いても恥ずかしくない実力を身につけてピンボーカル兼ギターボーカルになる!」と思ってる。ここ10年くらい、毎年思ってるが、めんどくさいからやってない。つーかギターってむずいよね。マジで。弾けるようになるためにはすごい努力が必要。なんであんな難しい楽器が長年ポップ・ミュージックのメイン楽器に据えられていたのか意味不明だもん。全然気軽にやれない。そらユースミュージック・カルチャー・ナンバーワンの座をヒップホップにとられるわ。全てはギターが難しすぎるのがいけない。まあ世界で一番かっこいい音の出る楽器という事実に変わりはないがね。

つーか。さっきからこの曲のことなんも書いてねえな。まあ、別にいつもそうか。特にマンドゥ・ディアオは「瞬間最大恋率ナンバーワン」だからな、僕の人生で。私情や思い出が絡みまくるのはそらあ必然ですよ。マジで瞬間って意味では人生で一番好きなロックンロール・バンドかもしんまい、マンドゥ・ディアオは。それをとにかく伝えたくて仕方がない。マンドゥ・ディアオをあんたが好きになろうがなるまいが知ったこっちゃない。僕はただ当時どれくらいマンドゥ・ディアオが大好きだったかってことが伝えたいだけだ。伝われ。

3曲目!「モータウン・ブラッド」!

「あいつやお前やあの子が何ひとつわかってなくったって関係ねえ! 別にかわまねえ! 何故ならば俺にはモータウンの血が流れているからな!」とサビで歌い散らすグスタフ作の最高のブラック・スウィングロール・ナンバー。いやー、マンドゥ・ディアオの何が理想的ってやっぱブラックなことだよね。ちゃんと黒い。黒を意識している。ロックンロール・ミュージックの根源、ブラックであろうとすることを常に忘れていない。それは演奏の妙とかでの話というよりか、元からだ。ソングライティングの時点でビートを、黒いノリってやつを意識しているのがわかる。「ビートとメロディが同時に存在しない曲は好きじゃない」みたいなことも初期には語っているね。意識的なところがいい! マンドゥ・ディアオは!

ビヨルンなんか初期のインタビューで、人生の中でベストアルバム上げろっていわれて、ウータン・クランのファーストをあげてるくらいだからね。90年代のアメリカのヒップホップには60年代のソウルと同じフィーリングがあるっても発言している。このフィーリングにまつわる話を忘れてからロックンロールは衰退した。必要なのはいつだってブラックだったのだ。なぜビートルズが今も世界最高なのかを考えたら行き着く結論だ。単純だ、黒いビートと最高のメロディが共存していたからだ。あとふたつの声があった。世界最高の全然違うふたつの声が。

マンドゥ・ディアオは歌唱に関してもどっちも黒い。タイプは違うけど、どっちもブラックのフィーリングがある。それも本物じゃない、あくまでも偽物の魅力だ。そう、変な話、黒人の本物はすごすぎて逆に物足りないんだ。なぜか僕らはいつだって本物になりきれていないのがいいんだ。たどり着けないことがわかっているのがいいんだ。そこにいつだって永遠は生まれるのだ。歩む道は途切れないのだ。だから60年代のロックンロールが一番最高なんだ。特にイギリスのモッズ界隈のロックンロールバンドが一番いい。ブラックのフィーリングに憧れて前のめって、結果的になんか違うものになっちゃってる、あの感じがいい。若者の全てって感じ。その60年代の黒人憧れ系モッズリピドー感がファーストアルバムの時点のマンドゥ・ディアオにはある。それが2003年という未来時代に突如登場してしまったのだ。

なんでマンドゥ・ディアオが当時日本でしか人気がなかったのか、意味がわからん。クイーンとかチープ・トリックみたいに日本から人気に火がついて世界的な有名バンドになるはずだったのに! 少なくともこの僕の頭世界では! ちくしょう! なんでならなかったんだ! 許せねえ! まあその日本での人気もあっという間に沈静化して、数年後にドイツで日本以上の人気を獲得して、フェスでもヘッドライナーが当たり前みたいな感じになるらしいけどね。さすがドイツ! マンドゥ・ディアオを好きになるなんてお目が高い! なんつーかドイツってヨーロッパで一番日本と気が合うイメージあるもんね。なんか真面目勤勉ビシッとしてる! みたいなイメージあるじゃん? ぶっちゃけドイツのことはなんにも知らんけど。スコーピオンズとカンしか知らん。でもたしかビールが好きなんだよね? じゃあ絶対気があうじゃん! やったね!

では、マンドゥ・ディアオの本国スウェーデンでの人気はどうなのか? これは知り合いに聞いた話なんだけど、なんでも在日スウェーデン人と話す機会があって「マンドゥ・ディアオって本国じゃどんくらいの存在?」って聞いてみたら、「日本でいうとこのグレイとかそんな感じ。普通に知らない人はいないくらいの感じ」って返事だったそうです。やったね! よかったー!

4曲目!「ミスター・ムーン」!

ロックバラード。歌い上げるぜー、ビヨルンがー! ビヨルン、マジ歌うめえわ。顔が四角いだけある。首も太いし。絶対に歌がうまい人の顔してるもんね。歌がうまくないなら、その顔なんなの?ってくらいだ。ディスってないよ。だってビヨルンは美形じゃん。石像系の美男子じゃん。加えてあの胸毛が濃そうな感じ! あとはデカチンで仮性包茎だったら完璧だ。

マンドゥ・ディアオは全員美形だしね。テレビ雑誌巻頭レベルのイケメン!って感じなのはグスタフだけだけど、全員お目めがパッチリした、はっきりした顔立ちのハンサムガイズだ。そこがいいよなあ、マンドゥ・ディアオは。見た目って大事じゃん。僕、見た目がよくないロックバンドは認めてないもん。それはイケメン、ブサメンとかそんなチャチな話じゃないよ。いつだって一番クソなのは「普通」だ。「見た目が普通」が一番最悪。ロックという冠がつかなきゃ普通でもいいんだけど、ロックを名乗る以上は見た目を気にしろ、かっこつけろ。それが僕の希望。ロックは見た目だ。いいな!

ファーストアルバムの時のマンドゥ・ディアオは、みんな黒のタートルネックとスニキージーンズで揃えてて、そこもモッズっぽくてかっこよかったんだよなー。グスタフがセンターの立ち位置で、フロントマンになってからは、見た目だけは最高だった。ただグスタフはリバティーンズとかと違って、ファッションセンスはクソだ。バンドメンバー全員がお揃いの衣装にしてる頃はいいんだけど、セカンドアルバムのジャパンツアーをゼップ仙台に見に行った時に、頭に日の丸のハチマキを巻いてたのとか、死ぬほどダサかった、ガッカリした。センス皆無。マンドゥ・ディアオってとにかく田舎くせえんだよな、センスが。ファッションも音楽も。特にグスタフの。それが最大の欠点。ストロークスやリバティーンズとはそこが圧倒的に違う。死語でいうところの、イケてる、ナウい、今風、みたいな要素がただのひとつもない。ロックンロール的にはかっこいいんだけど、世間の風は冷たい。ところが「今風」を取り入れたマンドゥも、それはそれでもう悲惨な感じになるわけだが。何年か前のアルバムの時に「何これ? だっっさ!!!」ってなった。

マンドゥ・ディアオはスウェーデンのボーレンゲとかいう田舎の出身らしいから仕方がない。そこが日本の東北の片隅の、山形出身の僕の所属バンドとかぶって親近感が持てる。何しろマンドゥ・ディアオの楽曲は故郷ボーレンゲという町への「青春の復讐のメッセージ」を臭わす歌詞に終始してる場面が数多くあったりもするからな。この気持ちは田舎もんにしかわかんねえんだよ、クソが!って感じが多々する。仲間な気がする。愛してる、マンドゥ・ディアオ。それにしても相変わらず楽曲と関係ない話に終始しているな。だが関係ねえ! わかってたまるか! マンドゥ・ディアオだ! どうだ! まいったか!

Mando Diao - Mr Moon (Official Video)

5曲目!「ザ・バンド」!

ビヨルン作のエイトビート・ポップロック・ナンバー! これこれこれこれこれー! なんやかんやで、これー! いやー、僕たちが求めているものは結局はこれなんすよ、エイトビート・ポップロック・ナンバー! やっぱこれでしょ! 僕たちの代表ナンバー「おぉ!スザンナ」という楽曲は、大瀧詠一やらの影響下で作詞作曲された楽曲に、リバティーンズ・フレーズの味付けをして、パンクさながらにギンギンに前のめりで鳴らしたナンバーだ、と思われがちだが、実はもうひとつの要素がある。それがマンドゥ・ディアオのこの楽曲アレンジだ。これをほぼパクリで上乗せした瞬間、僕のバンドはマジックを得た。いまだ「おぉ!スザンナ」を超えるナンバーは現れていないと断言できる。曲の良し悪しには、それに対するプレイとマジックが不可欠だからだ。僕のバンドのやるべき音楽はあれが究極だと思ってる。普通に。好み的にも。

そんな自分のバンドファン向けトークはさておくとして、とにかく僕はこの曲が大好きでねえ。もう2000年くらいずっと好きなんだよ。信じられるかい? 2000年間だぜ、2000年間。「ザ・バンド」を聴くたびにこれこれこれー!ってなる。僕、間違いなくこの曲のミュージックビデオを2000回は見てる。現実で数えたって確実に100回は見てると思う。だって毎日見てたもん、この曲のMV。実は、日本盤のファーストアルバムにはCDエクストラで映像も見れるみたいな機能も付いてたのよ。YouTubeの登場で駆逐され、今じゃ絶滅したけど。それに「ミスター・ムーン」と「ザ・バンド」の2曲のMVが収録されてたのね。もう僕は「ザ・バンド」の方ばっかり延々と見てた。なんでこんなに見てるんだろう?って自分でも疑問に思うくらい、ずっと見てたんだ。70年代のアメリカ映画みたいなフィルムっぽい質感とメンバーが5人が並んで演奏している感じを、エイトビートの雑っぽくて激しいカット割りで見せていくみたいな感じが、好みと完全一致したのかな、多分。もう何年も見てないから、明日久しぶりに見てみようかな。でもCDで映像を見るってやつはもうこの未来じゃどうすればいいのかよくわかんない。僕のパソン子にはCD入れるとこが付いてないし。しゃーない、YouTubeで見るか。全くいい時代がきたもんだぜ!

6曲目!「トゥ・チャイナ・ウィズ・ラブ」!

ビヨルン作のアルバム中、最高の完成度を誇る曲。マンドゥ・ディアオの魅力を伝える際に、「この曲をまず聴いてくれ!」っては絶対にならないけど、ビヨルンという男の音楽の才能を知らしめるという意味ではこれ一択だと思う。ビヨルン派のファン的には断固マストナンバーのはずだ。「日本のパトカーで中国に運ばれちまった」みたいな謎の歌詞だけど、なんらかの不満を述べているのはわかる。単純になんとなく外国人の歌詞の中に日本って出てくると単純に嬉しい。

そもそもマンドゥ・ディアオはビヨルンのバンド。バンド名もビヨルンが寝てる時に夢で見た啓示的なやつで、意味は特にないやつらしいし。僕はロックンロールが好きだから、グスタフ派だけど。ビヨルンは最初メンバーがいないから打ち込みみたいな感じで音楽活動をやっていたらしい。そこでグスタフと出会って、みたいな流れでの、マンドゥ・ディアオらしい。だから何? 知らね。オチなし。次、次!

7曲目もとい、B面1曲目!「パラライズド」!

後発のアナログ盤が一応存在するんだけど、それだとこれがB面の1曲目になる。グスタフ作のふたつくらいのコードしか使われてない系の、反復と緩急と抜き差しの妙のみで僕らを盛り上げにかかってくる硬派なパーティーナンバーだ。たしかこのアルバムからシングルカットされてるはずだけど、MVあったかな?とYouTubeを検索。ありました。んで、見た。安定のダサさだった。痛々しいくらいかっこつけてた。そんなところが好きだよ、愛してるよ、マンドゥ・ディアオって感じだった。

こういう曲をシングルカットするのって外国だなあって感じがするよね。日本じゃまずありえない。少なくともポップス市場ではありえない。RCサクセションの「つきあいたい」って曲がこの手の曲で唯一ポップス・セールス・ランキング上位にチャートインした曲なんだ、と昔、誰かがいってた気がする。このファーストアルバム以降、マンドゥ・ディアオから完全に失われてしまう最大例がこの「パラライズド」だね。全部いい曲じゃなくたっていいんだ! 僕たちはただパーティー気分になりたいだけなんだからさ! いえーい! ロッケンロール!って感じ。

この曲にはラッパが入ってるよね。誰が吹いてるのか知らないけど。このアルバムのほとんどはベースのCJ(カール・ヨハン・フォーゲルクロウ)の実家の地下スタジオみたいなところで録られた、半分自主制作アルバムみたいなもんらしいけど、この曲は多分違うんだろうな、それとは。ラッパを入れんのなんて、お金かかるじゃん。このご時世、金かかんねえラッパ吹ける友達なんて、相当稀だぜ? 僕らの昔のアルバムでラッパを入れた時は、当時のマネージャーの所有してたトランペットで元吹奏楽部部長のドラムの千葉オライリーくんが10年ぶりに吹いて入れたみたいな感じだったかな。ラッパを吹けるようになりてー。でもその前にギターが弾けるようになりたい。欲は深まるばかりだ。

「パラライズド」のラッパはもしかしたらサンプリングなのかもしんまいけど、そんなこと知るか! わかるわけがあるか! 自慢じゃないがこの耳で聴き分けることなんかできるわけがない! この耳で聴き分けられるのは、この身の好みの音だけだ! なんつってー。

Mando Diao - Paralyzed (Official Video)

8曲目!「p.u.s.a」!

グスタフ作のどっかで聴いたことあるような感じの縦ノリメロディロール楽曲。ロックンロールにひねりなんかいらないと思ってる僕みたいな人間には、ほんとドンピシャでなじむ。好き。やっぱ僕はグスタフ派だ。音楽じゃなくロックンロールという側面に絞った場合においてのみね。基本的にはビヨルン派だけど、心の根本ではやっぱグスタフ派。先日、実家で読んだ古い雑誌で、ビヨルンが「グスタフは誰かの曲を聴いて、俺ならこれと同じようなもっといい曲が作れる!って作るタイプのソングライターだ」といっていたが、まあつまりそういうことなんだろう。ロックンロールに最も似合わない言葉は「小難しい」だからだ。だから、僕は今からおちょめちょめと書く。おちょめちょめ。

9曲目!「チガ」か「リトル・ボーイ・ジュニア」!

どっちにするか迷う。いや、なんでかってモノによって違うから収録順が。「チガ」はCDだと9曲目だけど、アナログだと10曲目。もっというと、本来は入ってない曲だ。CDだとボーナストラックで入ってる。アナログだと他の日本版CDのボーナストラックは入ってないけど「チガ」だけ10曲目に収録されてる。ちなみB面集みたいなやつだと1曲目に収録されてる。あのB面集を最近Apple Musicで初めて聴いたけど、最高だったわ。昔のマンドゥ・ディアオはやっぱ最高だわ。でも制作者の意図的にというか、本来の形はここに「リトル・ボーイ・ジュニア」が来るんだよな。じゃあ9曲目は「リトル・ボーイ・ジュニア」で決まりだ!

これもまたグスタフのシンプルロックンロール・シリーズの1曲だからパラライズドから3曲も続くと流石に飽きてくるから「チガ」を挟んだ方が絶対にいいってか、もうそっちのバージョンで耳が慣らされているから「もういいわ」って感じになるんだけど、それでもこの曲こそが一番グスタフが全開になってる感じがして、むしろ一番好きくらいの力学が働く場合も、しばしば。このファーストアルバムのガレージテイストに濁らせまくったエフェクトサウンドは完全に僕好みだし、グスタフの声と楽曲にベリーマッチングしてるって思ってるからね。

マンドゥのファーストは低予算だかなんだか知らないけど、とにかくいい意味で雑なフィーリングサウンドの傑作だからね。もう一回やれっていわれても無理なんだろうね、多分。セカンドアルバムがイギリスあたりでの正式なデビュー盤だったみたいだけど、その当時の流行りの中音域まとまりサウンドにはガッカリしたもんなあ。荒々しくない!って。このファーストアルバムがたまたまなんだよな。もちろん、楽曲の良さは変わらないし、プレイも若く滾ってて、ナイスなんだけど、それだけじゃないよね、絶対。狙ってできない感がある。これだから、ファーストアルバムは最高なんだ。ファーストアルバムだけでバンドを語るのは乱暴にもほどがあるが、ファーストアルバム特有のマジカルを否定できる者はこの世にはいないだろう。マンドゥ・ディアオのファーストアルバムは世界一だ。歴史的意義や評論家の評価なんざ、この僕の世界には届かない! マンドゥ・ディアオのファーストアルバムが世界で一番最高のファーストアルバムだ! 少なくともこの僕の世界では! ちげえねえ。

10曲目!「レディ」!

これっしょ。もうこれっしょ。求めてたものっしょ。これぞブラックっしょ! ソウルフルっしょ! セブンスをギンギン鳴らしてシャウト! いやあ、はっきりいってビヨルン、お前、最高だな! 上手い下手なんざ、もう関係ねえ。ギタギタに汚したこのサウンドの中で、ブラックに騒ぐマンドゥ・ディアオの音楽の濃い彩の豊かさは脳内で完結できず、耳からちょろちょろこぼれ出して、汚いから舐めて綺麗にしてみたら、なんともいえない癖になる味わいで、「もっとその耳汁出してくんない?」って二度三度、お願いしてしまうほどの跳ね具合だ。

マンドゥ・ディアオは最大の影響元がビートルズだと何度もいってる。ビッグマウスでナイスポップメロディでビートルズの影響を高らかに公言って意味ではオアシスと同じなんだけど、ビートの受け継ぎ方が全然違う。オアシスはメロディはいいけど、腰には一切こないからな。上手い下手はともかくとしてマンドゥ・ディアオがビートをびたクソ意識してる奴らってことは絶対的に信用できる傾向だ。ロックンロールは踊ってなんぼだからだ。跳ねて跳ねて跳ねて腰は常に横に揺れて! みたいなのが一番偉いに決まってるわ。そこに抜群のメロディが加わったら、あとはわかってるな?

11曲目! ここの選択は正直迷う。だって僕が長年、慣れ親しんだ音源はボーナストラックが中間にバカバカついた日本盤のCDなんだからね! オアシスのファーストの話の時に、「中間にボーナストラックなんか入れるのはクソだ」ってここで書いてごめん! 好きだ、ボーナストラック! ないと成り立たねえってくらいに超ラブ! このマンドゥ・ディアオのファーストアルバムに限っては完全にそう! 青春なんだ! 青春そのものだこのファーストアルバムは! だから11曲目は「ア・ピクチャー・オブ・エム・オール」一択。もうこれが世界共通であれ! だってだってだってね、僕が生まれて初めて生マンドゥ・ディアオの演奏に全身で触れた記念すべき楽曲なんだもんよ、これが。日本盤のボーナストラックにしか入ってねえとか知らねえ。だってそんなん意識しないで聴いてたし、何度も何度も何度も大好きなまま聴いてたし。

その頃は田舎の大学生で、実家のカーを姉と分け合って乗る日々みたいな感じだった。もっぱらカーステレオが「ロックの爆音世界」って感じだったね。ロックンロールを爆音で鳴らして、あくまでも安全運転で、人間には絶対に出せない速度で走ると、「ロールの風」を感じた。バイクじゃないから実際の風は感じてないんだけど、ロックンロールが速度の超過とシンクロするっていう説は、その時に感じた普通の価値観。「男鬼運転」なんか皆無で、むしろ周りから見たら遅いくらいの、下手したら煽られる側くらいのミュージック・エンジョイっぷりの速度で、実家のカーを走らせてた。爆音のマンドゥ・ディアオと共に。ガソリン代は許容範囲をちょい超えるくらいにかかってたけど、いいんだ、いいんだ、なんせ幸せだったんだから。

そーいや、僕がロックンロールの世界にどっぷりになったロール理由って、実家カーライフがけっこうな理由ロールを占めるな、考えてみれば。そういう意味では東京なんか行かなくてよかったじゃんって感じ。僕、地元の大学に通ってる時、ずーっと東京に行きたかった。東京に行きさえすれば! みたいなのが、ずーっとあった。でもよかったじゃんね。東京では貧乏人が爆音でロックンロールを好きに流せる環境なんかはっきりいってないからね。あくまでも安全運転の範疇でカーステレオからの爆音を浴びれたあの4年未満,、考えてみりゃ相当幸せだった。その時には気づけないのが常だけどさ。楽しかったなー、マンドゥ・ディアオを爆音で聴くの。何度も何度も何度も幸せが僕のところにきた。もう完全にマンドゥ・ディアオのファーストアルバムに準じたおらいの思い出話一色みたいになってきたから、開き直って遠慮なく語るけどさ。マンドゥ・ディアオのファーストアルバムなんだよ、言ってしまえば。マンドゥ・ディアオのファーストアルバムなんだよ、俺にとっちゃ全てが。

まず史実を話そうか。マンドゥ・ディアオのおかげで「出かけた」。まずこれ。だから?って? でかいぜ、これは。だって僕は半端ない出不精だったんだからね。でもマンドゥ・ディアオのことが大好きになって、毎日毎日マンドゥ・ディアオのことを考えてたら会いたくなってしまったんだ。相手はスウェーデン人。どんな国の人かもよくわかんない。スカンジナビア半島? みたいな名前でガッコーで習ったあたりに住んでいる人々。知らないにも程がある。マンドゥの奴らも「日本人がこんなロックンロール大好き民族なんて、マジ知らなかった。まさかこんなにこの国で俺たちが受け入れられるとは」って事あるごとにいってたから、まあお互い様っしょ。知らね、スウェーデン。カーディガンズとかのスウェデッシュポップみたいなのは一応知ってたけどね。

だから同じくガレージ・ロックンロール・リバイ・バルムーブメントでワールドワイドな成功を果たしたスウェーデンのガレージパンクバンドTHE HIVESとかも、マンドゥ曰く、スウェーデンじゃ相当異色な存在だったらしいよ。スウェーデンのマンドゥ・ディアオの地元にはとにかくロックンロール好きがひとりもいなかったっていってた。グスタフとビヨルンが出会って、最初に感動したことは、相手からの「この町でビートルズが大好きなのはこの俺だけだと思ってた」って発言らしいからね。「俺も思ってたわー!」ってなったっていってた。いや、わかる。すげえわかるわ。同じレベルでビートルズを好きな人と出会うって貴重にもほどがあるよな。知識の量じゃなくて、単純に「こいつ、マジでビートルズが好きなんだな」って思う瞬間。あれは代え難い瞬間だ。混ざり合い得る者との邂逅だ。真のビートルズ好きに悪い奴はいない、わけがない。真にビートルズ好きな奴は絶対に全員クソだ。真面目くんや嘘つきくんには無理無理無理無理無理、ビートルズを心底愛すことなんか。僕はビートルズを心の底から好きな人が好きだ。マンドゥ・ディアオは多分全員アホだけどビートルズが大好きだと思う。ビートルズは最高すぎて本当にわかってる奴に出会うのは逆に稀だ。だって誰だってあんなもん好きっていうに決まっているんだからさ。理屈を並べてビートルズを語る奴は絶対に信用するな。それがマンドゥ・ディアオのファーストアルバムにある力強さの源だ。これはただただ魂の話なのさ。

よーし、思い出話に花が咲いてきた。このまま思い出話を加速させて僕の当時のマンドゥ愛を語り散らすしかない気がしてきた。「ア・ピクチャー・オブ・エム・オール」から始まったあの「サマーソニック03」の話をさせてくれよ。サマーソニック03が、初めて自分で決めて自分で稼いで行ったロックの現場なんだ。それまでの現場は全て人に誘われて行ったものだ。なんでそんな行動的になれたのかといったたら、ただただマンドゥ・ディアオが出るからってだけだ。他にもハイロウズやブラーやレディオヘッドやストロークスなどなど、ロックンロール黄金時代を象徴する面子が、現代っ子からしてみたら驚き桃の木レベルでズラズラとこれでもかってくらいにラインナップされていたが、あくまでも僕の目標はマンドゥ・ディアオだった。初めて誰かに誘われるわけでもなく行ったロックの現場。その理由がマンドゥ・ディアオだったんだ。僕はマンドゥ・ディアオに会いたいがために、しなくてもいい労働をして、20万円貯めてそのままついでで2週間、東京に滞在した。20万円全部を使い切ったのは自分でもビックリした。東京の友達の家を転々としたから、宿泊費はかかってないはずなのに。まあチケ代が高かったとかはあったはあったが、一体何に使ったんだろうか? 不思議だ。金がなくなるメカニズムだけはマジで謎。

でもあのサマーソニック03がその後の全てを決めたな。あの夜の最後にみたレディオヘッドでマジで「音楽で世界は変えれるのかもしれない」って思ったもん。ひとつの場所に居合わせた何万人が同時に感動すると、こんなにすごいんだ!ってなった。あの伝説の体感は忘れられない。あれはマジでラッキーだった。全てはマンドゥ・ディアオのおかげだ。マンドゥ・ディアオが全てのきっかけだ。出かける理由をくれた。マンドゥ・ディアオがいなかったら、僕はクソ守銭奴で家に閉じこもって、なんか色々体から生やして朽ち果てていたに違いない。マンドゥ・ディアオに会いたい、という気持ちにさせてくれてありがとう。忘れないよ、あの頃のことは。

12曲目? ボーナストラックのせいでどんどん曲順がずれてるからもうわかんねえ。もう僕の青春そのものの日本盤CDの曲順に合わせるか。じゃここは13曲目で「シーズ・ソー」だね。日本のみのボーナストラックだけど、この時期に発表されてるグスタフの曲で最もいい曲。滅茶苦茶好き、これ。一番好きといっても過言じゃない。これが、たかがボーナストラック扱いだなんて恐ろしい話もあったもんだ。はっきり言ってグスタフはメロデイメイカーとしても充分に最高だ。僕らはギンギンのパンクめいた前のめりな楽曲の制作を忘れないで欲しかっただけで、グスタフにナイスメロデイの楽曲を作らないで欲しかったわけでは決してないのだから。うまくはいかないものだ、それぞれの思惑ってやつは。

つーことでここが14曲目になるわけか? ここからは普通に従来のアルバムの曲順でアルバムタイトル曲でもある「ブリング・エム・イン」! アルバムタイトルナンバーのわりになんてことないナンバーだけど、ガッビガビに汚し切った、汚らしいサウンドの一直線パンクロックンロールナンバーだから、相当ありだ。ある意味、このアルバムを象徴しているサウンドだ。

で、最後が本来だと12曲目で、僕の青春CDだと16曲目の「ローレンズ・カシードラル」か。終わりにふさわしいナンバーだ。やったね!

終わった。まず一回終えることを目標として書いた。何しろマンドゥ・ディアオには思い出がありすぎる。自分自身とのシンクロの量が他のバンドを圧倒する。マンドゥ・ディアオのことを書くということは、僕の青春の理由を書き残すに近いフィーリングの力学の科学なのだ。おぞましいくらいに目まぐるしく渦巻きしているのだ、絶えず絶えず。「これ、最低5万字書けるな」って思ったことだけは確か。15万字とは言っちゃいない。かなり謙虚に言ってそんくらい。誰が読む? そんなもん。どうせ僕の青春の千ページのトークに終始することになるんだろうしね。なんぼ書いても同じさ、どうせ。マンドゥ・ディアオのファーストアルバムは僕にとって最大の青春だ。これより好きなロックンロール・ファーストアルバムは現在過去、どこにも存在しない。歴史的意義とか評論云々なんかとはまるで関係がない。この僕とのシンクロという意味で地球史上最大のロックンロールファーストアルバム。あくまでもファーストアルバム括りでの話だがね。よし寝よう。山は越えた。最大の青春であるマンドゥ・ディアオのファーストアルバムのことをどうここで語ろうかってことが難関中の難関だったんだ。僕がどれくらい、当時このファーストアルバムに夢中になったかってことはどうせ完璧には伝わっちゃいない。だってさ、わかってたまるか!って話なんだからね、結局。つーか眠い。マンドゥ・ディアオのことをもっと書きたかった気もするが、眠気に勝るものはなし。さああきらめてグッスリしようぜ! そして起きたら騒ごう。時間をかけて、なんとかして。

つーことで、じゃあな。今年いっぱいでロックンロール・ファーストアルバムの話は終えるって、昔、話した。今回が9月だから、10月があれで、11月があれで、12月があれか。残り3回じゃん。あくまでもファーストアルバム時系列縛りに限った話だがね。ここでの月一での書き物はRock is側から「やめてください」って言われるまで、続ける所存です。ういーす! からの炉、露、路、魯、盧、絽、ロッケンロール!!!ってだけ書いて、さよなら、グッナイ、バイ! じゃ!

平田ぱんだの「ロックンロールの話」マンドゥ・ディアオ『ブリング・エム・イン』

Mando Diao - The Band (Official Video)

THE BOHEMIANS 平田ぱんだによる『ロックンロールの話』単行本化決定!
リリース記念ライブ THE BOHEMIANS “ロックンロールのライブ”SPECIAL開催

公演日:2019年9月25日(水)
会場:高円寺 HIGH
時間:OPEN 19:00/START 19:30
チケット:前売り 2,500円/当日 3,000円(税込・ドリンク代別途600円)
※オールスタンディング/整理番号付き

チケット発売中
e+(イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/3023260001-P0030001