但野正和の「闘いはワンルームで」
第13回:「明るいバンド計画」
Rock isで、随分と新連載が増え。そろそろこのコラムも用無しになるのではと危機感を覚える。
そらそうだ。やはり音楽に関係する連載内容が多い。
当コラムの題材を振り返ってみると。
漫才師、レスラー、アニメ、アニメ。と、音楽に関する記述は半分も無し。
当初依頼されていた内容はもう少し音楽に寄っていた依頼内容だったような気がする。
よし、我が道を行こう。
と、ここで探偵オペラミルキィホームズの話でも始めれば私の格好よさに拍車がかかるのだが。
いかんせん今の私には目の前に控えている当バンドのワンマンライブのことに夢中だ。
一人称を、俺に変えよう。
リアルに綴っていきたい気分だ。
誰よりも過去に拘り。そしてそれに囚われていたのは俺だった様に思う。
本気っぽい表現は、結果が伴わなければ惨めだ。
そんな風に最初から保険かけて。薄ら笑い浮かべながら勝負しないで、舐めた態度で濁していた。
自分の歌が泣いている。そんな風に思う夜は多々ある。いまだに。
不甲斐なさは、自分の中だけで消化させ。またヘラヘラと笑った。
過去とは比べたくない。という発言が、過去に拘っている何よりの証拠か。
俺は、闘うことが怖くなっていたのかもしれんな。
腐りたくない。捻くれたくない。
と思っている。
真っ向から挑むことは、険しいが。逃げたら悔いと言い訳が残りそうだ。
自分の発言にも、他人の発言にも。必ず存在する隙を見つけては。その揚げ足の取り方を読んだ。先を読んだ。
そればっか繰り返してたら、何も言えんくなった。
毎日自分を見つめては、そんな自分は好きになれんなと落ち込む。
俺たちはコンプレックスだらけだ。
無い人なんていないだろ。
苦手なとこを克服するのも良いが、いいとこを潰しちゃ台無しだ。
長所と短所は語りにくいが。必ず存在している。
いいとこだけは潰すな。
綺麗な歌を聴きたい奴は、最初から俺なんか選んでない。俺を求めちゃいない。
俺はもう一回、いや何回でも自分の殻をぶっ壊す。
自分を取り戻したり、新しい自分になったり。繰り返しながら。
闘う男でありたい。今回の闘う男は俺だ。
覚えとけ。俺は、世界で唯一の但野正和のプロフェッショナルだ。
どんなみっともなくボロクソになっても。野垂れ死ぬ寸前でも、みっともなく足掻くぞ俺は。
ハイエースの車窓から
DOUBLE SIZE BEDROOM
「アカルイミライ」MV
ワンマンライブ「明るいバンド計画」
8月27日(月)下北沢ERA
前売り:2,500円(+1ドリンク別)
open 19:00/start 19:30
e+(チケット販売ページ)
ファミリーマートチケット(チケット販売ページ)
※入場順は、オリジナルチケット、e+、ファミリーマートチケット
OTHER LIVE
8月24日(金)札幌コロニー
8月28日(火)高円寺Andiamo all’ Uscita ※但野正和弾き語りワンマン
8月31日(金)神戸太陽と虎
9月2日(日)名古屋ロックンロール
9月11日(火)苫小牧エルキューブ
9月17日(月)渋谷Milkyway「TOKYO CALLING 2018」
9月21日(金)札幌sound lab mole
10月13日(土)札幌ニュートラル
10月21日(日)札幌spiritual rounge
10月27日(土)名寄BLUE BEAT SOUND
11月4日(日)札幌DUCE
12月1日(土)下北沢のライブハウス「下北沢にて’18」
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