MASH

6月16日(日)名古屋にあるライブハウス今池TOKUZOにてMASH(マッシュ)のワンマンライブが行われた。TOKUZOは名古屋の音楽好きなら知らない人がいないライブハウスで竹原ピストルから故.遠藤ミチロウ、そして木村充揮など数々の”本物”たちがステージに立ってきた。

この日は開場1時間前から、オープンを待つ人たちで会場の外まで人で溢れ、この日のライブへの期待が感じられた。17時の開場と同時にMASHが自ら選曲したフォークからヒップホップと彼の音楽性を感じられる曲が店内に響き渡り来場者は心地よく体を揺らした。そして開演から20分前になると突如照明が暗転。ステージのスピーカーからラジオ番組が流れ出した。日曜日でライブ開始と同時刻にMASHの地元愛知の@FMで毎週日曜日オンエア中のレギュラーラジオ番組『MASHの「あの日もラジオからこんな歌が流れてた」』が始まるのだ。それを見込んで、この会場だけで流れるラジオ特番を急遽オンエア。このサプライズな演出に満員のお客さんの気持ちはゆっくりと一つになっていくようにも感じた。

18時過ぎ、MASHが登場して一曲目は先日配信されたばかりの新曲「たった16小節の夢」を弾き語りで歌唱。観客席からは早くも涙をすする声が聞こえた。そして、ライブは弾き語りによる完全即興の曲や名曲「稲穂」そして観客席の真ん中で「僕がいた」などを熱唱。客席を巻き込んでのパフォーマンスに会場も熱狂していくのが感じられた。改めて実感したのは、歌手としての圧倒的なたたずまいだ。ラッパーとしてデビューした男がいま40歳を前にして表現者として新たなステージへ到達しているのが分かった。

そしてライブの本編が終わりアンコールで7月10日(水)に発売されるシングルに収録の「星が綺麗な夜に」を歌い終わると、突然ステージ上に白のスクリーンが現れた。
そして、会場が再び暗転すると、スクリーンにはMASHの新曲の「たった16小節の夢」MVが映し出された。この映像はこの日が初出し。この第二の突然のサプライズに会場にいた全員は言葉を失いそして映像に見入っていた。今回のMVは、MASHの地元名古屋の弾き語りの聖地”ななちゃん人形前”での路上ライブの様子を一発撮りしたドキュメンタリービデオだ。
そこには40歳を目前にした一人の男のありのままの姿を映し出されていた。(演出は数々のエモーショナルな映像作品で知られる名取哲)そしてMV上映が終わると一瞬の静寂のあと割れんばかりの拍手に会場は深い感動に包まれた。

この日のライブのMCでMASHが話した「本当に愛する人をなくした時、悲しいという感情すら愛おしく感じた」という言葉が印象的だった。そしてそんなやさしさをギュッと2時間で表現したようなあたたかい夜だった。
そして、ツアーはこの後、京都、アメリカポートランド、そして東京と続く。
ぜひ現代をもがきながらもがむしゃらに生きるあなたに、今のMASHのライブを観て何かを感じて欲しい。

「人生は愛する人たちとの物語」きっと今を生きるヒントが見つかるはずだ。

MASH / たった16小節の夢

single「たった16小節の夢」

  • 2019年7月10日(水)リリース
  • AVCD-94514/1,080円(税込)

MASH single「たった16小節の夢」

  • 収録曲
    1.星が綺麗な夜に
    2.たった16小節の夢
    3.マイホームタウン

LIVE INFO

  • 6月29日(土)京都・紫明会館
    7月15日(月)Portland Roasting Coffee
    8月3日(土)東京・三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON
  • MASH(マッシュ)オフィシャルサイト:http://mashhour.jp/