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Rock is(ロックイズ)

クレナズム

福岡から登場したバンド・クレナズムが、サマー・アンセム2曲を収録した初シングル「花弁/いつかの今頃」を本日7月10日(水)にリリースした。あわせて表題曲「花弁」のMVも公開された。

昨年12月リリースのミニアルバムより先行配信された「ウェインは言った」、「白い記憶」の2曲は、SpotifyではEarly Noiseに入るなど各サブスクリプションで話題となり、クレナズムというバンドを全国に知らしめた。

そんなクレナズムがバンド初のシングルとして、浮遊する美しいコーラスと轟音のノイズギターに誘なわれ、女性ボーカル・萌映(もえ)のエモーショナルな歌声が描き出す物語、泡沫の夢、散りゆく花に切ない恋を重ねる抒情派シューゲイズとでもいうべき表題曲「花弁(はなびら)」。

夏の季語を散りばめて紡がれた心象風景、暗闇の中で青色のものが鮮明に浮かび上がる“プルキニエ現象”に着想を得たという歌詞の世界観が、心の奥底の夏の扉をそっと開いてくれる「いつかの今頃」。夕暮れと共に視感覚がずれて鮮明に浮かび上がるブルーが、いつかの夏の記憶をカラフルに染め上げていく。サビの胸に迫る萌映のファルセットの響きとともに、最後には聴くものをまるで空に突き抜けるような爽快な気分にさせてくれるポップ・チューン。

表題曲「花弁」のMVは、メンバーの出身校近くである志賀島で全編撮影されたこととエモーショナルな楽曲とが相まって、視覚的にもノスタルジーを感じられる作品となっている。ジャケットのアートワークは台湾生まれのイラストレーター・Miyabi Shuuによるもので、彼らの楽曲の持つメランコリアとポップネスが見事に融合したイラストジャケットとなっている。MVやアートワークにも一貫して流れる彼らの世界観を楽曲と共に楽しんでほしい。

また、リリースを記念した東阪福のレコ発ツアーも発表となっている。新作をリリースしたばかりの彼らのパワフルなパフォーマンスと楽曲の世界観をいち早く体感出来るチャンスとなっているので、見逃さないでほしい。

クレナズム「花弁」Music Video

クレナズム 1st single「花弁/いつかの今頃」

2019年7月10日(水)リリース

収録曲
1. 花弁
2. いつかの今頃

※全国の主要タワーレコード、タワーレコードオンライン、ヴィレッジヴァンガード(一部店舗)、六本松蔦屋書店にて発売中
※「花弁」は各配信サイト・サブスクリプションサービスでも配信中

「花弁」配信ULR:https://linkco.re/UZ0vQ8f0

「花弁/いつかの今頃」レコ発ツアー“our delwsion”

7月13日(土) 大阪・南堀江SCORE FACTORY
OPEN 17:30/START 18:00
前売り 2,000円(ドリンク代別)/当日 2,500円(ドリンク代別)
クレナズム/Shiki/QB and Planets/霜降り猫/colormal

7月27日(土) 東京・下北沢SHELTER
OPEN 18:30/START 19:00
前売り 2,000円(ドリンク代別)/当日 2,500円(ドリンク代別)
クレナズム/the satellites/くだらない1日/Sijima

8月10日(土) 福岡・天神EarlyBelivers
OPEN 18:30/START 19:00
前売り 2,000円(ドリンク代別)/当日 2,500円(ドリンク代別)
クレナズム/Art Building/Blume popo/sea’s line

各公演チケットプレイガイド:https://eplus.jp/sf/word/0000121999

クレナズム プロフィール

2018年5月より活動を開始した4人組ロックバンド・クレナズム。大学の同級生で結成。シューゲイザーやドリームポップに影響を受けたサウンドで福岡市を拠点に活動中。一度聴いたら脳裏に焼きつき、さまざまな情景を浮かばせる楽曲と言葉の強さがある。甘くさわやかな歌声とギターノイズがそれらを一層鮮やかに彩り、淡い世界へと誘う。
ライブを重ねる度に急速に進化を遂げ、活動開始1ヶ月でりんご音楽祭2018に出演。2018年8月には長崎Sky Jamboree前夜祭にも出演。
昨年12月、1stにしてマスターピースな初の傑作ミニアルバム『rest of the dusk』をリリース。同アルバムより12月12日に「ウエインは言った」を先行配信&MV解禁。12月20日には福岡の盟友バンドを集めた初の主催ライブ「stew」を開催し好評を得る。そして2019年初頭、新作MV『白い記憶』を公開。
メンバーが影響を受けたアーティストはthe jesus and mary chainから宇多田ヒカル、BUMP OF CHICKEN etc.と多岐に渡り、まさにシューゲイザーとJ-POPの邂逅とでも言うべき新しいサウンドを紡ぎだしている次世代型ロックバンドの最注目株といえよう。