但野正和(最終少女ひかさ)インタビュー@豊平川
何週間かにわたりお届けしてきた最終少女ひかさの初ワンマン(札幌・東京)、ボーカル・但野正和ソロ初ワンマン(札幌・東京)の密着取材の最後にご紹介するのは但野正和インタビュー@豊平川。豊平川とは北海道札幌市を流れる河川で、札幌ではおなじみの川。要所要所に橋がかけられており、“豊平川”と聞いて思い浮かべる景色は、札幌に住む方それぞれで違うそう。
最終少女ひかさには「豊平川」という曲がある。いまいちなライブをしてしまった後、やるせない思いで向かった豊平川をタイトルにした歌だ。バンドマンである自分に向けて、自分たちに向けて紡がれたこの曲は、ライブで毎回披露されるわけではない。しかし、2年前はじめてこの曲を聴いたとき、5人が奏でるメロディと一緒に川が流れているのが見えた。行ったこともない河原の景色が浮かんできた。そして、“バンドマン”という呼びかけのようなフレーズは、バンドマンではない私にも驚くほど響いた。バンドマンとか何だとか職業は何でもよくて、人の心を直接つかむ強さと優しさにあふれた歌なのだ。今回の密着取材では、「豊平川」の景色のなかでどうしても但野に話を聞きたくて、ソロワンマンの翌日、時間をつくってもらった。そのインタビューがこちら。当日は台風のような強風と、時折ポツポツと雨粒を感じるあいにくの天候で、ビデオにも風の音がそのまま入っている。ノーカットで掲載したいくらいだったが、より多くの人に観て欲しくて約9分にまとめさせてもらった。密着編のラストを飾るスペシャルインタビュー、どうぞ最後までご覧ください。そして、この「豊平川」はまだ正式には音源にはなっていないので(以前に収録されたインディーズ盤は完売)、ぜひライブで体感してください。(秋元美乃/DONUT)