なぜGOING UNDER GROUNDの新作『真夏の目撃者』は絶賛されるのか? メンバー全員にインタビュー
やたらと評判がいいGOING UNDER GROUNDの新作『真夏の目撃者』。賛否両論覚悟で放った「新境地」をメンバー全員で語る
GOING UNDER GROUNDのニューアルバム『真夏の目撃者』はリリースに先駆け、全曲が8月の渋谷クアトロ公演で披露された。本人たちは賛否両論を期待したらしいけれど、見に行った人からは絶賛の声しか聞こえてこなかった。「一体どんな作品をつくったのだろう?」と謎だったが、たしかにこのアルバムは一聴して今までのGOING UNDER GROUNDの楽曲とは違う。楽曲をそのままストレートに表現したというよりも、まずサウンドや歌の着地点を決めて、そこに向かって試行錯誤しながらレコーディングを行い、到達したような手応えがある。歌詞もラブソングが多く、泥臭さよりも普遍的なロック・ソングが満載だ。今回も、松本素生、あるいは松本素生と中澤寛規の共作による作品。ベーシックな部分は何ひとつ変わっていない。だけど楽曲に向かうバンドの姿勢や考え方が明らかに違うのだ。それがこのアルバムをより高いところへと連れてってる。中澤寛規によるインスト曲「時計機械」から先行シングル「超新星」まで、アルバム1枚を通して聴いてほしい作品だ。10月25日に全国でリリースされるニューアルバム『真夏の目撃者』についてメンバー全員に訊いた。(森内淳/DONUT)