「Rock is LIVE」the twentiesの心揺さぶるロックンロール
「keiki hAppy」「Come!!」「fire」の3曲を収録
2016年5月26日(木)、ウェブサイト「Rock is」とライブハウス「渋谷Milkyway」、紙メディア「DONUT」がタッグを組んで開催した「Rock is LIVE」。このイベントは、音楽と出会う機会が世にあふれるいま、きっかけから体験が生まれる場をつくりたいと立ち上がった企画。キーワードはひとつ。ロックンロールということだけ。第1回目は山﨑彩音、the twenties、THE BOHEMIANSというこれからのシーンを引っ張っていく3組が、本イベントをロックンロールの熱で繋いでくれた。
オープニングアクトという形でトップバッターを飾った山﨑彩音に続き、the twentiesが登場。彼らは大分出身のタカイリョウ(vo>)、ウルマヒロユキ(gt)、アンソニーダイナソー(dr)と、新メンバーとしての正式加入が発表された野菜くん(ba)の4人からなるエレクトロロックバンドだ。強烈な照明とサイレンのような轟音が鳴り響くと、フロアから多くの歓声が沸き起こった。お客さんとの距離を一気に縮めた1曲目「アイノウタ」から、矢継ぎ早に人気曲が続々とプレイされる。サウンドの屋台骨を支えるダイナソーのワイルドなドラミングと野菜くんのグルーヴィンなベースが弾む新曲「LET IT DIE」では、タカイがフロアに下りて「俺らがthe twentiesじゃあ!」と咆哮。アゲて攻めてのステージに会場は早くもダンスフロアに。続く「keiki hAppy」「Come!!」「fire」の爆裂ナンバー3連打は、ライブの度にバンドのポテンシャルをゆうに超えてくる。とても一人で弾いている音色とは思えないウルマの超絶ギターも炸裂だ。「イェーイ! この言葉に尽きる! 心の栄養剤、イェーイ!」とダイナソーが煽る。
「東京ではじめてやる曲です」とのMCのあと披露されたのは「x.x.x」。ライブ後にタカイに尋ねると、この曲は大分時代のナンバーで、大分に帰ったときに演る特別な曲として存在していたとのこと。しかし、楽曲も増えたいま、東京でつくる作品も同じように大切な曲になっているという思いから、大分以外での披露を決意したそう。自分の居場所を問うような歌詞がノスタルジーを孕みながら、バンドの情感を映し出しているのがわかる。この“情感”というのはthe twentiesサウンドの核とも感じる部分だ。エレクトロといっても鳴らされるサウンドのすべては生音によるもので、だからこそ彼らのサウンドには感情がのり、その機微はダンスミュージックがもつ刹那と多幸感の境界線をぶち壊して“歌”を生きさせる。どんなことがあっても音楽を信じる人間が鳴らす音、紡ぐ言葉が届かないわけがない。その歌を紡ぐのはタカイリョウ。ステージで長い髪を振り乱してうたい、ギターをかき鳴らす彼を見ながら、爆音の中でうたうことはタカイにとって生きることなのかもしれないと、ふと思う。彼は、自分の人生を歌にしてのみこみ、音に昇華し、曲として解放する。それがひときわ赤裸々になったのが「園の子」という楽曲だ。以前このサイトにて弾き語りで披露してくれたナンバーだが、この日は、彼のパーソナルに迫るリリックにメンバーが音で寄り添った、バンドでの演奏。ラブソングのように聴こえてきた。ラストは「R.E.D」。<終わらせないでよロックスター!>という叫びは、フロアにいる私たちの心だけでなく、おそらくステージにいるバンド自身をも突き動かしていたのではないだろうか。今回は、50分全11曲のなかから「keiki hAppy」「Come!!」「fire」のキラーチューン3曲をアップ。映像はイベントの趣旨に基づき、将来その道を目指す学生さんチームが手がけてくれた。踊れて泣ける、心揺さぶるロックンロールをぜひ堪能してください。(秋元美乃/DONUT)
セットリスト
- 1.アイノウタ
- 2.ロックやらなきゃ
- 3.Boom
- 4.LET IT DIE
- 5.keiki hAppy ※収録曲
- 6.Come!! ※収録曲
- 7.fire ※収録曲
- 8.x.x.x
- 9.さらば青春の光よ
- 10.園の子
- 11.R.E.D
映像:三橋晃太
the twenties関連ページ
the twenties、新ベーシストに野菜くんが正式加入&7月、9月に会場限定シングルをリリース!
the twentiesのドラマー、アンソニーダイナソーが恐竜たちを集結!「大恐竜博覧会2016」を開催
the twenties初のライブ音源をカセットテープで100本限定リリース&新しいMVが公開!
the twentiesのタカイリョウ、「園の子」を弾き語る
Rock is LIVE
「Rock is LIVE」山﨑彩音が歌う17才にしか描けない世界