「Rock is LIVE 5」ライブ映像公開――手持ちのカードにこめたhotspringの真骨頂
2018年10月12日、下北沢ベースメントバーにて開催した「Rock is」と「DONUT」による共同イベント「Rock is LIVE 5」。この日出演してくれたがらくたロボット、錯乱前戦に続き、今回はhotspringのライブ映像をアップ。サブタイトルを見事体現してくれた三者三様の「ロックンロール フロントライン」、改めてぜひお楽しみください。「Rock is LIVE」にご来場いただいた皆さん、出演してくださった3組の皆さん、スタッフの皆さん、ベースメントバーの皆さん、ありがとうございました。
「Rock is LIVE 5」がらくたロボット「Rock is LIVE 5」錯乱前戦この日のトリを飾ったのは大分出身hotspring。2007年結成、地元での活動を経て2010年に上京、シングル「ダニエルとメロディ」でデビュー。以降、ロックンロールのルーツを咀嚼し、血肉とし、自分たちのサウンドとして昇華しながら転がり続けているバンドだ。途中、オリジナルメンバー2名の脱退、負傷による活動休止という非常事態もあったが、それらを乗り越え現在はイノクチタカヒロ(vo)、狩野省吾(gt)、川越俊輔(dr)の3人に、長島アキト(ba)をサポートに迎えて邁進中。活動当初から“この瞬間”をうたってきた彼らだが、いつしかその歌に“明日”を滲ませるようにもなった。それはステージにもよくあらわれていて、何年経とうとどんなに不安定に揺れようとライブをやることが楽しい、という思いが伝わってくる。その思いがメロデイにのる。それがhotspringのロックンロールになる。自分たちのメロディ、自分たちのロックンロール。その強さと儚さにグッとくる。この日の1曲めは「青春の正体」。青春のその先へと進むことを綴ったこのナンバーで幕を開けると、ライブでの人気曲「夜の魚」、“良くなっていく”ことを対照的なサウンドで描いた2曲の新曲「ダンダンダンダンッ」「祈り」、バンドの真骨頂が詰まった「ゴールド」「黒でいろ」などアンコール含む全10曲を披露。ここでは、「青春の正体」「モード」「ダンダンダンダンッ」の3曲のライブ映像を公開します。「よくがむしゃらとか言われるけど…俺たちもスタイリッシュとか言われてえよ。でもまあしょうがない。手持ちのカードで勝負するしかない」と当日のイノクチのMCにもあったとおり、存分に見せつけてくれた手持ちのカード=hotspringのロックンロールをお楽しみください。
「どんでん返し」を合言葉に突き進む彼らは今年1月、自主レーベル「TENGUZARU inc.」を設立。3月18日(月)には地元・別府Copper Ravensにて「hotspring presents 天狗祭-TENGUSAI-」が開催されるのでこちらもぜひ。(秋元美乃/DONUT)
- 2018年10月12日(金)下北沢ベースメントバー
hotspring
<セットリスト>
1.青春の正体
2.夜の魚
3.モード
4.車輪の中
5.祈り
6.ダンダンダンダンッ
7.シュガーK
8.BABY KILL LOVE
9.ゴールド
アンコール
10.黒でいろ